東京都荒川区町屋 土日祝日のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

カテゴリー:美術館ニュース
毎月のエントランス展示のぬりえについての解説などを書かせて頂いています。
2017年03月05日 投稿

3月の美術館ニュース(2)

海外ぬりえ研究室No.65 今月はチリ編です。
今月はチリのぬりえ本をご紹介いたします。

最初の本は、アライグマが表紙のぬりえ本です。「隣の侵略者」というタイトルが付いています。たぶんこれはテレビでやっているアニメのぬりえ本と思われます。
中に描かれているのは動物ばかりで、アライグマのほかに亀、豚のような鼻をした毛がフサフサして尻尾でぶら下がることもできる動物などが描かれています。
この本は、本当に塗ることだけに特化したぬりえ本になっています。紙質もいいので、チリでは高級なぬりえ本に当たると思います。
      


2冊目は、「色のために」と副題がついています。
この本はぬりえですが、色えんぴつを使ってどのように絵を描いていくかを勉強するための本のようです。
本のタイトルにあるRapeluchoがこの主人公の名前なのでしょう。男の子が想像する様々な光景を絵にして、そこに色を塗っていきます。カラフルな色使いですが、陰影があって優しい感じのする絵になっています。

このRapeluchoは、シリーズになって12冊もの本が発売されていますので、人気の本なのでしょう。
こちらも紙質がいいので、高級ぬりえ本になると思います。
      


今月は大変珍しいチリのぬりえ本でした。
来月もどうぞお楽しみに。


今月のエントランス

「バレーのレッスン」
年代:昭和30年代
作者:きいち

最近の日本のバレーの世界は世界的なコンクールで何人もの若いバレーダンサーの方々が優勝するほどレベルが高くなっています。
昭和20~30年代にはバレーへの関心も高くなって、少女雑誌にバレー物語の小説や漫画が掲載され、又バレリーナの方々の写真も取り上げられていました。そのような社会の影響を受けて、ぬりえの世界でもバレーが沢山描かれていました。
バレリーナの姿はとても素敵で、憧れのヒロインでした。


ぬりえ美術館メディア情報
○東京都交通局発行フリーマガジン「とでんで」3月号、”都電沿線散歩MAP”に掲載されます。
○光文社発行Mart別冊「スプラウト」、『寄り道しながら訪ねてみたい。「小さな美術館」に出かけてみませんか?』に掲載されます。


展示室のご案内
★3月~5月まで春の企画展
「きいちの春夏秋冬」~春夏秋冬のきいちの少女の世界展~を開催しています。

★館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 17年03月05日

3月の美術館ニュース(1)

3月になり、各地から春の便りが届いています。皆様のお家の付近でも春を見つけることができることでしょう。皆様は春をどんな時、どんな所で感じますか? 私は木々の芽吹きから感じています。暖かい、明るい春になるといいですね。
 

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

   
タイトル:かわいいおひめさま しんでれら
作  者:きいち
年  代:昭和30年代

3月のエントランスは、「女の子の夢はバレリーナやお姫さま」をテーマにしたぬりえを展示しています。
お姫さまの代表は、シンデレラ、白雪姫、オーロラ姫。 日本のお話では、かぐや姫、乙姫さま、織姫さま。最近であれば、アナ雪のお姫さまたちでしょうか。
女の子、いえ女性にとってはいくつになってもお姫さまやバレリーナは憧れの的ではないでしょうか。そのためにいつの時でも、どんな時代でもお姫さまの物語りが作られ、語り継がれていくのではないでしょう。

昨年の春の企画展「童話・絵本のきいち」の際にきいちが描いた童話や絵本の主人公を展示いたしましたように、きいちも沢山のお姫様を描いていたのです。今月のシンデレラの絵もその中の一つです。
ちょっと日本的なふっくらしたシンデレラ姫ですが、何故か親しみがわくお姫様ではないでしょうか。日本人好みに描かれているといいますか、きいちのぬりえらしいお姫様になっていると思います。


お姫様というとどうしてもディズニー映画、アニメの絵のほうが今では一般的、ポピュラーになっていますので、その絵を思い浮かべてしまいがちですが、それぞれの作家が描いた個性あふれるシンデレラ姫がいたことを覚えていてくださると嬉しいです。(館)

Posted: Nurie : 17年03月05日

2017年02月11日 投稿

2月の美術館ニュース(2)

「海外ぬりえ」研究室 No.64  今月は、南アフリカ編です。

今月は、南アフリカのぬりえ本をご紹介いたします。過去には2015年3月にご紹介をしています。

今回のぬりえ本は、サッカーのぬりえ本です。
      
このぬりえ本に登場するのは、人間ではなく、動物たちです。チータの子ども、縞馬、象、虎、チンパンジー、コヨーテ、カンガルー、オラウータンなどが、それぞれのポジションでサッカーをしています。
動物のサッカー選手のぬりえをしたり、迷路をたどりながら、誰がゴールに点を入れられるかなどを当てたり、それぞれの動物がどの大陸でプレイしているかと考えさせる等、学びも入っています。
この動物のサッカーのぬりえ本は、シリーズとなって何種類もでているようです。


もう1種類は、レストランで子どもたちに配られるぬりえ用紙です。
   
料理がでてくるまで、子どもたちが飽きないように配布されるものです。用紙には「料理を楽しんで、パズルをして、全部にぬりえをしましょう」と書かれています。
絵はやはりレストランやお料理に関する絵が多く描かれています。この一枚でお料理がでてくるまで充分に楽しめそうです。


どこの国でも、少しの間子どもたちに集中して、静かになってもらうには、ぬりえが一番のようですね。


今月は南アフリカのぬりえ本でした。来月もどうぞお楽しみに。


今月のエントランス

「ひのようじん まっち一ぽん かじのもと」
作者:きいち
年代:昭和20年代
子どもたちが火の用心の掛け声をかけています。手袋をして、スカーフを巻いて、温かくして大きな声をだせば、少しも寒くありません。今日も大きな声で火の用心をしましょう。


ぬりえ美術館展示情報
○第7回ぬりえコンテスト優秀作品展を開催しております。今年は応募作が多く、力作が沢山届きました。是非ご来館ください。


展示室のご案内
★第7回ぬりえコンテスト優秀作品展

★館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 17年02月11日

2月の美術館ニュース(1)

一番寒い時期になりました。温かい柚子と蜂蜜の飲み物など飲んで、体を温かくして、風邪などひかないように気をつけて、この冬を乗り切りましょう。春はもうすぐです。
 

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 

タイトル:きゃらめるたべない
作  者:きいち
年  代:昭和30年代


2月のエントランスは、「仲良しと一緒なら温かい」をテーマにしたぬりえを展示しています。


二人揃って電車にのっているのは、兄弟でしょうか、お友達同士でしょうか。
美味しいキャラメルを一緒に食べましょうと分けてあげています。昭和20~30年代頃でしたら、キャラメルは子どものお菓子の筆頭に上げられるものではなかったでしょうか。
昭和31年(1959年)で、森永のミルクキャラメルが20円と「キャラメルの値段」(河出書房新社)に紹介されています。子どものお小遣いとしてはちょっと高いものですから、大事に兄弟姉妹、お友達と分け合って食べたりしたのでしょう。仲良しになるいいキッカケにもなるお菓子であったと思います。

昭和20~30年代頃は、子どもの数も多かったですから、お友達、それも大勢で仲良く遊んだりしたものです。かくれんぼ、石蹴り、ゴム跳び、おままごと、電車ごっこ、おしくらまんじゅう、馬とび、まりつき等など。どれも一人でするより、仲間たちとするほうがずっと楽しい遊びばかりでした。


あの頃遊んだ友達は、今はどうしているでしょうか。久しぶりにちょっと声でも聞いてみましょうか?(館)

Posted: Nurie : 17年02月11日

2017年01月03日 投稿

1月の美術館ニュース(2)

海外ぬりえ研究室 No.63  今月はブラジル編です。 

今月は昨年オリンピックが開催されたブラジルのぬりえ本をご紹介いたします。過去には2013年5月、2014年9月にご紹介しています。

   
1冊目は、動物のぬりえ本です。
小さいお子さん向けのようですね。かなり太い線でシンプルに描かれています。ぬりえの反対側には、色見本の絵がついています。絵の下には、その動物の名前が付いていて、その名前にも色をつけるようになっています。
20x13.5cm と小さく、ページ数も10ページと少いことから、安価で、簡単にどこでもぬりえができるように考えられた小さいお子様向けであることがわかります。
このぬりえ本には他にもシリーズで何冊ものぬりえ本が出版されています。


      
2冊目の本は、天使が主役のぬりえとアクティビティーの本です。
どちらかのページにはぬりえ、その反対側のページに迷路や言葉並べ、数字をつないで描いていくというアクティビティーが付いています。サイズはA4サイズです。


どこの国でもお母さん方は、勉強して学んで欲しいので、単にぬりえをするだけでなく、アクティビティーがついているぬりえが好まれているようで、数多くのアクティビティーの本が出版されています。
どちらの本も、表紙はカラフルでブラジルらしいと思いました。


それでは、また来月をお楽しみに。


今月のエントランス

わかみづ
年代:昭和20年代
作者:きいち

若水は、元旦の朝に最初にくむ水のことで、1年の邪気を払うと言われていることから神様へのお供え物や、家族の食事に使用されます。
若水をくみに行くことを「若水迎え」というそうです。


ぬりえ美術館メディア掲載情報

●日本経済新聞の都内の面白い施設やスポットを紹介するコーナーの「知る・見る・歩く」にぬりえ美術館が紹介されました。

展示室のご案内
★今月~2月まで、第7回ぬりえコンテストの優秀作品を展示しています。

★館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 17年01月03日

1月の美術館ニュース(1)

新年明けましておめでとうございます。良いお正月をお迎えのことと思います。今年も皆様のご健勝とご多幸をお祈りいたします。
 

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 

   
タイトル:ふくわらい
作  者:きいち
年  代:昭和30年代

1月のエントランスは、「ワクワクお正月」をテーマにしたぬりえを展示しています。

きいちのぬりえはどれも懐かしいものを描いているのですが、この「ふくわらい」は殊に懐かしいと思いました。
昭和20~30年のころはお正月になればお正月の遊びをしたものです。
福笑い、いろはかるたや百人一首、双六(すごろく)、独楽まわし、おてだま、羽根つき、凧あげ等など。


福笑いは誰にでもできるものですから、家族や、お友達、お正月のお客様もいれて楽しく遊べて、大笑いできるのがいいですね。
いろはかるたも子どもたちが好きなものではなかったでしょうか。「い」犬も歩けば棒に当たる。「ろ」論より証拠、「は」花より団子など。他にはどんなかるたがあったでしょう。

双六は、サイコロを振って、前に進んでいきますが、止まった場所によっては後ろに戻らされたり。誰が一番に上がるか、競争しましたね。独楽まわし、これは男の子の遊びです。紐を巻いて、クルッと独楽を回す。見ているだけでも楽しかったです。私自身は小さい独楽しか回せませんでしたが、それでもトライしたものです。

福笑い、久しぶりにやってみたくなりました。(館)

Posted: Nurie : 17年01月03日

2016年12月03日 投稿

12月の美術館ニュース(2)

海外ぬりえ研究室No.62 今月はタイ編です。

今月はタイのぬりえ本をご紹介いたします。過去には2012年と2014年の10月にご紹介しています。


      

1冊目は、「西遊記」のぬりえ本です。このぬりえ本は、タイのテレビのアニメのぬりえ本かもしれません。
中国のお話ですが、日本でも映画、ドラマ、アニメに展開されていますので、タイでも同様にポプラーなお話であるのかもしれません。
Wikipediaを調べますと、中国語、韓国語、ベトナム語、タイ語で「西遊記」の表示がでていますので、それらの国では自国の物語と同様に良く知られているお話であるのでしょう。
西遊記では、孫悟空の活躍が子どもにとっても大変面白いので、子どもむけのぬりえにも展開されているのでしょう。


      

2冊目の本は、ぬりえだけではないアクティビティーブックです。「Hakaseが日本に行く」というタイトルですが、Brunoという熊とその友達の様々な動物がいろいろな国に行って、その国を紹介するシリーズになっています。
Hakaseが紹介するのはまず富士山、お相撲、そしてお城の桜等など。紹介している絵にある侍の上には旗がありますが、日本の国旗はどのようなデザインか、自分で描くようになっています。着物を着たHakaseのページでは、着物の柄を自分でデザインして描いていきます。
その他折り紙のページ、日本語のページ、日本地図など、日本を勉強していく本になっています。


日本のほかに、アメリカ、オーストラリア、中国、南アフリカ、エジプトが出版されています。


こういう本が日本にもあるといいなと思い、紹介させていただきました。それによって子どもたちは外国にも関心を持てるのではないでしょうか。
例えば今年はオリンピックがありましたので、ブラジルの本などがあったらいいかもしれませんね。
(参考:タイで購入しましたが、出版をしているのはシンガポールの会社でし)た。


では、また来年もお楽しみに!


今月のエントランス


新日本髪
年代:昭和30年代
作者:きいち

昭和30年代に、本当の日本髪ではなく、ご近所の美容院で日本髪風の新日本髪というものが人気になりました。本当の日本髪は、お相撲さんのように鬢付け油をつけて、結わなければなりませんが、新日本髪ならもう少し簡単です。いくつも花飾りをつけて可愛くな

りました。


ぬりえ美術館メディア掲載情報
●東京新聞にて、第7回ぬりえコンテストを開催いたしました。(応募期間:11/12~12/5)
応募いただいた作品の中から、優秀作品を1月~2月まで美術館に展示いたしますのでお楽しみに。


展示室のご案内
★きいちのぬりえの他、きせかえや海外から集めたぬりえ本の常設展示をしています。

★館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 16年12月03日

12月の美術館ニュース(1)

師走となりました。暮れに向かい何かと気ぜわしくなりますが、一年の締めくくりを、しっかりとやって行きたいものです。それには風邪などひかない様に気をつけましょう。
 

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 

タイトル:かんざし
作  者:きいち
年  代:昭和20年代   

12月のエントランスは、「着物で冬を華やかに」をテーマにした着物のぬりえを展示しています。
きいちの着物姿のぬりえには、人気があり、子どもの頃から着物を塗っていたと来館者の方からよくお聞きします。
それはきいちの着物が浴衣のような簡単なものではなく、花嫁さん、舞妓さんのように特別豪華な着物姿が多く描かれていたので、まだまだ豊かとはいえない時代に、少女の心をつかんだのではないかと思います。


当時の子どもたちは着物を着る機会が今よりずっとあり、着物を着るということにも慣れていたのかもしれません。

私の小さい頃の写真を見ますと、4、5才の旧正月に着物を着て、長羽織を着ています。祖母が和裁が出来たこともあり、夏、冬と季節に合わせて着物を作ってくれましたので、季節ごとに着物を着るというより、着せられていたのかもしれません。


会社勤めをするようになり、会社のある銀座には何軒もの有名呉服店が軒を並べていますので、とてもいい目の保養になったものです。
冬の時期は着物を楽しむにはぴったりの時期ですし、着ている人を見るのも楽しいものです。


今年の冬、又はお正月に着物を着てみるのはいかがでしょうか。(館)

Posted: Nurie : 16年12月03日

2016年11月12日 投稿

11月の美術館ニュース(2)

海外ぬりえ研究室 イタリア編 No.61  今月は、イタリア編です。
今月はイタリアのぬりえ本をご紹介いたします。過去に2012年と2014年の4月にご紹介をしています。



1冊目は、ひよこの絵のぬりえ本です。タイトルはひよこのバレリーナというところでしょうか。
卵から生まれて、親鳥と一緒にダンスをしたり、ピヨ、ピヨ、鳴いたり、ひよこ全員で踊ったり、鳴いたりする様子が描かれています。
左側のページに、色見本、右側がぬりえになっています。色使いはシンプルで3~4色くらいですので、小さいお子さん向けのようです。
ひよこの本の他に、「ピノキオの手紙」、「44の猫」など4種類のぬりえ本が出版されています。


   
   
2冊目は、昆虫の本です。ぬりえと学習という副題がついています。
絵は、「バッタ」ですが、左ページのバッタの絵にぬりえをしながら、右ページにはバッタの色見本とバッタについて「跳躍」という解説が書かれています。
色見本は、青みがかった緑とグレーで大変シックな色合いになっています。

それぞれのページの縁取りにカラフルなお花と蝶々が描かれています。このような飾りは珍しいです。


海外のぬりえ本には、色見本があるものが多いです。それを見ながらまず色を塗っていくので、余り考えないですぐに塗れるようです。色見本を塗る過程で色合い、配色を体得していくのではないでしょうか。


きいち時代のぬりえは色見本なしで、自分の好きな色を塗っていったものですが、最近のぬりえ本は、アニメのぬりえ本が多いので、それぞれのキャラクターの色が決まっていますので、その色で塗っていくようです。
それぞれの時代、環境によってぬりえの方法も様々ですね。


では、また来月をお楽しみに。


今月のエントランス

「おそうじ」
年代:昭和30年代
作者:きいち

手ぬぐいで頭を結わえて、手には「はたき」を持っています。お掃除をするときの定番のスタイルですね。昔は「はたき」と「ほうき」でした。今ははたきはハンディモップに、ほうきは電気掃除機に代わりました。便利になりましたね。


ぬりえ美術館メディア掲載情報
●朝日新聞出版「東京ミュージアムさんぽ」で紹介されました。
●訪日外国人向けメディアMATCH で紹介されました。
http://matcha-jp.com

展示室のご案内
★きいちのぬりえのほか、きせかえや海外から集めたぬりえ本の常設展示をしています。
★館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 16年11月12日

2016年10月10日 投稿

10月の美術館ニュース(2)

海外ぬりえ研究室 No.60 今月はスイス編です。

今月はスイスのぬりえ本をご紹介いたします。過去に2012年12月、2015年2月にスイスのぬりえ本をご紹介しています。

今回ご紹介する1冊目のぬりえ本は、ジュネーブで購入したものです。スイスは公用語が何ヶ国語かあり、ジューネーブはフランス語が使われています。
      

「Bonne fete MAMAN」は、お母さんの良いお祭りとでも訳すのでしょうか。お母さんの一日の生活やお母さんと過ごす様子などを描いています。この本をすべて塗ったり描いたりした後は、この本がお母さんへのプレゼントになると説明されています。
可愛いと思うぬりえ本は、やはり絵の印象によるところが大きいと思いますが、このぬりえ本もお洒落で可愛いと思いました。
日本では、アニメのぬりえ本しかありませんので、そういう点では残念だなと思います。


2冊目の本は、同じくジュネーブで購入した海賊を描いたぬりえ本ですが、この本の素材が面白いと思いました。
   

ツルツルしていますので、絵の上に透明のフィルムをのせているようです。表紙にはマジックインクがついています。ツルツルの紙には色えんぴつでは塗れませんので、マジックを使うようにこの画材がついているのでしょう。
海賊を描いた線が大変はっきりとしているので、小さい子どもでも塗りやすいと思います。

2012年12月のスイスのぬりえのご紹介では、黒いページのぬりえ本をご紹介したのですが、今回のツルツルぬりえ本も他では見たことがないものでした。
海外に行ってみますと、本当に珍しいぬりえ本を発見することがありますので、大変楽しいですね。

来月もどうぞお楽しみに。


今月のエントランス

「おんぶしてあげましょう」

年代:昭和30年代
作者:きいち
お人形遊びを背中におんぶしただけで、お母さんのように赤ちゃんをあやすような気持ちになって遊んだものです。あの当時のお人形が今より大きかったからできたことですね。


ぬりえ美術館メディア情報
・読売新聞7月19日(火)付け夕刊、”シティライフ”のコーナーで紹介されました。
・荒川区ACC発行の「ほっとタウン」9月号の”1マイルふらっと散歩”のコーナーで紹介されました。


展示室のご案内
★亜紀の企画展「ぬりえはファッションのテキストブック」を開催し、素敵なファッションのぬりえを展示しています。
★館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 16年10月10日

10月の美術館ニュース(1)

良い季節になりました。日本の秋は、何をするにもいい季節ですね。いろいろテーマがありますが、今年はどんな秋を過ごしたいですか。美しい紅葉を楽しむ、読書に勤しむ、さあどのような秋にしましょうか。  


ぬりえのこころ -今月の一枚- 

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 


タイトル:おままごと
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
    

10月のエントランスは、「どんなお遊びがお好き」をテーマにしたぬりえを展示しています。

昭和20~30年代の少女にとって一番好きな遊びといえば、やはり「おままごと」ではないでしょうか。お母さんのようにお料理や赤ちゃんのお世話、洗濯をしたりと真似をして遊んでいました。
家の中だけでなく、夏でも日陰の場所に茣蓙を敷いて、おままごとの道具をならべて、お友達と遊んだりしました。赤い実のなる草の実を捜しては、お赤飯に見立てて遊びました。確か「赤まんま」という名前の草だったと思います。身近にあるものを自分たちの遊び道具にして遊べたのですね。


子どもたちだけですと、食べられるものは作れませんが、近所のお姉さんが一緒に遊んでくれたときにはうどんをこねて、本当にうどんを作って食べたことがありました。
今でも忘れられないままごとの思い出です。


その当時子どもたちにとってはおままごとをするのは当たり前のことだったのでしょうね。
地方のお土産品の中にも、木を削ってつくったおままごと用のお茶道具とか陶器でつくられた小さい下駄やぞうりなどが売られていたようで、旅行のお土産にそのようなものを祖母が買って来てくれました。おままごとに使わないで、ケースの中に飾っておいた覚えもあります。


そのうちセルロイドやプラスティック製の道具が現れるようになり、駄菓子屋さんでも子どもが買える値段で出回るようなものも現れました。その時、その時の最新の形のものが作られて、急激に家電化していく様子が子どもたちの遊びの中にも見て取れます。(館)
 

Posted: Nurie : 16年10月10日

2016年09月17日 投稿

9月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ研究室』No.59 今月はフィンダンド編です。
今月はフィンランドのぬりえをご紹介いたします。以前には2012年9月と2014年7月にご紹介しています。


      
今回ご紹介する1冊目はやはり「ムーミン」のぬりえ本です。フィンランドといえばムーミンというくらい、ムーミンは人気がありますね。
フィンランドの首都ヘルシンキの街の本屋さんや空港にも沢山ムーミンの本や関連商品が溢れていましたが、最近日本でもムーミンのグッズが雑貨屋さんで目にするようになりました。私は女の子のリトルミーが好きで、いくつかグッズを持っています。


今回のムーミンのぬりえは160ページもある小型のぬりえ本です。タイトルは「ムーミン船」とありますが、中味は船に関係ないものが多く、たまたま表紙がこの絵だったという印象です。しかしどれもこれもムーミン谷の仲間たちの可愛い絵が一杯です。
子どもばかりでなく、大人にとってもムーミンは楽しめるぬりえだと思います。


2冊目の本は、昔のワークブックの復刻版です。
      

昔このワークブックで学んだ子どもたちが成長して親になり、自分の子どもたちにも自分が使ってきたワークブックをさせたいと望まれて復刻された本だそうです。
元々このワークブックを作られた人は、フィンランドでは著名な教育者であったそうで、
なかなか楽しいワークブックになっています。


参考に出した絵は、熊の子どもが着替えをしていますが、下にでているアイテムが絵の中にあるかどうかの間違い探しです。
2つ目の絵は、一番左の絵と同じ絵を探し出すというものになっています。
簡単なようですが、似た様な絵の中から正解を探し出すには、落ちついて、丁寧に見ていく必要があります。


フィンランドは、国際学力比較調査(PISA)で1位の国ですが、様々な理由、背景があっての1位ということだと思いますが、ずっと昔からこのワークブックのような形で「考える」ということに力を入れていたことがこの1位という結果につながっているのでしょう。


海外では、日本にないものを発見することができ、とても参考になります。
来月の海外ぬりえ研究室もどうぞお楽しみに。


今月のエントランス

「たまいれ」
年代:昭和30年代
作者:きいち

運動会の玉入れ競争は、単純であるにも係わらずとてもテンションが上がる競技ですね。勝敗もはっきりしていて、負けると悔しい思いをしたものです。運動会では、どんな競技が好きでしたか。


ぬりえ美術館グッズ情報

ぬりえ美術館のオリジナルグッズに「きいち暦」があります。
31枚のぬりえがついた日めくりタイプのカレンダーです。5、10日にはカラーの絵が入り、白黒のページはぬりえができるようになっています。人気のオリジナルグッズです。価格:1295円(税込)


展示室のご案内
★秋の企画展「ぬりえはファッションのテキストブック」を開催し、素敵なファッションのぬりえの展示しています。
★館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 16年09月17日

9月の美術館ニュース(1)

残暑は厳しいですが、気分はもう秋です。秋といえば、オリンピックイヤーの今年ならばスポーツに決まりですね。オリンピックによって、関心の高まったスポーツなどもあります。今年の秋は、どんなスポーツに取り組んでみましょうか。
 
ぬりえのこころ -今月の一枚- 
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 

タイトル:まり
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
    

9月のエントランスは、「秋はスポーツ」をテーマにしたぬりえを展示しています。
オリンピックのサッカーで、開催国のブラジルが初めて金メダルを手にしました。球場全体が動いているのではと思うほど、観客が喜んでいました。
サッカーはボール一つあれば、誰でも、どこでもできるスポーツなので、貧しい国でも取り組めるスポーツと言われています。そのためサッカーは世界中どこの国でも人気のスポーツです。


それに引き換え野球をしている国は少ないため、オリンピックのゲームに取り上げられませんでした。2020年の東京オリンピックでは再び種目になりましたので、楽しみですね。

日本では、まりというと「まりつき」になって、蹴るという方向には進みませんでしたね。
しかも少女のする遊びに分類されています。サッカー同様にまりが一つあれば、いくらでも遊べたものです。一人でもお友達と二人でも、まりつきを楽しめました。足の下をくぐらせたり、この絵の少女のように、スカートを履いていれば、まりをスカートの下にいれたりして遊んだものです。
昭和30年代の子どもにとって、まりはつくものであって、バレーボールやバスケットボールのように投げ入れたり、投げ落としたりというようなことは、想像できませんでした。やっとそういうボールのスポーツがあるのを知るのは、中学生のクラブ活動を知ってからということになります。


リオのオリンピックで日本中が夢中になりました。2020年の東京オリンピックでまた日本チームを応援しましょう。(館)

Posted: Nurie : 16年09月17日

2016年07月02日 投稿

7月の美術館ニュース(2)

海外ぬりえ研究室No.57 オーストリア編


今月はオーストリアのぬりえ本をご紹介いたします。
公用語がドイツ語といういことから、ぬりえ本もドイツ語になっています。
今年入手したぬりえですので、最近の流行のぬりえ本の影響を受けてオーストリアでも細密画のモチーフ模様のようなぬりえ本もありました。世界的に流行していることが分かります。


   

さて今回ご紹介する1冊目は、モチーフ模様にもみえますが、流行のぬりえ本ほど細かくなく、子どもにも塗り易い楽しい柄のぬりえ本です。子どもたちが釣りをする様子や、オーストリアでも人気なのでしょう、お寿司のぬりえ、そしてサンダルなどの可愛い柄が一杯のぬりえ本です。男女の性別に関係なくどちらが塗ってもいいぬりえ本です。
日本では、子ども向けにこのようなモチーフの絵のぬりえ本は見かけませんね。


もう1冊は、モザイクのぬりえ本です。
   

先月東京都美術館で若冲の展覧会が開催されましたが、その中にモザイクで表現する動物の絵がございましたが、それを思い出してしまいました。
この本で著されているのは、恐竜やマンモス、狼や海の生物などです。


恐竜の見本の絵がついていますので、それを見ながらモザイクの中を塗っていくになっています。ページの中には、背景として一部色がぬられています。
モザイクというのは、子どもたちにとって小さい枠ですから意外に塗り易いものかもしれませんね。そして絵柄が男の子なら関心の高い恐竜ですから、塗ってみようと思うぬりえ本かもしれません。


いろいろな国のぬりえ本を見ていますと、日本では見かけないテーマがあり、日本にもあったら子どもたちが喜ぶだろうなと思うものが多々あります。


では、また来月をお楽しみに。


今月のエントランス


「たのしいボートのり」
年代:昭和30年代
作者:きいち

女の子が手こぎのボートを漕いでいます。地面を離れ、ボートに乗って水の上を揺蕩う感覚はいつの時代も、年齢を問わずにワクワクするものです。
水の中に手を入れる仕草などから、女の子のはしゃいでいる様子が伝わってくる爽やかな1枚です。


ぬりえ美術館メディア情報
・全国市町村教育委員会連合会の雑誌「時報市町村教委」5月号に館長の「ぬりえの魅力」の記事が掲載されました。


展示室のご案内
★6月~7月は常設展示となります。

Posted: Nurie : 16年07月02日

7月の美術館ニュース(1)

もうすぐ梅雨が明けて、夏がやってきます。今年の夏は気温が高めとの予報です。
夏を乗り切るには体力が必要です。運動と食事に気をつけて、暑い夏を迎えましょう。
 
 
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。


      
タイトル:こかげのハンモック
作  者:きいち
年  代:昭和30年代


7月のエントランスは、「夏は海や山へ」をテーマにしたぬりえを展示しています。
 夏をどう涼しく過ごすかは、大きな課題の一つですね。
「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり。」と徒然草に書かれていますので、皆さまもご存知のことかと思います。
最近では、夏の暑さが本当に酷くなり気温が30度以上の日が珍しいものではなくなってしまいました。そのため、最近の住宅事情によりますと、以前は南向きの部屋というものが好まれましたが、今はそうではないそうなのです。余りに暑さが厳しいからです。


夏に、このようなハンモックを見ると、「木陰の中でハンモックに揺られながら昼寝でもする」という姿が想像され、ああ、涼しそうだなと憧れてしまいます。


昭和の20、30年代には、赤ちゃんを寝かすときにハンモックに乗せて揺らしながら寝かしつけたということを思い出します。昔は夏になると、寝るときに蚊帳を部屋の中につり下げて寝ていましたから、ハンモックも同じように部屋の中に吊り下げることができたのでしょう。私が自分で覚えているのですから、もう幼稚園生くらいだったでしょうか。ハンモックでブラ、ブラ揺れているのが面白かったことを覚えています。
以前ハワイに行ったときに、大人でもハンモックで揺られているのを見かけたことがありました。誰もがどこでもハンモックを楽しめるわけではありませんので、うらやましい光景ではありました。(館)

Posted: Nurie : 16年07月02日

2016年06月05日 投稿

6月の美術館ニュース(2)

海外ぬりえ研究室 No.56 今月は ベトナム編です。

今月は、ベトナムのぬりえ本をご紹介いたします。2013年11月と2015年5月にもベトナムの本をご紹介しています。


今回ご紹介いたしますのは同じ出版社からのシリーズの2冊です。
      

ミツバチがお花に色を付けている表紙のぬりえ本は、昆虫のぬりえ本かと思いきや、果物のぬりえ本です。スイカ、オレンジ、イチゴ、パパイヤ、桃、野菜のかぼちゃや玉ねぎなどがあります。
そのほとんどが擬人化されていて、顔や手足がついています。子どもたちにぬりえは面白そうと思ってもらえるように工夫されているのでしょう。

ページの隅に色見本の小さい絵がついていますので、塗りやすいと思います。


もう一冊は、男の子が絵の具で塗っている表紙の本で、人々が仕事をしている様子を描いているぬりえ本です。
   
  
  
交通整理をしているおまわりさん、田植えをするお百姓さん、歌、コックさんなどです。
子どもたちにどのような職業があるのかを教えていくのでしょう。

こちらの本にもページの隅に色見本が付いています。

15ページの薄く小さい本ですので、手軽にぬりえをできるように考えられた本ではないかと思います。
これらの本は、シリーズで12種類のぬりえ本が出版されています。いずれも表紙の絵は、子どもたちや動物や魚などが、絵を描いている姿で、この本がぬりえ本であることがすぐ分かるように作られています。
ベトナムの子どもたちにも沢山ぬりえをしてもらいたいですね。


来月も海外のぬりえ本をお楽しみに。


今月のエントランス

「こぶりになったわ」

きいち、
昭和30年代

フードがついた素敵なレインコートを着た少女。小降りになったので、フードがあれば大丈夫。傘は手にかけて颯爽と歩きます。


ぬりえ美術館メディア情報
・水戸の地域情報誌、「サクラサクライフ」誌に、きいちのぬりえが掲載されました。
・NHK「おはよう日本」で、きいちのぬりえが紹介されました。
・シテイリビングの”調べるミルミル”にてぬりえ美術館が紹介されました。


展示室のご案内
★6月~7月は常設展示となります。

★館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 16年06月05日

6月の美術館ニュース(1)

水無月、水の季節到来です。今年はひどい豪雨ではなく、しとしとと降ってほしいものです。 傘が手放せない時期でもありますので、傘の置き忘れに気をつけましょう。


 
ぬりえのこころ -今月の一枚- 
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
      

6月のエントランスは、「雨だって楽しく」をテーマにしたぬりえの展示しています。

タイトル:あめがやんだ
作者:きいち
年代:昭和30年代


きいちのぬりえは、毎月2つの版元(メーカー)より発売されていました。その為6月になれば梅雨の時期ということですから、雨の模様、様子を沢山描いています。 てるてるぼうず、どしゃぶりの雨、あめのひ、おしゃれなレインコート姿等など。


そして今月の絵は、「あめがやんだ」と題して雨上がりの様子を描いています。あめがやんだ時には、子どもたちはどういう行動をとるのか、何が楽しいのか、きいちの絵描きとしての視点が面白いと思います。

子どもたちにとっては、雨が降っていれば、それはそれで楽しく、どしゃぶりの雨の中でも出掛けてしまいます。そして雨がやんだら、右手を傘の外に出して、雨水が落ちていないかそっと調べて、安心したというような顔の少女。
道路には、沢山の水溜りができていますが、長靴を履いているから大丈夫。わざわざ水溜りの中を歩いて、家に帰ります。じゃぶ、じゃぶしても、へっちゃら。跳ねが上がっても、気にしない。雨がやんだら、こういうことができるのが子どもにとっては面白くてしかたないのです。


少女の気持ち、子どもの気持ちをよく捕らえていますね。子ども心をいつまでも持ち続けていたきいちだから、描けた雨の日の出来事だと思います。(館)

Posted: Nurie : 16年06月05日

2016年05月07日 投稿

5月の美術館ニュース(2)

「海外ぬりえ」研究室 No.55
今月はドイツのぬりえ本をご紹介いたします。前回は、2012年3月と2014年5月にご紹介しています。


今月の2冊は、絵が可愛いので購入してきたものです。何冊もこの魔法使いの少女の本がでていますので人気の少女だと思われます。
      


一つ目の本は、「数字脚本」と翻訳されますが、ぬりえをしながら”数字”を勉強する本です。表面で問題を解くと、裏面に回答が隠されています。1~5までの数字とコウモリやカエルが書かれているページは、数字の「1」を探す問題のようです。回答をみますと、カエルの絵のところに色を塗り、数字の1のところに、○をしています。次のページは、うさぎ、いるか、ねずみ、カエル、鳥がいます。鳥のところには、サイコロの中に●が一つ書いてあります。これを参考にそれぞれの動物の数がいくつかをサイコロの中に書いていく問題になります。数を覚えていくために、いろいろ工夫されています。


2冊目の本は、同じく魔法使いの少女の暮らしに関する本のようです。
      


最初の絵は、料理に関係する絵のようで、キッチンのストーブや食器棚や食料棚が描かれています。
2つ目の絵は、旅行用のトランクやボストンバッグと少女が描かれています。


この本は左ページはカラーで、色えんぴつ画のようなタッチで絵が描かれていて、右ページが上述のような絵が白、黒で描かれている構成になっています。
色を塗りながら、絵本を作って楽しんでいくのでしょう。

この本は左ページはカラーで、色えんぴつ画のようなタッチで絵が描かれていて、右ページが上述のような絵が白、黒で描かれている構成になっています。
色を塗りながら、絵本を作って楽しんでいくのでしょう。


ぬりえを楽しむには、やはりどんな絵かということが大事です。この絵が可愛いから塗ってみたいという気持ちにさせることが重要だと思います。
ドイツでは、きっとこの魔法使いの少女が可愛いのだと思いました。


いかがでしたか。
来月もまたお楽しみに。海外のぬりえ本をご紹介していきます。


今月のエントランス

「まきばのこ」
年代:昭和30年代
作者:きいち

つなぎを着て、とうもろこしを食べている少女。つなぎは珍しいと思いますが、昭和30年当時にも子ども用にジーンズのつなぎがありました。つなぎを着て、ホッピングをしたり、石蹴りなどをしてていた覚えがあります。本当にきいちは良く観察していますね。


ぬりえ美術館メディア情報
・小学館ウェブサイトPetomorrow http://petomorrow.jp/news_dog/15288 に大人のぬりえサロンの方のぬりえ作品3点が掲載されました。
・京成電鉄「ちょい旅」上野駅~町屋駅特集で、ぬりえ美術館が紹介されています。(4月~6月まで)


展示室のご案内
★春の企画展「童話・絵本のきいち」を開催し、童話・絵本のお話のぬりえを展示しています。
★館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。
 

Posted: Nurie : 16年05月07日

5月の美術館ニュース(1)

桜前線が北上し、東北、北海道で桜が愛でられていることでしょう。東京では新緑に目を奪われる時期になりました。最近夏の異常気象が言われるようになり、5月頃が一番いい季節かもしれませんね。どうぞいい時間をお過ごしください。

 
ぬりえのこころ -今月の一枚- 

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 


     
タイトル:やわらかいしばふのうえ
作  者:きいち
年  代:昭和30年代


5月のエントランスは、「どんなファッションがお好き」をテーマにしたぬりえの展示しています。
 芝生の上に淑やかに座る少女。なんとエレガントなワンピースを着ているのでしょう。これは縞柄の服ではなく、柔らかなジョーゼットの生地のプリーツではないでしょうか。
子どもならこの時期、綿の服でも着ているのが普通であったと思いますが、ジョーゼットのような柔らかな素材の服を着れるなんて、なんて素敵なことでしょう。遊んだり、運動しても良いように丈夫な生地の服を着せられそうですが、ぬりえの中の少女は薄い、フワフワとした生地の服を着て、とても優雅に優しく見えます。

昭和30年代に小学生でしたが、あの当時はハレとケと言って、よそゆき(外出着)と普段着というものがはっきりしていて、どこかにおでかけの時は、程度はありますがお洒落したといいますか、よそゆき用の服を着てでかけたものです。


今なら遠足の時には、長く歩いたり電車にのったりしますからカジュアルなものを着るのが当たり前ですが、あの頃は遠足も特別な外出ということになり、お洒落な可愛い服、普段着とは違うものを着ていました。同級生と夏の遠足に行った時、わざわざデパートまで行って、薄いローンという生地のベージュ色の服を買ってもらって、出掛けました。友人たちもそれぞれお洒落した服で写真におすましして、写っています。そんな時代でした。(館)

Posted: Nurie : 16年05月07日

2016年04月02日 投稿

4月の美術館ニュース(2)

海外ぬりえ研究室NO.54  ロシア編

今月はロシア連邦のぬりえをご紹介いたします。
以前には2012年5月と2014年6月にご紹介しています。

      

今回ご紹介しますのは、縦21X横13.8cmと小さいながら123ページもある本です。
中味は、ぬりえばかりでなく迷路やパズル、間違い探しなどいろいろな遊びができる構成になっています。また絵のタイプも1種類ではなくいろいろな絵のタイプが入っています。
この本の絵が手書きであることも魅力的であると思いました。
それぞれのページには、どのように遊んでいくか解説が入っています。


ページ数は多いですが、飽きずに最後まで本を楽しむことができるのではないかと思います。表紙は少し寂しそうな絵ですが、内容は大変濃い本だと思います。

      

もう1冊は、升目の中に模様の練習をしていく本です。この1冊の中に、963個のパターンが入っています。
日本語を勉強しているモスクワの学生たちにぬりえをしてもらったことがありますが、その中の一人が積み木を組みたてるぬりえの中で、積み木のそれぞれの面に違ったパターンを描いた女性がいました。
ロシアでは、このようなパターンを勉強の一環の中で教えているのでしょう。放課後に子どもたちに絵を教える学校でも、パターンを使っているところを見たことがあります。
日本では余り目にしたことがありませんでしたので、大変面白い本だと思いました。


海外には様々な本があるものですね。来月もまた海外のぬりえ本をご紹介いたします。


今月のエントランス

「でんしゃがはしります」
年代:昭和30年代
作者:きいち

少女の体の前に提げているのは、電車の車掌さんをイメージした電車ごっこのカバンです。
この中に切符や切符切りのはさみなどが入っていました。これを提げればすぐに車掌さんです。そして長い綱で大きな輪をつくり、運転手さんと車掌さんが前と後ろに立って輪を持ち、お客様はその間に入って電車遊びをしました。今では余り見かけることがなくなりましたね。


ぬりえ美術館メディア情報

●都営地下鉄4線の車内に、「都電サポーターズ」としてまちの駅が紹介され、ぬりえ美術館も掲載されています。
●京成電鉄「ちょい旅」上野駅~町屋駅特集で、ぬりえ美術館が紹介されています。
4月~6月末まで


展示室のご案内
★春の企画展「童話・絵本のきいち」を開催し、童話・絵本のお話のぬりえを展示しています。

Posted: Nurie : 16年04月02日

4月の美術館ニュース(1)

うか。有名な地でなくても、学校や神社など桜が人々を楽しませてくれていることと思います。春は楽しみが多いですね。
 

ぬりえのこころ -今月の一枚- 

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 


     
タイトル:ほっぴんぐ
作  者:きいち
年  代:昭和30年代


4月のエントランスは、「あそびましょう」をテーマにしたぬりえの展示しています。
「ホッピング」という遊具が昭和の30年代に流行いたしました。
資料によりますと1957年頃に流行したとありますので、私が小学校2年生の頃になります。ジーンズのつなぎを着て、ホッピングでピョン、ピョン跳ね飛んでいたことを思い出します。ホッピングを使ってどこか目的地に行くということではなく、その場でジャンプをして遊んでいたと思います。

この遊具も、同じ頃流行したフラフープと同じように、ジャンプをしていると胃下垂になるという風評が広まり、下火になっていきましたが、ホッピングは1980年代ころに再び発売され、今ではスポーツ用のホッピングもあり、3メートルも飛ぶことができるそうです。
きいちがぬりえに残しているということは、やはり新しい遊具として東京ではホッピングが流行しているということを感じて、描いていたのでしょう。地方の子どもたちは、それをみて東京ではホッピングというものがあるのだなと理解したことと思います。


今と違って情報の伝達する早さが遅いですから、子どもたちにとってはぬりえでも十分に伝達方法の一つになっていたと思います。きいちのぬりえは毎月新商品が2つのメーカーに各4袋、合計8袋発売されていましたので、流行の情報もタイミングよく発信されていったことと思います。
ホッピングの思い出がありますか。(館)
 

Posted: Nurie : 16年04月02日

2016年03月05日 投稿

3月の美術館ニュース(2)

海外ぬりえ研究室 No.53   ハンガリー編 

今月はハンガリーのぬりえ本をご紹介いたします。前回2013年12月にクリスマスやアニメのぬりえ本を紹介しています。

1冊目は、ハンガリーのテレビで放送されている人形劇のぬりえ本のようです。
   

表紙や裏表紙には、実写の写真が掲載されています。
中味のぬりえを観てみますと、絵は手書きのようです。日本のアニメのぬりえ本のように線が均一でないところが、懐かしさを感じます。
1ページの中に、豚や動物など一匹を中心にフォーカスされ描かれていて、塗りやすそうです。ページによっては主人公の豚君のドアップの顔があったりします。
ページごとに短い解説が付けられていますので、子どもたちにとってはその絵の意味がよく分かるように工夫されています。
このぬりえ本の紙は、藁半紙のような紙なので、きいちのぬりえ世代の私にはとても懐かしく、温かい気持ちになります。


2冊目は、これは豪華なぬりえ本というよりぬりえをして、絵葉書や飾り物をつくる工作用の本になります。子ども向けというよりは、大人の方向けではないでしょうか。
      

中味は、カードになる絵があり、それと一緒に作り方が写真と文字で解説されています。
絵は見本の絵のように塗っていきます。カードにするため、どのように組み立てていくか、折り線なども裏面に描かれています。

1ページの裏、表で一枚のカードが作れるようになっています。
絵は、象、あしか、コアラ、猫の動物や飛行機にのったパイロット、キャンドルのついてケーキ、クリスマスのもみの木、お花、建物等、様々な絵があります。
それぞれのシーンに応じて、作ってプレゼントしたり、お家に飾っておくのに使えますね。
カードとして使うようなので、この本の紙質はとてもしっかりした紙になっています。


子どもから大人まで楽しめるハンガリーの本でした。

来月も海外のぬりえをご紹介しますので、お楽しみに。


今月のエントランス

「ひなまつりのおきゃくさま」
年代:昭和30年代
作者:きいち 

今日は、ひなまつり。桃の花も一緒に飾っておめかしして、お客様になるのは、楽しいですね。


ぬりえ美術館グッズ情報
「きいちのぬりえ」シリーズの中でもぬりやすい大判サイズのぬりえに最新刊「いとしいペット編」が登場します。昭和の暮らしに寄り添った動物たちの愛らしい姿をご堪能ください。
3月18日の発売予定です。


展示室のご案内
★春の企画展「童話・絵本のきいち」を開催し、童話・絵本のお話のぬりえを展示しています。

★館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 16年03月05日

3月の美術館ニュース(1)

今年の桜前線は、例年より早くなりそうですね。私の田舎は、埼玉県の幸手市ですが、権現堂の堤の桜が大変有名です。土手下に咲く菜の花と桜が一緒に見れることでも魅力の一つとなっています。日本人にとって、桜は特別な花ですね。
 
 

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 

ぬりえのこころ -今月の一枚-

タイトル:おひなさまのおかし
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
   

3月のエントランスは、「ひなまつり」をテーマにしたぬりえの展示しています。


「雛祭り」はいくつになってもこころ時めく女性のお祭りですね。
今月のきいちのぬりえに描かれているのは、お雛様のときに飾って、食べるお菓子です。今では普段から美味しいお菓子が手に入り食べられますが、昭和20年~30年代はそうそう美味しいお菓子を毎日食べられるものではありませんでした。そういう時代に、雛菓子は特別なお菓子に位置づけられるものだったのだと思います。
ここに描かれているのは、籠に入ったお菓子ですが、たぶん砂糖で作った果物や鯛などのお目出度いものを形どったお菓子だと思います。その他、雛あられや菱餅などを飾りますね。

菱餅のピンク、白、緑の3色には意味があるそうです。ピンクは、健康と桃の花を意味し、白は清浄と残雪を、緑は穢れを祓うという思いがこめられているのだそうです。菱餅は、強い繁殖力を持つ水草のヒシの実に由来するのだそうです。
ぬりえ美術館のある荒川区は下町ですから、町の中に沢山の餅菓子屋さんがあり、お団子やお饅頭、海苔巻きなどが売られています。春になると草餅がでてきますが、蓬の入った草餅も雛祭りの3月3日のお節句に邪気を祓うために草餅をたべたということに由来があるそうです。


お菓子の話をしていると、お菓子が食べたくなりますね。皆さまのご出身の土地や今お住まいの土地での、雛菓子はどのようなものがありますか。(館)

Posted: Nurie : 16年03月05日

2016年02月06日 投稿

2月の美術館ニュース(2)

「海外ぬりえ」研究室 No.52 今月はカナダ編です。

今月は、カナダのぬりえ本を紹介いたします。2013年6月に一度ご紹介していますので、今回で2回目になります。


1冊目は、「ハリーポッター」です。
   
   


『ハリー・ポッターシリーズ』は、イギリスの作家J・K・ローリングによる小説で、1990年代のイギリスを舞台に、魔法使いの少年ハリー・ポッターの学校生活や、ハリーの両親を殺害した張本人でもある強大な闇の魔法使いヴォルデモートとの、因縁と戦いを描いた物語です。


第1巻『ハリー・ポッターと賢者の石』が1997年にロンドンで出版され、全く無名の新人による初めての作品であるにもかかわらず、瞬く間に世界的ベストセラーになり、世界的な社会現象となりましたので、皆様のご記憶にもあることと思います。
映画は、2001年から8本のシリーズで公開され、映画も大ヒットを記録しました。


その映画を基にしたぬりえが今回のぬり本えになります。ハリーポッター役のダニエル・ラドクリフや、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンらが描かれていますが、そっくりです。

カナダで見つけた本ですが、欧米の本屋さんではディズニーのプリンセス同様によく見かける本です。

もう1冊は、「面白さ一杯のActibity Book」です。
      


ぬりえだけでなく、番号順に色を塗っていくと絵になったり、迷路、間違い探しなどができるものを「Actibity Book」といいます。
6ページの非常に簡単な作りになっていますので、何か乗り物に乗るときに使うような、駅や空港で売っているActibity Bookと思われます。本と一緒にクレヨンが付いているのは、クレヨンを持っていなくても、これさえ購入すればすぐにぬりえができるように工夫されたものです。


欧米では、ぬりえは”乗り物に乗るときの必需品”なのです。日本ではその風習がありませんので、どうしてと思われるかもしれませんが、フランスでのぬりえの誕生を調べていたときに、馬車から汽車に変わったとき、汽車に乗るのを子どもたちが怖がったために、怖がらせないようにするために、ぬりえ本が誕生したことが分かりました。そこからフランスだけでなく、欧米では、ぬりえは”乗り物に乗るときの必需品”になって今に続いています。


また来月をどうぞお楽しみに

今月のエントランス
「かわいいこいぬ」

年代:昭和30年代
作者:きいち

少女が抱いているのは、柴犬でしょうか。
昭和30年代には、犬、猫の種類も数多くありませんでした。
最近ヨーロッパでは、日本犬が「賢い!」と人気だそうです。


ぬりえ美術館グッズ情報

袋入りぬりえは、昭和20~30年代に販売されていたきいちのぬりえの復刻版です。8枚入り324円で、テーマ別に7種類のぬりえがあります。
人気は洗濯機が描かれた「お手伝い編」と花嫁さんが描かれた「花嫁編」です。
中のぬりえを塗った後は、袋を額に入れて飾ることもできます。お土産にも最適です。


展示室のご案内
★昨年11月に開催しました、ぬりえコンテストの優秀作品を館内に展示しています。(今月末まで)

★館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 16年02月06日

2月の美術館ニュース(1)

今年は暖冬ということです。2月は梅ばかりでなくほかの花の便りもいつもより早いかもしれません。身もこころも楽になり、お出掛けしたくなりますね。

 
ぬりえのこころ -今月の一枚- 

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 

タイトル:ぽちとみけ
作  者:きいち
年  代:昭和20年代
  

2月のエントランスは、「春を待つこころ」をテーマにしたぬりえの展示しています。
タイトルは、「ぽちとみけ」という動物を描いたぬりえです。昭和20年代は、犬や猫の名前といえば、“ぽち”や“みけ”というのが一般的だったのではないでしょうか。
「花咲じいさん」の歌にも、「裏の畑でぽちがなく・・・♪♪」と犬の名前はぽちになっています。
どちらが先かわかりませんが、犬をぽちと命名することが多かったように思います。

みけは、三毛猫から来ていると思います。最近三毛猫が少なくなっていると聞いたことがありますが、犬、猫にも流行があるようです。


犬派、猫派と好みはありますが、昔は両方飼う家も多かったと思います。猫はねずみをとってくれますし、犬は番犬として活躍してくれますから。
私はどちらかと言うと犬の方が好きですが、祖母が猫好きであったのでどちらも飼っていました。


子どもは猫かわいがりしますので、猫をぎゅっと抱いてしまって、猫が嫌がっていたのを思い出します。そういえば猫を抱いて撮った写真があります。地面がぬかるんでいましたので、霜柱が暖かい日差しの下で溶けてぬかるんできていた春の初めの頃のことでしょう。
これから温かくなってくると犬の散歩も楽になっていいですね。犬も喜んでいると思います。


春というと皆様は何を思い浮かべますか。(館)

Posted: Nurie : 16年02月06日

2016年01月04日 投稿

1月の美術館ニュース(2)

「海外ぬりえ」研究室No.51 今月は、シンガポール編です。

今月はシンガポールのぬりえ本をご紹介いたします。
今東京では、新しいぬりえの流行として細密画のような細かい絵のぬりえ本がフランスからやってきて人気となっていて、本屋さんの店頭には様々な細密画ぬりえ本が並んでいます。
この人気はフランスや日本だけのものではないようで、シンガポールのお土産としていただいたぬりえ本もこの種類の本でした。


この本では、シンガポールの名所、旧跡といわれる場所を描いています。その名所を近代科学の申し子のようなロボット君が訪れ、それぞれの場所に馴染みながら、旅をしていく様子が、描かれています。

シンガポールの伝統的な建築物は、中国であったりインド風であったりしますが、その国の建物のベースに伝統的な模様といいますか、形が含まれていますので、そのものがすでに細密画のようです。例えば建物のヒサシやテーブルに描かれた模様や龍の鱗模様などを
現代風にアレンジをして、伝統と現代のミックスの面白い効果をだしています。



表紙に描かれているマーライオンや魚の体に描かれた模様などは可愛らしくて新鮮です。
可愛らしいところが、女性に好まれている点の一つと思います。


インド寺院の建物に描かれている仏様は何体いるのでしょうか。仏様というより
大変人間的です。ロボット君もお参りしています。



建物のほかには、自然が描かれていますが、蓮の花やつぼみ、蓮の実、葉などが幾何学的
な線で描かれていて、美しい曲線を見せています。自然のものでさえ、このような模様になるかと、新しいぬりえ本の魅力を感じます。

このほか、シンガポールの近代的な高層ビル群、田舎の風景、屋台など、シンガポールに行ったら見られる景色をモダンにそして可愛らしく描いています。そこにいるロボット君の愛嬌に笑顔がふともれてしまいます。
これらの細かい絵に引き込まれて夢中になりそうです。

この細密画のぬりえ人気は今年も継続して大きくなっていくだろうと思います。


来月の海外ぬりえ研究室もどうぞお楽しみに。


今月のエントランス

「リレー」
年代:昭和30年代
作者:きいち

現代では、足袋に代わってスニーカーがランニングには欠かせないアイテムです。足下のスタイルは違えど、地面を軽く蹴って走る姿は、今も昔も変わらず、その楽しさを伝えてくれます。


ぬりえ美術館情報

ぬりえ美術館の人気グッズ缶バッジ(小)に、新しいデザインが加わりました!
右側の猫の絵柄は、特にご好評をいただいています。


展示室のご案内
★昨年11月に開催しました、ぬりえコンテストの優秀作品を館内に展示しています。
★館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 16年01月04日

1月の美術館ニュース(1)

新年明けましておめでとうございます。今年も皆様のこころを温かくするきいちのぬりえをご紹介していきたいと思っております。新年早々の展示には、昨年のぬりえコンテストの優秀作品を展示いたします。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
 
ぬりえのこころ -今月の一枚- 

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。


    
タイトル:ぼーるをなげる
作  者:きいち
年  代:昭和30年代


1月のエントランスは、「冬はスポーツを楽しもう」がテーマのぬりえの展示しています。

冬になるとドッジボールを楽しみませんでしたか。体育の時間だけでなく、休み時間にもボールを持って友達とボール投げをしたり、ドッジボールをして遊んでいた思い出があります。

強いボールを投げる子もいれば、逃げ回っている子もいたり。ボールを上手く受け止められると、どこに投げようかと相手チームを眺めてボールを投げたものです。
ボールを投げたり、当たらないように走ったりしていると自然に体があたたまり、冬の運動としてボール遊びは誰にでも簡単にできるいい運動ではないでしょうか。その他のボールの運動には、バレーボールやバスケットボールなどが思い出されます。


ボールを手に持つことはできませんが、サッカーは最近では野球よりも子どもたちには人気があるようですね。また昨年はラグビーワールドカップでは、日本が五郎丸選手の活躍により3勝することにより、ラグビー人気が急速に高まりました。
ボール一つでいろいろな遊びができ、さまざまなボールの世界に広がっていきます。
子どもたちのスポーツの選択の幅が広がり、それらのスポーツを楽しみ鍛錬していくと、日本のスポーツの将来には大きな希望が生まれてきそうです。


今年はどんなスポーツを楽しみますか。(館)

Posted: Nurie : 16年01月04日

2015年12月06日 投稿

12月の美術館ニュース(2)

今月は、フランスのぬりえ本をご紹介いたします。過去には2012年1月と2014年3月にご紹介をしています。

   
   
今月は、いかにもフランスらしいというぬりえです。 フランスの超有名デザイナーであるイブ・サンローランのぬりえノートです。服のデザインをして、その上にイメージの配色を考えて新しいモードの服を生んで行くファッションの世界。考えてみるとデッサンと色、まさにぬりえの世界ではありませんか?このぬりえノートを見て、気が付かされました。


このぬりえノートは、パリの空港で見つけました。パリにはファッションショーやファッション業界に関わる人が世界中からやってきます。またファッションを学ぶ人たちも沢山いる場所です。そのような人たちにとっては、唾液の的であるサンローランのデッサンがぬりえノートとして存在するということは、やはりパリだな!と思わざるを得ません。

このぬりえノートに自分なりの色をつけて、自分もまたニューモードの作り手になったような気分になるのではないでしょうか。自分たちの勉強のため、また関係する人たちへのお土産として、空港で人気の商品ではないかと想像いたします。


今月のおまけ

こちらは、ぬりえではなく”シール”なのですが、あまりにもかわいい絵なのでご紹介します。描かれているのは、お姫様、妖精、魔法使いなど、女の子の好きなものばかり。
フランスの物なのに、日本のきいちのように三、四頭身であるのも、私がかわいいと思った理由かもしれません。
きっと日本人にも好まれるデザインだと思います。


来年度も海外のぬりえ本を紹介していく予定です。


今月のエントランス

「いいこにおもちゃのはいきゅうだ」
年代:昭和20年代
作者:きいち

沢山のおもちゃを袋にいれたサンタクロース。どこの良い子に配るのでしょうか。


ぬりえ美術館メディア情報
「パズル通信 ニコリ」に、”無心でぬる楽しみ”として紹介されました。

「読売KODOMO新聞」の”進化するぬりえ”の中でぬりえの歴史と共にきいちのぬりえが紹介されました。


展示室のご案内
*きいちのぬりえのほか、海外から集めたぬりえ本の常設展示をしています。

*館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 15年12月06日

12月の美術館ニュース(1)

今年も最後の月となりました。しっかりと、元気に締めくくって、新しい年を気持ちよく
迎えたいですね。気ぜわしい年の瀬に疲れたら、ちょっと一枚ぬりえでもして気分を落ち着かせてみるのはいかがでしょうか。今年もご来館いただきまして、ありがとうございました。
 
 
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 


タイトル:クリスマスツリー
作  者:きいち
年  代:昭和20年代
     

12月のエントランスは、「クリスマス」がテーマのぬりえを展示しています。
クリスマスの時期になると、クリスマスプレゼントは何かしらと、いつも楽しみにされたことでしょう。


昭和30年代に、テレビが家庭に普及していきアメリカのホームドラマが放送され人気に時代、それあのドラマの中にある大きな冷蔵庫やテレビ、綺麗に飾り付けられたクリスマスツリーなどを見せられて、うっとりとして画面を眺めていたものです。クリスマスはあのようにお祝いするのだと知らされました。


昭和20年代後半の頃でしたが、大きなクリスマスツリーは、幼稚園の中で園児や先生とで飾りつけして、クリスマス気分を楽しみました。クリスマスのお遊戯会では、お友達と二人で“ジングルベル”を踊ったことも懐かしいクリスマスの思い出です。

赤いサンタクロースの服を着て、大きなプレゼントの袋を担いで、園児たちにプレゼントを配ったのは、私の祖父でした。体格が良かったので、サンタクロースのおじいさんのイメージにはびったりでした。可愛い孫のために、人肌脱いでくれたのでしょう。


今は美味しいケーキが普段でも食べられるようになり、プレゼントもいつでも貰えるようになり、ケーキやプレゼントが特別のものでもなくなりましたが、「クリスマス」という言葉に特別の魔法があると感じるのは私だけでしょうか?(館)

Posted: Nurie : 15年12月06日

2015年11月03日 投稿

11月の美術館ニュース(2)

「海外ぬりえ」研究室 No.49 今月は、アメリカ編です。

今月は、アメリカのぬりえ本をご紹介いたします。今回で3回目となります。
今回は妖精(Fairlies)とエッシャーのぬりえ本です。

   

妖精のテーマはお姫様と同様に海外のぬりえにはよく見かけるテーマです。ファンタジー、夢というものを感じさせるからでしょうか。
今回は妖精のテーマの本を3冊ご紹介しています。
「Trolls,Elves and Fairies」(巨人、小人、、小妖精、妖精たち),「Deluxe Fairies」、「A-Z Garden Fairies」
どれもお花畑で戯れる妖精たちが描かれています。


海外でのぬりえ本は、子どもたちが塗るための本として作られていますが、今回のぬりえ本に描かれた妖精たちは、子ども、子どもした可愛い妖精もありますが、多くはは大人っぽい姿であるのに驚かされます。ちょっと背伸びをしたい子どもたちの憧れの対象なのかしらと思います。
妖精だけでなく、背景に描かれたお花や草木などを塗ることもできますので、植物などの観察にも役に立つぬりえとして良いと思います。

   

もう1冊は、「エッシャーのぬりえ本」です。
マウリッツ・コルネリス・エッシャーはウッドカット、リトグラフ、メゾティントなどの版画製作でよく知られたオランダの画家(版画家)で、ジグソーパズルのように平面を黒と白の模様で埋め尽くす手法や幾何学的趣向の強い作品を作成しています。
1950年代にアメリカの若者たちに人気となったそうです。


この本では、動物、昆虫、魚、人間、鳥などの連続模様が描かれています。幾何学的な模様ですから、大人の方向けにも面白いと思います。
妖精にエッシャー、海外のぬりえの面白いテーマをご紹介しました。
来月はフランスのぬりえ本をご紹介する予定です。


今月のエントランス

タイトル:『おしゃみせん』
年 代 : 昭和30年代
作 者 : きいち

母の子どものころ、この町屋辺りでもお三味線の音が聞こえてきたそうです。伝統的なも
のがこれからも続いていくといいですね。


ぬりえ美術館メディア情報
東京都交通局情報誌「ぴっくあっぷ」 10月号に“都営沿線個性派&注目のミュージアム
として紹介されました。


【展示室のご案内】
★きいちのぬりえのほか、 海外から集めたぬりえ本の 常設展示をしています。
★館内にはぬりえ体験コーナーがあり、 自由にぬりえを塗って楽しんで いただけます。

Posted: Nurie : 15年11月03日

11月の美術館ニュース(1)

11月は、霜月。師走の12月を残すところとなり、なにかと慌しい気分になりがちですが、
冬のピリッとした空気を吸い込んで、さっそうと残りの2ヶ月を乗り切りましょう。
 

ぬりえのこころ  今月の一枚
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

タイトル:アコーディオンをひいて
作者:きいち
年代:昭和20年代
    

11月のエントランスは、「お稽古」がテーマのぬりえを展示しています。

お洒落な椅子に座って、アコーディオンを弾く少女。
昭和20年代は、アコーディオンは人気のある楽器だったのでしょうか。NHKののど自慢の伴奏にアコーディオンを弾いて人気だった演奏者がいらっしゃいましたが、ポピュラーであったのかもしれませんね。
日本には江戸時代末期にオランダから入ってきたようです。大正時代には、アコーディオンは手風琴と呼ばれたそうです。ちなみにピアノは、洋琴、オルガンは風琴といわれたそうです。

1920年代から30年代にかけて、西欧では軽音楽の全盛期で、とくにフランスではアコーディオンが時代の花形として活躍していました。昭和4年(1929年)にフランス映画「巴里の屋根の下」が日本で大ヒットしたことから、その映画に流れていたアコーディオンの音が大衆に影響を与え、人気となったことが伺えます。


又当時の一流月刊誌が「モボ(モダンボーイの略、今なら進歩的エリート青年の意)の三種の神器とは、ダットサン(車)、ライカ(カメラ)、アコーディオンを持つこと」という記事をあげていることからも、アコーディオンの人気がわかりますね。


小学校の音楽の授業で、アコーディオンを弾いていたのは、背の高い少女でした。大きなアコーディオンを弾く姿が大変素敵に見えて、憧れたものです。(館)

Posted: Nurie : 15年11月03日

2015年10月05日 投稿

10月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.48 今月は、ギリシャ編です。

今月はギリシャのぬりえ第2回目をご紹介いたします。前回は2012年の7月にご案内して
います。
今回のぬりえは、ロードス島に関連するぬりえとギリシャの祝日に関するぬりえ本です。


1、「色を塗って学ぶギリシャの民芸 ロードス島のデザイン」
ロードス島ガレー船などの船、花や鳥などの民芸に見られる主たるデザインが描かれてい
ます。
   
「3段オールのガレー船」は、オールの順序や船の帆に描かれた古代の神を通して、古典
時代のギリシャがこのデザインによみがえらせます。「鷲」は空の絶対的な王者であり、誇り高く未来を展望しています。



「カーネーション」ロードス島の冬季やギリシャのすべての種類の民芸に見られる、もっとも好まれた題材のひとつです。


この本はシリーズになっていて、12種類ものテーマが出版されています。
左ページには色見本がついており、それを見ながら塗っていきます。
子どもたちは、自分の国の文化をぬりえを通じて楽しみながら覚えることができますね。

2.「一年の祝日に色を塗る」
ギリシャの記念日の絵が描かれています。
「復活祭」キリストが復活したことをお祝いする復活祭。赤い卵をぶつけあったり、羊の肉を焼いたりするのが習慣ですが、子どもたちが卵をぶつけあっています。
   

「聖灰月曜日」は、凧揚げをして、その日はお肉を食べないそうです。聖灰月曜日は、イ-スターまでの40日間の最初の日になります。
「3月25日」は、トルコ人によって400年続いた奴隷の境遇から解放されたことを祝う日
です。


海外のぬりえ本を見ていますと、日本のぬりえには無いテーマを時々見ることがあります。
この記念日のぬりえ本も初めてみるものです。自国の記念日を意識的に学ぶことができ
て大変良いアイデアだと思います。

 
今回も珍しいぬりえ本をご紹介できたのではと思います。来月もどうぞお楽しみに。


今月のエントランス

『きんのふねにのるおひめさま』
年 代 : 昭和20年代
作 者 : きいち
1941年に講談社の絵本として「コガネノフネ」が出版されています。その絵本のお話
を元に描かれたぬりえだと思いますが、生憎詳しいストーリーがわかりませんでした。
当時はポピュラーなお話だったのでしょう。


ぬりえ美術館情報
きいちの手ぬぐいが4種類発売されて、大変好評です。 1枚1,200円+税


【展示室のご案内】
★きいち没後10年 「ありがとう 忘れない」第二弾を 開催しています。

★館内にはぬりえ体験コーナーがあり、 自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 15年10月05日

10月の美術館ニュース(1)

10月になりますと秋のお祭りやイベントが各地で盛んになりますね。早くも菊祭りなどの声も聞かれます。菊が咲き始めれば、紅葉狩りももうすぐですね。

 
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。こ
のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 

タイトル:まほうのりんご
作  者:きいち
年  代:昭和20年代
  
10月のエントランスは、お姫様がテーマのぬりえを展示しています。

きいちは、戦後に仕事を始めるにあたり、絵本をやってみたい気持があり、何冊か絵本を描いています。
その後、戦前にも描いて人気となっていたぬりえを本格的に始めますが、ぬりえの中で絵本的なものを描いています。「まほうのりんご」は白雪姫のお話ですが、シンデレラやチルチル・ミチル、眠り姫、ジャックと豆の木等々、描いています。
あの時代、絵本が買えなくても、ぬりえを通じてお話を楽しむことを子どもたちが出来るようにと思って手がけていたのではないかと想像いたします

白雪姫やシンデレラ、眠り姫など、今ではウォルト・ディズニーの絵が世界的に有名となっていますので、それらの絵を思い浮かべてしまいますが、昭和の20年、30年代に描かれた絵本には、日本人の画家たちが描いたものがあり、それぞれのオリジナリティーあふれた作風で子どもたちを楽しませていました。


今見ても素晴らしい挿絵で、子どもの頃にはどんな人が描いていたかもしらずにそれらの絵本を読んでいたわけですが、とても幸せな時間をもらっていたのだと大人になって思います。個人的には、蕗谷虹児の作品が好きですが、「おやゆび姫」、アンデルセンの「海つばめ」、「シンデレラ」等々、子どもたちに夢を与え、ワクワクさせる絵本を描いてくださっていたと感謝をしています。


子どものころ、どんな絵本を読んでいらしたか、覚えていらっしゃいますか?

Posted: Nurie : 15年10月05日

2015年09月05日 投稿

9月の美術館ニュース(2)

海外ぬりえ研究室No.47   今月はベルギー編です。


今月は、ベルギーのぬりえ本をご紹介いたします。
2冊ありますが、同じ出版社のものです。

   
青い表紙の女の子のすべり台のぬりえ本は、ウィンドサーフィン、山登り、乗り物、プール、凧揚げ、サッカー、バンド(音楽)、犬と散歩、消防士と消防車、スキー、お花の水やり、ボーリング、子どもの用電車、スケートボードなどが、見開きで描かれています。

   
赤い表紙の男の子のラジコンのぬりえ本は、三輪車、インディアン、ヨット、ラジコン、鶏にえさ、雪だるま、バスケットボール、お風呂、玩具の乗り物、すべり台、スキー、キッチン、油絵、子どもの自動車、羊飼いなどが描かれています。

見開きページの一部に色が付いていますので、それを見本にぬりえの部分を塗っていくような構成になっています。
色見本にない部分については、自分の好きな色で塗るのでしょう。


これら2冊の本は、シンプルではっきりとした太い線が描かれていますので、この本の対象の4歳児には、ぬりやいと思います。子どもたちに関心のあるテーマを年間を通して楽しめるように絵が選ばれていますので、いつの時期に購入してもすぐに楽しめそうです。


見開きで絵を見せる事により、広い景色もみせることができるので、ぬりえの使い方に広がりができるようになるのではないかと思いますので、面白い構成であると思います。


それぞれの国で、様々なタイプのぬりえあるものですね。

今月のエントランス

タイトル:『おいけにうつったおつきさま』
作者:きいち
年代:昭和30年代
水面に揺らぐおつきさまを見つめているなんて、まるで平安時代のお姫様のようで、
とてもロマンチック。
月を眺める少女の表情から、あなたは何をイメージされますか?かぐや姫、うさぎさん・・・
そしてどんな色に塗りましょうか。


ぬりえ美術館メディア掲載情報
・8月7日(金)朝日新聞夕刊「各駅停話」に掲載されました。
・8月20日(木)日本テレビNews Every で紹介されました。
・8月31日(月)NHK「ひるまえほっと」でデコぬりえ®が紹介されました。


展示室のご案内
・きいち没後10年「ありがとう 忘れない」第二弾を開催しています。
・館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 15年09月05日

9月の美術館ニュース(1)

九月になりましたが、まだまだ暑い日が続いております。それでも気分的には、秋の
お月様を愛でる様な気分を味わいたいものです。くっきりとした月を見てみたいですね。

 
ぬりえのこころ 今月の一枚
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。こ
のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

   
タイトル:うさぎのダンス
作  者:きいち
年  代:昭和20年代
9月のエントランスは、お月様いくつをテーマに月のぬりえを展示しています。


「うさぎのダンス」は、1924年(大正13年)、児童雑誌「コドモノクニ」に発表されましたもので、詩人・民謡・童謡作家の野口雨情(1882~1945)が作詞し、作曲家中山晋平(1887~1952)が曲を付けましたものです。当時、童謡に合わせて踊ることが流行していたそうです。
そういえば私が持っていた「可愛い魚屋さん」のレコードにも踊りがついていたような記憶があります。


それにしても「うさぎのダンス」というタイトルを聞いただけで、踊りだしたくなりますね。「ソソラ ソラ ソラ うさぎのダンス  タラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタラ  あしで 蹴り 蹴り  ピョッコ ピョッコ 踊る ・・・」 きっと幼稚園ではこの歌にあわせて、子どもたちがピョン ピョンと跳ねて踊っていたことと思います。


小さい子どもの頃、「お月様にはうさぎが住んでいて、お餅つきをしている」聞かされて、
中秋の名月の中にうさぎを探したことも思い出します。今でも子どもたちはそのようなお話を知っているのでしょうか?
それとも、7月に日本人宇宙飛行士をのせてロケットが宇宙に飛び立ちましたが、そのようなことを思い浮かべるのでしょうか?


お月様から想像がどんどん広がりますが、子どものころから夢を見て、夢を膨らませていって欲しいものですね。(館)

Posted: Nurie : 15年09月05日

2015年08月08日 投稿

8月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.46 今月は、キューバ編です。
今月は、キューバのぬりえ本を紹介いたします。


1冊目は、「Colorea La Historia」
 歴史をぬりえしよう!というタイトルでしょうか。
      

全ページにキューバの歴史が短い解説とともに描かれています。中にはチェ・ゲバラやカストロも描かれています。
ぬりえは子どもたちがするものですが、小さいときから自分の国の歴史について、難しいという思いをしないで、ぬりえをしながら知ることができるのは、とても良いことだと思います。


2冊目は、「Cantar y colorear」
歌とぬりえとでも訳したらいいでしょうか。
      

左ページには、歌の歌詞、右ページにそれに関するぬりえで構成されています。
歌付きぬりえという本も初めてみるものですが、歴史のぬりえ本同様にぬりえをしながら歌を覚えられるという楽しい本ではないでしょうか。 

他の国でよく見るのは、ぬりえをしながら国語や英語や数学を学んでいくというものですが、今回のキューバのぬりえ本は、今までに無い歴史や歌などのコンセプトでした。


ぬりえを通じて、いろいろなことが学べますね。

いかがでしたか? 来月はベルギーのぬりえ本をご紹介する予定です。


今月のエントランス

『ところてん』
作者:きいち
年代:昭和30年代

夏は、“ところてん”がいいですね。実は、ところてんはかなり古い歴史があり、夏の季語にもなっています。
ここ最近は、ところてん突きをしてから食べる機会は少ないと思いますが、あなたはさっぱりと三杯酢や酢醤油派、それとも黒蜜派?
暑い日は敢えて屋外で、冷たく冷やしたところてんをつるっといただいてみたいですね。


メディア掲載情報
8月7日(金)朝日新聞夕刊「各駅停話 都電荒川線 町屋二丁目」にて、ぬりえ美術館が紹介されました。
8月25日(月) NHK総合(11:05~11:54)『ひるまえほっと』にて、大人のぬりえサロンのデコぬりえ®が放映予定です。


【展示室のご案内】
●きいち没後10年 「ありがとう わすれない」 第2弾を開催しています。 
●館内にはぬりえ体験コーナーがあり、 自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。 

Posted: Nurie : 15年08月08日

8月の美術館ニュース(1)

今年の夏は、どのように過ごされますか。図書館などでゆっくりと本を読むのもいいですね。暑い時間を涼しく過ごすことができます。 外で過ごされる場合は、水分をとって、熱中症には十分に気をつけてください。


ぬりえのこころ -今月の一枚- 

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 

タイトル:スツールに腰掛けて
作  者:きいち
年  代:昭和30年代

  

8月のエントランスは、夏のスタイルブックと題しまして、ファッションに関するぬりえを展示しています。


昭和30年代をよく表しているスツールが描かれています。赤とブルーのスツールと大変良く似たスツールが私の家にもありました。色は赤と黒でした。
きいちのぬりえには、その時代、時代の流行、ファッションが描かれていますので、子どもの頃にきいちのぬりえで育った人には、懐かしくて堪らない
魅力があると思います。このスツールを見たら、「そうそう、こういうものがあったわ」と思い出されるからです。

流行のものを描いてはいますが、すこし先端の流行であり、誰でもがそれらの持っていないような早い時期に描いて見せています。まだまだ豊かではなかった時代ですから、そういう新しいものがあるとは知っていても、誰もが買える時代でもありませんでした。


しかし描かれたものは、子どもにとっても、それは格好いいものとして、目に映ったとみえて、きいちのぬりえは大変な人気となり、よく売れたものです。こんなものを着たい、着てみたい、こんなものを欲しいな、という気持でぬりえをしていたのだと思います。


スツールに座っている少女のストライプのパンツも「サブリナパンツ(オードリー・ヘップバーンの映画で流行したパンツ)」のように少し丈が短めで、丁度今の流行と似ていますね。またお隣の四角いスツールに座る猫も三毛や虎のような雑種の猫ではなくて、血統種付き猫のようです。(館)
 

Posted: Nurie : 15年08月08日

2015年07月05日 投稿

7月の美術館ニュース(2)

今月のエントランス

『でぱーとのしょくどうで』  
年代:昭和30年代
作者:きいち


テーブルにはホットケーキに、ショートケーキ。食べているのはアイスクリームでしょうか。
デパートにお買い物に行くのは、お出かけの中でも一番楽しい場所であり、お買い物のほかに食堂で美味しいものを食べるのは、もっと嬉しい場所でした。

メディア掲載情報
6月23日(火) テレビ朝日『若大将のゆうゆう散歩』で紹介されました。

Posted: Nurie : 15年07月05日

7月の美術館ニュース(1)

『海外ぬりえ』 研究室 No.45  今月は、インド編です。


今月はインドのぬりえ本をご紹介いたします。
前回は2012年11月にインドのぬりえをご紹介しています。

今回ご紹介するのは、モザイクと動物や鳥などのぬりえ本です。

1.「モザイク MOSAIC FUN」
      

この海外ぬりえ研究室では、マンダラのぬりえ本をいくつか紹介していますがモザイクのぬりえ本は初めてとなります。
「モザイクとは、小片を寄せあわせ埋め込んで、絵(図像)や模様を表す装飾美術の手法。
石、陶磁器(タイル)、有色無色のガラス、貝殻、木などが使用され、建築物の床や壁面、
あるいは工芸品の装飾のために施される。この装飾方法は古くから世界的に見られ、宗教画や
幾何学模様など様々なものが描かれており、歴史上、カテドラルの内部空間やモスクの外壁などの装飾手法として特に有名である。」というものですが、確かに海外の教会の建築の中に
みたことがあると思われる方がいらっしゃると思います。


2014年1月にアメリカ編で幾何学的な「キルトとプリズムのぬりえ本」を珍しいジャンルとして紹介していますが、このモザイクもそれに順ずる珍しいぬりえ本です。
ご自分の家の装飾をイメージしながら、塗るのでしょうか。幾何学的に組み立てられて
いますので、配色などはかなり頭脳を使って塗る必要があり、じっくり考えて
取り組むのによいぬりえ本です。


2.「Students'Educational Coloring Books(生徒のための教育的ぬりえ)」
         

鳥や動物が表紙に描かれたぬりえ本です。生徒のための教育的ぬりえとタイトルに
あるように、教育的な言葉がぬりえの下に書かれています。たとえばおんどりの下には、「おんどりのように、毎朝早く起きましょう」と書かれています。ふくろうの絵には、「遅くまでおきているふくろうの真似をしないで、毎晩早く寝ましょう」。
うさぎの絵には、「うさぎのように、フルーツと野菜を毎日食べましょう」と書かれています。
可愛い鳥や動物の絵をぬりえしながら、それぞれの教育を学んでいくことでしょう。


インドは世界の印刷の工場になっていると言われています。様々な国のぬりえ本がインドで印刷されて、海外に送られているのでしょう。


いかがでしたか。来月はキューバのぬりえ本を紹介していきます。どうぞお楽しみに。

Posted: Nurie : 15年07月05日

2015年06月13日 投稿

6月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.44  今月は、スペイン編です。
今月は、スペインのぬりえ本を紹介いたします。

      
1冊目は、久しぶりにマンダラです。テーマはお姫様です。

中の絵は、①いろいろなお姫様、②お姫様の使用する物、鏡や櫛の絵、③お姫様の好きなケーキや紅茶のセット等々、④王子様、⑤蛙の王子様等々、様々なお姫様関連の絵で構成されています。
絵のテーストは少しマンガチックかも知れませんが、気取らない、キュートなお姫様たちがいっぱいです。


塗ってみたいと思うのは、可愛い!とか”素敵”とか”着てみたい”、”食べてみたい”等の自分がしてみたいという動機が一番です。その気持をそそる絵の集まりでとても素敵なマンダラです。


マンダラをみていていつも思うのは、「海外にはどうしてこのように可愛いマンダラの本があるのかしら?」ということです。女の子が好きなテーマの絵であれば、日本でもマンダラを子どもたちが塗ってくれると思うのですが。

      

2冊目は、「怪物」モンスターのぬりえです。でも、とても可愛いモンスターです。
モンスターがバレーをしてみたり、トイレットペーパーで体をグルグル巻きにしたり、お菓子を食べたり、海にもぐったり、様々なモンスターの行動を描いています。
いわゆるきいちのぬりえのような人物の一つの動きだけでなく、モンスターとその背景にストーリー性があるぬりえになっているので、様々な空想が広がっていくぬりえになっています。


スペインでは、幼稚園でも勉強の中にぬりえを沢山取り入れています。そして、自宅でもこのようなぬりえの本を楽しんでいるのだと思います。
いかがでしたか? 来月は、インドのぬりえをご紹介いたします。

今月のエントランス

『バレーのおけいこ』  
年代:昭和30年代
作者:きいち
寄贈:川越公子氏


フリフリのバレーのドレスにパーマをかけた長い髪、そして頭には大きなリボン。当時の少女の憧れがすべてつまっているぬりえです。バレーのお稽古ができなくても、ぬりえの世界でその夢を叶えてもらえました。


人気のきいちオリジナルグッズベ・ス・ト3
ぬりえ美術館ではきいちのオリジナルグッズを販売しています。人気ベスト3は、
1.缶バッジ(小)
2.カレンダー
3.ノートです。
どれも可愛いので、ぜひ手にとってお気に入りのグッズを見つけてださい。


【展示室のご案内】
●きいちぬりえのほかに海外から集めた ぬりえなどを常設展示をしています。 
●館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 15年06月13日

6月の美術館ニュース(1)

梅雨の季節を迎える頃となりました。今年は桜の時期が寒かったのですが、6月は梅雨らしい梅雨とでもいいましょうか、穏やかな降雨であって欲しいと思います。

 

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。こ
のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 

  
タイトル:トモ子ちゃんのバレリーナ
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
寄  贈:飯塚 赫子氏

6月のエントランスは、バレリーナ/チュチュに憧れてをテーマにバレリーナのぬりえを展示しています。


赤いチュチュに赤いトーシューズ、可愛いトモ子ちゃんがバレリーナ姿でぬりえになれば、沢山このぬりえが売れたことだろうと想像できます。
松島トモ子は、月刊誌「少女」の表紙モデルを一人で10年間していたそうです。その雑誌の中で、バレー姿を数々見せていただろうと思います。映画に出演するとともに童謡も歌っていたので、子どもたちにとって、今で言う「アイドル」として絶大な人気を誇っていました。
そのアイドルが日本の舞踊ではない外国から来た踊りのバレーをするというだけで、何かお洒落な雰囲気が漂い、当時の少女たちを夢の世界に誘ってくれたのはないでしょうか。


今の子どもたちもこのようなドレスは大好きなようです。館内に「きいちのきせかえ人形」を置いて遊んでいただいていますが、その中にバレーの衣装があるのですが、この衣装が一番人気があります。その背景は、フィギュアスケートです。浅田真央ちゃんらのスケートが人気があるので、そのスケーターの衣装と似ているからのようです。女の子の好きなものは、変わらないのだなと実感します。


いまや日本のバレリーナは世界的になり、数々のコンテストで優勝者を出すほどになっています。戦後70年、時間はかかりましたが、踊りや音楽の芸術の世界や野球、サッカーなどスポーツの世界で通用する人材が出てきているのは、本当に素晴らしいことだと思います。これからも素敵なバレーダンサーが輩出されることを期待しています。(館)

Posted: Nurie : 15年06月13日

2015年05月02日 投稿

5月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.43 今月は、ベトナムです。
今月はベトナムのぬりえをご紹介いたします。前回は2013年11月にご紹介しています。


ベトナムぬりえ本の1冊目は、子どもの遊びをとりあげた本です。
   
   


左ページには、その遊びの解説と思われる文章があり、右ページにちょっと素朴なイラストのぬりえが
描かれています。本の中には、これらの遊びと同じ絵のシールがあり、このシールを色見本としてぬりえをしていくようです。手と手を引っ張りあったり、綱引きをしたり、子どもの遊びはどこでも似たような遊びがあるようですね。


2冊目のぬりえは、鳥と昆虫を描いたぬりえ本です。
      


それらの鳥や昆虫が、人間のように何かをしている様子を描いているのが面白いですね。
ぬりえのページには、点線で四角が書かれていますので、この本にも1冊目と同様についているシールをここに貼って、シールの色を色見本として色を塗っていくものと思われます。

この本はシリーズ化されて、動物、魚、昆虫、車など12種類ものぬりえが販売されています。ぬりえとすぐに分かるように、それぞれのテーマの動物や魚などが、絵筆を握ったり、色鉛筆などの画材を持っている様子が表紙になっています。


ベトナムでは、1960年代から70年代半ばにかけてベトナム戦争がありましたので、親の世代では、ぬりえをしたことがないという人たちもいます。社会情勢が厳しい国では、ぬりえをすることができないこともあるのです。
なんでもない子どもの遊びのぬりえですが、ぬりえは平和であるからできる、平和の象徴かもしれませんね。


来月もまた海外のぬりえをご紹介していきます。


人気のきいちのぬりえ本 ベスト3
きいちの大判ぬりえは、14種類発売されていますが、ぬりえ美術館で人気の大判ぬりえは、
1.秋冬編、2.仲良し編、3.お食事編 です。
是非、手にとってご覧くださいませ。


今月のエントランス

 『しんぶん』
年代:昭和30年代
作者:きいち


大きな新聞を広げて、読む少女。小学生でも新聞を読んで、クラスの中で
発表をしたりしたものです。
小さいころから新聞に慣れていくのは大切なことですね。


展示室のご案内
●きいち没後10年「ありがとう忘れない」 第1弾を開催しています。(5月まで) 
●館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。 

Posted: staff : 15年05月02日

5月の美術館ニュース(1)

今年のゴールデンウィークは、連続5日間。もし4月29日の昭和の日から5月10日までお休みがとれた場合、12日間の長~い休暇となります。5月のお休みにあれもしたい、これもしたいと楽しみが一杯ですね。


ぬりえのこころ -今月の一枚- 
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものやテーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

 

タイトル:ひだのこまかいスカート
作  者:きいち
年  代:昭和30年代  

5月のエントランスは、みんなリボンをつけていたをテーマにぬりえを展示しています。
きいちのぬいえの少女は、皆頭に大きなリボンをつけています。二つ付けている少女も描かれています。
リボンでさえ、昭和20~30年代にはちょっと高価なものだったのです。その憧れをぬりえの中で少女の心を満たしてくれる様に、大きなリボンを必ず描いてくれていました。

当時町には小間物屋さんと呼ばれる店があり、化粧品や袋物、アクセサリーなどと一緒にリボンの飾り棚があり、リボンが売られていました。細い幅から広い幅のもの等いろいろありましたが、幅の広いリボンは高級品です。ベルベットのような生地や絹のツルツル輝くような様々な素材のリボンがありました。髪につけなくても、美しいのでリボンを見ているのは、とても楽しいものでした。


1960年代、中学生になると三つ編みした髪に細いリボンを付けていました。三つ編み少女はだれもがリボンを付けていた時代でした。
その後小間物屋さんが無くなっていき、近所の店でリボンを見ることも無くなりました。
洋裁をなさる人向けに、日暮里の繊維街のような所にリボンの専門店があるのかもしれません。


今ぬりえ美術館の「大人のぬりえサロン」では、デコぬりえ®というものを作っています。そのデコの材料のために、頻繁にリボンを探しに行きます。スパンコールの入ったものや金糸、銀糸の入ったもの、様々なリボンをデコぬりえ®のために用意します。
子どもの頃に買えなかった思いを、今大人買いをして晴らしているのかもしれませんが、いつになっても美しいものを見ているのは楽しいものです。


皆さまも子どもの頃はリボンをつけていましたか。(館)

Posted: Nurie : 15年05月02日

2015年04月04日 投稿

4月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.42   今月は、チェコです。

今月は、チェコの人気アニメの「アマールカ」と鳥や学校の先生のぬりえ本を紹介します。

   

アマールカは、チェコの人気アニメのキャラクターで、日本でも人気のなっている森の妖精です。チェコでは、子どもたちが眠る前に観る「お休みアニメ」と称される子ども向けアニメのキャラクターです。日本での人気は、キャラクターの愛らしさやほのぼのとしたストーリーから人気になっているようで、アマールカのグッズの取り扱い店が数多くできています。


アマールカは1973年に放映開始になり、国民的アニメとして親しまれてきました。アマールカは、明るく前向きで、金髪にぱっちりとした目、青い花の冠がトレードマークの妖精で、困っている森の仲間たちを助けるために知恵を絞り、奮闘する日常が描かれているアニメです。
このぬりえ本にも川に落ちてしまったハリネズミや、その他アマールカのアニメにでてくる頭にスカーフをした「女の子」や「どんぐりのぼうや」、「オババ」、「吹雪老人」などのさまざまなキャラクターのアニメの一場面が描かれています。

ぬりえ本では、左のページにアニメの原画でしょうか色見本があり、右ページがぬりえになっています。アマールカやほかのキャラクターなど、大変シンプルな線で構成されています。この素朴さが子どもから大人まで人気となっている理由ではないでしょうか。

 
      


コウノトリが表紙のぬりえ本にも、さまざまな人物や動物が描かれています。このぬりえ本の中にも、アマールカがありましたので、チェコではこの中に描かれた人物や動物のアニメがあるのかもしれません。           
教室で教えるひげの先生や犬とひげの小人たち、みみずと蜂のような昆虫など、このぬりえ本の絵もアマールカ同様にシンプルな線で描かれています。左に見本、右にぬりえという構成も同じです。

 
今回の2冊のぬりえ本は、色彩的にも派手さはなく、黄~緑~茶にプラス赤、青という落ち着いた色合いが、穏やかな印象を与えます。日本では、こういう色彩は子ども向けにはあまり見られないの、チェコの特長が現れていると思います。

 
今月のエントランス

『あしたはえんそくよ』

年代:昭和30年代
作者:きいち
福井紅子氏寄贈

今月は、「楽しい学校生活」をテーマに、ぬりえを展示しています。毎日学校に行くのはたのいいな!そんな子どもたちの喜ぶ声が聞こえそうです。教科書やお弁当の準備をして、「行ってきます!」。
その他昭和の時代の学校生活の様子が描かれていて、懐かしいです。しかし「へのへのもへじ」の落書きは、今の人には何のことか、分からなくなっているかもしれませんね。


メディア掲載情報
・「東京の小さな美術館」に紹介されました。

・3月14日、15日に開催された第36回荒川区産業展に出展いたしました。


【展示室のご案内】
●きいち没後10年「ありがとう忘れない」第1弾を開催しています。(5月まで) 
●館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。 

Posted: Nurie : 15年04月04日

4月の美術館ニュース(1)

桜、桜、桜・・・ この季節になるとどうして日本人は桜にときめくのでしょうか。各地で桜祭りが開催されていますので、お出かけして桜を満喫してはいかがでしょうか。

 
ぬりえのこころ -今月の一枚-

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。こ
のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 

タイトル:べんきょうがすんでからあそぶわね
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
寄  贈:小沼 秋成氏寄贈


4月のエントランスは、楽しい学校生活をテーマにしたぬりえを展示しています。 


勉強用の机の「文机」に、座布団を敷いてきちんと座ってお勉強をする少女。実は私も小学校3年生までは、このような机を廊下の隅において、勉強をしていました。いわゆる現代の学習机は、東京に引越しをしてからでした。
きいちがぬりえの中に残しているということは、この当時は座って勉強をする子どもたちが沢山いる時代であったということを表していると思います。

美術館に来館される若い方に、「これらのぬりえに描かれたものがすべてどこの家にも合ったということではなかったのですよ」とご説明をすることがあります。今回のぬりえはその逆で今のような学習机がないという絵になりますが、時代の変遷をぬりえからも感じることができます。


私はまさに団塊世代ですが、祖父母から学校の宿題を終えなければ、遊びに行ってはいけないと躾をされていました。ですからこのぬりえのタイトルである「べんきょうがすんでからあそぶわね」は、とても良く理解できます。
そしてこのような文机に座って、算数の九九を暗記していたことを懐かしく思い出します。覚えるために何度も何度も繰り返していたため、よく覚えているのでしょう。


来館されてぬりえを見るお客様も展示中のいろいろなぬりえから、思い出すことが様ざまにあることでしょう。どうぞお楽しみください。(館)

Posted: Nurie : 15年04月04日

2015年03月08日 投稿

3月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.41   今月は、南アフリカです。

今月は、南アフリカのぬりえ本を2冊ご紹介いたします。

1.「straat Katte」(猫の表紙の本)
   


猫の冒険を描いたぬりえ本です。表紙が四角ではなく、猫の形にあわせて一部カットしてあるところが、面白いです。
中のぬりえは、箱からとび出してきた猫たちが、いろいろな場所に行って見たりやったりした冒険物語になっています。
ページ一面に絵が描かれていて、ひとつの絵自体が大きくて、栓が太いのが特徴です。小さい子どもにとってとてもぬりえやすいのではないかと思います。
ぬりえのほかには、猫が目標物に行き着くにはどのように迷路を抜けていったらいいのか等、迷路のページもあります。


2.「 Colouring & Activitiy book」
      

シマウマのそりに乗ったミーアキャット(?)のカウボーイが描かれたぬりえ本です。
このぬりえ本の珍しい点は、描かれたぬりえのページに、様ざまなメーカーの名前が書かれており、最終的にこの本の収益はチャリティーとして寄付されるようになっていることです。
   


このようなぬりえ本を見たのは、初めてのことです。面白いアイデアだと思いました。
南アフリカでは、このような種類のものが他にもあるのかも知れません。ぬりえのページの他には、数字をつないで線にして絵にしていくページや「そのぬりえの中に何匹の蝶々がいます か」というクイズなども描かれています。


スポンサーのメーカーに関連するぬりえが描かれていますので、本全体としては様ざまな絵で構成されているのは否めないですが、チャリティーということで許されるのでしょう。
1の本と同様に、こちらの絵も一つ、一つが大きく、ページ全体に描かれています。


海外ぬりえ研究室は、41回になりますが、いわゆるぬりえですが、それでも国によってまだまだ見たことも無いアイデアに溢れたぬりえがあるものなのですね。
これからも海外のぬりえをご紹介していたいと思います。


今月のエントランス

『小さいバイオリスト』
年代:昭和30年代
作者:きいち
福井紅子氏寄贈

子どものころには、楽器を習える人が羨ましいと思っていました。友人の一人も、バイオリンを習っていました。そして大人になって、また再び習い始めています。
今は様ざまな楽器を習えるいい環境になってきていると思います。


メディア掲載情報
散歩の達人Mookの「京成線さんぽ(仮)」に掲載されました。


【展示室のご案内】
●きいち没後10年「ありがとう忘れない」 第1弾を開催しています。(5月まで) 
●館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: staff : 15年03月08日

3月の美術館ニュース(1)

春の足音が聞かれる頃となりました。春の空気が暖かくなり、空が明るくなってくると
気持ちまで温かく広がっていくような気分になります。
明るい色のスプリングコートでも着て、颯爽と外に出かけましょう。


ぬりえのこころ -今月の一枚- 

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 


     
タイトル:ハーモニカをふきましょう
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
寄  贈:福井 紅子氏寄贈


3月のエントランスは、楽器や音のある生活をテーマにしたぬりえを展示しています。


皆さまはハーモニカを吹けますか?


ハーモニカは、1824年頃ウィーンで登場したようです。
最初は輸入品ハーモニカでしたが、日本でも1910年(明治43年)に作られるようになったそうです。大正から昭和初期にかけては流行に敏感な若者の間で人気となり、その頃大学でもハーモニカ・アンサンブルなどが作られ、マンドリンと人気を競ったそうです。
教育現場では、1970年代までハーモニカが使われたようです。


このような歴史のせいか、ハーモニカは音の原点というか懐かしい音に聞こえます。
ハーモニカという楽器は、シンプルでサイズも小さいのでポケットにも忍ばせることができ、どこにでも携帯して楽しめそうです。


最初の質問ですが、私は残念ながらハーモニカを吹くことができません。埼玉の田舎の小学校では習いませんでした。ところが4年生から東京の学校に来てみるとすでに小学校3年生までにハーモニカの勉強が終わっていましたので、習うことができませんでした。
代わりに4年生からは、縦笛を習い始めましたので、これは皆と一緒にならいましたので、学校ばかりでなく、家に帰ってからも良く吹いていたものでした。


昭和30年代は、一般的にハーモニカが広まっていた時代であるので、きいちのぬりえの少女もハーモニカを楽しんでいるのでしょう。(館)

Posted: Nurie : 15年03月08日

2015年02月01日 投稿

2月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.40   今月は、スイスです。

今月は、スイスのぬりえ本をご紹介いたします。前回は、2012年の12月に「Dessins,griboullages et Coloriages」というデザインがお洒落な本と「Gute Nacht!(おやすみなさい)」という黒地に白い線で描かれたぬりえ本を紹介しました。今回は、スイスの自然を生かした可愛いぬりえ本をご紹介いたします。


1.「Essbre und giftige Pilze (食用と毒きのこ)」

野山にある様ざまな食用と毒のきのこを描いたぬりえ本です。大変シンプルなイラストで描かれ、反対側には色見本があり、きのこの名前と解説が書かれています。きのこ類ですから、色が茶色、オレンジ、カーキ色、ベージュなどシックな色に限られていますので、全体的に落ち着いたぬりえ本になっています。
   


日本ですと大人の人たちが塗ってもいいと思いますが、海外ではぬりえは子ども用に販売されていますので、「食用と毒きのこ」を覚えるための本でしょう。


表紙にはきのこの他に花、鳥、蝶々、魚、恐竜等々が描かれていますので、きのこ
シリーズのほかにそれらを描いた本が出版されているものと思われます。

2.「Herbst~Malbuch(秋のぬりえ)」

このぬりえ本は余りにも可愛いので、購入してしまいました。サイズがとても小さいのです。手のひらに乗ってしまうほどです。縦7.5x横10.5cm です。

      

秋をテーマにしたぬりえ本ですので、秋の収穫が中心です。きのこ、かぼちゃ、秋の枯葉、どんぐり、りんご等が妖精のような男の子と一緒に描かれています。
秋の時期に、ハンドバッグの中にこの小さいぬりえ本を入れて、喫茶店や公園のベンチの上でぬりえをしたら、さぞかし楽しいだろうなと思います。ほんの少しの時間があれば、一枚の絵が完成しそうです。


日本には、この種類のぬりえ本を見かけたことはありませんので、あったらいいだろうなと思いました。
「きのこ」と「秋」いずれも自然が美しいスイスで生まれた可愛いぬりえ本です。

今月のエントランス

『ごめんください』 年代:昭和30年代 作者:きいち 福井紅子氏寄贈
お人形を抱いて、おままごとを
する少女たち。今日は、私もおかあさんです。「ごめんください」、「はい、いらっしゃいませ」


大人のぬりえサロンのご案内

Yun先生の作品


毎月第3木曜日に開催しています。そこでは、デコぬりえ®を制作。3D仕様にすることで、
表現の幅に拡がりが出ます。仕上がりの世界観がぐっと変わるのを体感ください。     


【展示室のご案内】
●第5回ぬりえコンテスト優秀作品14点を 展示しています。
●館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 15年02月01日

2月の美術館ニュース(1)

早く春になって暖かくなってほしいですが、春とは名ばかりの2月ですが、それでも梅の花のお花見など楽しみはありますね。寒い、寒いと家の中に閉じ困らずに外に出てみてはいかがでしょうか。
 

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 


     
タイトル:トランプ
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
寄  贈:福井 紅子氏寄贈


2月のエントランスは、着物おしゃれアルバムをテーマにしたぬりえを展示しています。
トランプの中にあるスペードやダイヤを描いた大変斬新な柄の着物です。
きいちは、自分が踊りの名取であったこともあり、着物姿を沢山描いています。子どもの頃からセンスがよかったようで、母親や姉妹たちと呉服の買い物に行くときには同行して、選んであげていたようですし、教えもしないのに、生地の名前や柄など覚えてしまったそうです。
またそういうきいちに対して、親たちも叱ったり、禁止をしたりなどもしなかったそうです。そのために、小さい頃から美しいものが好きな青年に育ったのでしょう。

今月は「着物おしゃれアルバム」というテーマでぬりえを展示していますが、最近は着物姿を目にすることが少なくなりました。日本には、四季を反映した柄、縁起が良い柄、平安の昔から公家の装束などに使われた伝統的な文様、様ざまな土地に生まれた伝統の織物など、種類が豊富です。


50年、60年前の親戚の家では、「お蚕さん」と呼んで蚕を飼っていました。その家に遊びに行くと、「サワサワ・サワサワ」と蚕が桑の葉を食べている音がずっと続いていました。
又一昨年新潟の十日町に行ったときにお聞きした話では、以前は十日町と言えば"紬"で有名な土地でしたが、最近は織る人の減少のため織物よりも描く友禅になってしまったそうです。


せっかくの日本の伝統、文化である着物を無くさないでいたいものです。(館)

Posted: Nurie : 15年02月01日

2015年01月04日 投稿

1月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.39  今月は、オランダです。

今月はオランダのぬりえ本をご紹介いたします。 

オランダといえば、やはり「ミッフィー」ですね。

オランダ語では、子うさぎを意味する「ナインチェ」と呼ばれています。
ナインチェは、1955年にグラフィックデザイナーであったディック・ブルーナにより描かれたうさぎを主人公とした子ども向けのお話のない絵本でした。従来の写実的な絵の絵本ではなく、現代芸術運動の流れを汲む当時としては斬新なキャラクターでした。

彼が描くシンプルな線とはっきりとした原色の青、赤、白、黄色、緑の色彩で描かれたキャラクターは子どもたちの人気となりました。この色彩は、ブルーナカラーと呼ばれているそうです。独特の色彩ですね。


日本には、1964年に石井桃子氏の翻訳で「ちいさいうさこちゃん」として出版され、
人気となりました。


ナインチェの絵本は世界約40ヶ国語に翻訳されて広く親しまれていますが、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクではオリジナル名である「ナインチェ」の名前で発行されています。「ミッフィー」とは英語及び英語からの訳による版で見られる名前だそうです。
ただし英語での展開の広さ、日本の大手出版社による販路の大きさや出版媒体の多彩さから、こちらの名前「ミッフィー」の方が広く普及していますね。

ミッフィーは基本的に全て正面か後ろ姿で描かれ、横顔になっているカットはないそうです。これには「キャラクターたちはいつも、本と向き合っているあなたのことを見ている」という、ブルーナの深い愛情のこもった意味があるのだそうです。


さて、ぬりえのほうはさしずめミッフィーの冒険のようなお話で、ミッフィーが凧を揚げて鳥を見たり、スケートをしてみたり、雨の日に傘をさしてみみずを見たりなど、子どもたちが好きな行動をミッフィーがしている構成になっています。


シンプルな中にも温かさのあるミッフィーは、可愛いらしくて世界中で人気となるのも、最もですね。


来月はスイスのぬりえ本をご紹介する予定です。どうぞお楽しみに。


今月のエントランス

『にほんがみ』
年代:昭和30年代
作者:きいち
佐藤 章子氏寄贈

髪を結って、とても豪華なかんざしを飾っています。お正月には日本髪を結った人を見かけたものでした。舞妓さんみたいに可愛いです。


メディア掲載情報
●東京都交通局の情報誌「とでんで」のTODEN-BURARI TABIで、紹介されています。


【展示室のご案内】
●第5回ぬりえコンテスト優秀作品14点を展示しています。
●館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 15年01月04日

1月の美術館ニュース(1)

明けましておめでとうございます。今年も皆さま方に楽しんでいただけるように、可愛いぬりえを展示してまいりますので、ご支援賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

 
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 


    
タイトル:はごいたもって
作  者:きいち
年  代:昭和30年代

1月のエントランスは、楽しいお正月をテーマにしたぬりえを展示しています。
門松の前で、大きな羽子板をもった晴れ着姿の大変お正月らしいぬりえです。
この少女がもっている羽子板は、実際に羽を付いてもいいのですが、大きくて重すぎますので、飾っておく"飾り羽子板"と呼ばれるものになります。


羽子板は、女の赤ちゃんが生まれて初めて迎えるお正月を「初正月」といいますが、日本では遠い昔から初正月を祝って、赤ちゃんの祖父母・おじ・おば・お仲人・親しい友人などが、羽子板を送る習慣がありました。ちなみに男の子には破魔弓を贈ります。

羽子板には初めは絵具で左義長(正月が終って門松などを焼く宮中の行事)を描いていましたが、江戸時代から歌舞伎の俳優を押絵で作って板にはったものが流行したそうです。お正月の羽根突きは、江戸の昔から女の子の遊びです。そしてこの羽子板は、赤ちゃんの無病息災のお守りの意味も持っているのだそうです。


今ではこのぬりえのような風景をみることは少なくなり、女優さんたちのポスターやカレンダーに見ることができるくらいでしょうか。


皆さまの今年一年のご多幸とご健勝をお祈りいたします。(館)

Posted: Nurie : 15年01月04日

2014年12月14日 投稿

12月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.38   今月は、マレーシアです。

1.FUN to Colour

「楽しいぬりえ」とでも訳すのでしょうか。
中は動物、乗り物、お城などの建造物やコックさん等の人物が描かれています。それぞれの絵のページに、英語で「Chef」、「rabbit」など単語が書かれています。
ぬりえをしながら英語を学ぶようになっています。主要な輪郭線は、太い線で描かれています。


2.蜂の絵のぬりえ本

①は、動物と人物が描かれています。そして②は絵の中の部分、部分の名称をマレーシア語で書いてありますので、自国の言葉を絵を見ながら覚えるようになっています。
マレーシアの本ですが、中に「忍者」が描かれていて、面白いなと思いました。

3.Sea Animals

このぬりえ本は、海の生き物を描いたものです。そして、その生き物の名前がマレーシア語と英語で書かれていますので、両方の言葉を覚えることができるようになっています。
カニ、貝、くじら、イカ、いるかなどが描かれています。


日本でも水族館人気がありますが、マレーシアでも子どもたちには人気があるのでしょう。
マレーシアのぬりえ本は、大変基本的なぬりえであると思います。


又、最初に男の子っぽいと書きましたが、子どもでも男女で好みが分かれるものですね。他の国のぬりえ本を見ていても、こちらは男の子、あちらは女の子が好みそうと男女の好みの違いがわかります。しかもそれはだいだいどこの国でも同じようです。

今月のエントランス

『ゆであずき』年代:
昭和30年代 作者:きいち
寒くて冷える日は、あっつあつのゆであずきを食べて温まりたいですね。ねこちゃんも一緒に食べたそうに覗いています。


新商品のご案内

●「きいちの手ぬぐい」が4柄発売されました。1枚 1296円(税込)です。


【展示室のご案内】
●第5回ぬりえコンテストの優秀作品を14点展示しています。

●館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 14年12月14日

12月の美術館ニュース(1)

今年も師走になりました。いろいろな出来事が今年もありましたが、大きな事故や災難もなく穏やかに新年を迎えたいものですね。そして来年してみたいことなど、みかんなど食べながら考えてみるのはいかがでしょうか。今年も一年ありがとうございました。


ぬりえのこころ -今月の一枚-

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。こ
のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

   
タイトル:いしやきいも
作  者:きいち
年  代:昭和30年代


12月のエントランスは、わくわくする冬の過ごし方をテーマにしたぬりえを展示しています。
いしやきいもを嬉しそうに抱える少女。湯気がでて、美味しそうですね。


皆さまの家のお近くでは、今でもいしやきいもをみることはできますか。ぬりえ美術館の近くでは、まだまだいしやきいもを販売する車を見かけることができます。
私が子どものころの昭和20年代では、お隣の家がお百姓さんでしたので、その家の広い庭の中でもみ殻を積み上げて、その中にお芋をいれて焼きいもを作って食べました。そのような作り方が一番おいしいお芋の食べ方だと思いますが、もうそのような焼き芋は食べられなくなりました。

東京で見かけたような石焼芋屋さんは、ありませんでしたが、私の田舎には、「つぼ焼き」というものがありました。町の中でつぼ焼きや焼きそばなどを作って売っているおじいさんとおばあさんのお店があり、お芋一つがたぶん子どものお小遣いでも買えるような値段であったのだろうと思います。冬になるとそこによくつぼ焼きのお芋を買いにいったものです。


つぼ焼きとは、大きな素焼きの壷の中に火を起こし、つぼの中にお芋を引っ掛けて焼くものです。自宅で蒸かしたりするお芋よりも水分が少ないので、美味しかったですね。
最近浅草とかにでかけますと、大学いもを買います。昔は家でも大学いもを作ったりしたそうですが、手軽に甘い蜜のかかった美味しい大学いもが手に入りますので、嬉しいですね。


皆さまは、どんなお芋の料理がお好きですか。(館)

Posted: Nurie : 14年12月14日

2014年11月09日 投稿

11月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.37   今月は、中国です。
今月は中国のぬりえ本をご紹介いたします。前回は2013年2月に中国で子どもたちに大人気の羊のアニメのぬりえ本などをご紹介しています。


最近の中国の経済的な進歩、進化は大変なものですが、それもここ20年のものです。それ以前は国民にとって厳しい貧しい時代もありました。そのためぬりえをしたことがないという話をいくつも聞いています。
何年か前にフェリス女子大学でぬりえ講座を開催した際に留学していた女子学生が子ども時代にぬりえをしたことがないと言っていました。


また中国の調査をした際にも、子どもが幼稚園などでぬりえをするのを見て、ぬりえとはこういうものかと知ったというお母さんの話を聞いたことがあります。
しかし幼稚園の園長さんなど富裕な家庭に育った人は子どもの頃にぬりえをしましたと言っていましたので、貧富の差が多分にあったと思われます。


さて現在は幼稚園でもぬりえがされますし、本屋さんには沢山のぬりえ本が並んでいます。
今回の本は2冊とも丁寧にぬりえの仕方や線の種類、色の名前などを教えながら、ぬりえを塗っていく手順を教え、さらにはその物の名前や発音まで覚えられるような本になっています。

1.我会画(植物風景)

最初に様ざまな線の形と名前と形の修理と名前を教えるページから始まります。次のページには色の名前とぬりえ方の名前が紹介されています。


次には果物の絵とその果物の名前の漢字と発音が書かれています。その下には、3段階でぬり方が紹介されています。

一色で塗る方法から段々に他の色と一緒に使ってみたり、暈かしてみたりとテクニックが上がっていくようになっています。

2.ト(さんずいに余)色画(動物)

1ページ目に描く動物の名前を漢字と発音で表し、3段階でぬりえをする順番が紹介されています。
2ページ目には、鉛筆やクレヨンなどの画材、線の種類、色の名前が紹介されています。
次のページからぬりえ始まり、92の動物のぬりえがついています。
   

これらの本は低学年向けのぬりえ本と思われますが、一人っ子政策の中国では親たちが子どもの教育に大変熱心です。幼稚園でも単に塗るだけでは親たちが満足をしないといわれると先生方からお聞きしました。
そのために、名前や発音の仕方、どんな順番で塗ったらいいか等学びながらぬりえができる仕組みになっていると思われます。


来月はマレーシアのぬりえ本を紹介いたします。


今月のエントランス

『したまちのこ』年代:昭和30年代 作者:きいち
格子柄の着物をきた少女。黄八丈の着物でしょうか。前掛けをして、お店のお手伝いでもしている様子です。桃割れの髪がかわいいですね。


メディア掲載情報
10/18(土)テレビ東京のアド街ック天国「京成町屋」並びにテレビ朝日 グッドモーニングの「イマ知る・ラボ」で紹介されました。


【展示室のご案内】
●常設展示をしています。

●館内にはぬりえ体験コーナーがありますので、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 14年11月09日

11月の美術館ニュース(1)

10月に大きな台風が2回も来て、あっという間に寒くなってしまいました。この寒さが
紅葉を綺麗にしてくれるといいのですが。皆さまのご近所の紅葉の具合はいかがですか?

ぬりえのこころ -今月の一枚-

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 

タイトル:みちゆきのこーときて
作  者:きいち
年  代:昭和30年代


11月のエントランスは、着物姿で美しくをテーマにしたぬりえを展示しています。
道行(みちゆき)を着て、おでかけする少女。お使い物をもっていますから、どなたかのお家を訪問でもするのでしょう。
道行とは、調べてみますと「着物の上に着るもので、洋服にたとえるとコートにあたります。防寒、防雨、防風や、きものや帯を汚さないためなど、実用的な面だけでなく外出時に着物の外観を装うお洒落着にもなっています。 道中着・道行コートは、羽織とは異なりあくまで外出着なので、部屋の中に入るときには脱ぐことがマナーです。」とあります。さらに「礼装、正装の時に着ます。礼装の時は無地の道行を。」となっています。

きいちは着物のことは子どもの頃から母親や姉妹の着物の見立てもしていたようですし、結婚してからもきいちの妻が和裁をしていましたので、大変詳しいのです。それで子ども向けのぬりえですが、「みちゆきのコートをきて」というタイトルで正装での外出には、このようなコートを着てお出かけするものだよと、子ども達に絵を通して教えてあげたのではないでしょうか。
着物がまだまだ人気の時代であったからかもしれません。


最近着物が素敵にみえて、ぜひ自分でも着てみたいと思っています。例えば歌舞伎座に行くなら、どんな着物がいいだろうか。この着物にどんな帯があうだろうか、帯揚げや帯締めはどれだろうかと考え、悩みますが、楽しい悩み事です。
気軽に着物でお出かけできるようになりたいと願っているところです。(館)

Posted: Nurie : 14年11月09日

2014年09月06日 投稿

9月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.35   今月は、ブラジル編です。

今月はブラジルのぬりえをご紹介いたします。
今年のワールドカップはブラジルで開催され、ブラジルは4位と残念な結果でしたが、大変な盛り上がりを見せましたね。
ぬりえでは、前回、2013年5月に「ピノキオ」、「サーカス」、「天使」、「絵の具のキャラクターぬりえ」を紹介しています。


   
①今回は「愉快な遊び」とでも訳すのでしょうか熊とサイの絵のぬりえ本です。2才から4才向けと書かれています。海外のぬりえには、年令別に描かれているものが多くあります。この本の中には、純粋にぬりえ、迷路、番号順にぬっていくものと間違い探しの4種
類から構成されています。小さいうちから、迷路や番号順などを遊びながらぬっているといつしかできるようになっていくものですから、なかなか教育的な本だと思いました。



②あかずきんや白雪姫、眠りの森の美女などの絵を集めた80ページからなるぬりえ本です。ほとんどのぬりえに色見本がついています。絵本のように、それぞれの絵の部分には解説がついています。
塗りながら、ストーリを覚えられます。女の子は、お姫さまが好きですから、このようなぬりえ本は塗り甲斐があり、人気が高いものと思います。


   
③16ページ程度の薄いぬりえ本です。pintarは描くことという意味で、②の本はcolorindoというタイトルで色を塗るという意味ですが、いずれも「ぬりえ」として使われているようです。中には男の子、女の子、動物などが描かれています。
子供たちは顔が大きい、特徴のある顔をしています。ブラジルのぬりえは、個性的ですね。


来月は、タイのぬりえをご紹介いたします。


今月のエントランス

『ぼたもち』
年代:昭和20年代
寄贈者:藤元耿子
ぼたもち作りをお手伝い。沢山作っていますね。仏様にあげて、後で皆で一緒に食べたら、
美味しいでしょうね。


メディア掲載情報
8月2日(土)BS-TBS「おんな酒場放浪記」で紹介されました。


【展示室のご案内】
●祝きいち生誕100年「これからもいつまでも」第2弾を開催しています。
●館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんで
いただけます。

Posted: Nurie : 14年09月06日

9月の美術館ニュース(1)

今年7月はサッカーのワールドカップが開催され、世界のスーパープレイに興奮をしましたが、9月は韓国の仁川にてアジア競技大会が開催されます。五輪種目28競技のほか、非五輪8種目で行われます。秋もきっと日本選手の活躍に燃えることでしょう。
 

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。こ
のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。



「うえきにみずをやるのよ」
昭和30年代、
飯塚赫子氏寄贈

9月のエントランスは、家のお手伝いをする子どもたちをテーマのぬりえを展示しています。


植木の水やりをする少女。今でしたらホースで水をかけるところでしょうが、バケツにお水をいれ、バケツの中から出ているのは柄杓(ヒシャク)です。右手に持っているジョウロにいれるときに、柄杓を使って入れるのに使います。
水でズボンの裾が濡れたり、汚れたりしないように、裾を捲り上げて、頭にはネッカチーフを結び、しっかりお手伝い用の支度をしています。

 

植木の水遣りは、季節にもよりますが、朝と晩にしなければなりませんので、毎日の子供のいいお手伝いになります。水遣りは植木ばかりでなく、庭の掃除や家の前の道路などを掃除した際にも、水を撒いておくと気持ちの良いものですね。


荒川区では平成23年12月から、地域ぐるみで初期消火活動を行い、火災による被害を最小限に止めるためとして、町会・自治会の協力を得て、住宅の軒先や植込み、町会会館、防災広場等々に、誰もが容易に使用できる消火用具として赤いバケツが配布されています。


日本では関東大震災のあった9月1日を、1960年に防災の日と定め、国を挙げての防災訓練が行われています。南関東直下地震(首都直下地震)の発生が想定される南関東では、九都県市合同防災訓練の一環として各都県市で総合防災訓練が行われているそうです。
子どもの水遣りから赤いバケツ、防災という話になりましたが、常々防災については気をつけておきたいものですね。(館)

Posted: Nurie : 14年09月06日

2014年08月02日 投稿

8月の美術館ニュース (2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.34   今月は、インドネシア編です。


今月は、インドネシアのぬりえ本をご紹介いたします。前回は2012年8月に紹介をしています。

   


   

1と2は、人物、植物、車などの物とその名前のぬりえになっています。子ども達が名前や分類を覚える際に、絵を使って塗りながら覚えていくための本のようです。


   


3は、インドネシアのそれぞれの地方の建物のぬりえになっています。大きな国であり、又沢山の島々からなるインドネシアは、その地方によって建物に特長があるようです。
ぬりえ美術館の館内に展示している海外のぬりえの中にもインドネシアのぬりえ本がありますが、同じように地方の独特の建物と服装の特長を表したぬりえ本です。
子どもたちが自分の国を理解するために良い本と思います。


   
4.インドネシアの景色や伝統舞踊などを描いたぬりえ本です。左には色見本のページがついています。絵の勉強にもなりそうです。

   
5.ピカチュウ、ポパイ、クレヨンしんちゃんなどが描かれたこの本は、それぞれのキャラクターをどの様に描いていったらよいかを教えるハウツー本になっています。


今回ご紹介した本は、現地の本屋さんで購入したものですが、いずれも薄いタイプのぬりえ本でした。
ジャカルタにある日系の本屋さんでは、日本のアニメのぬりえ本が大変好評とお聞きしました。テレビの影響が大きいようです。
それぞれの国に特長のあるぬりえ本があって、面白いですね。


来月はブラジルのぬりえ本をご紹介いたします。(館)


今月のエントランス

『すいかがとれた』
年 代 : 昭和30年代 
作 者 : きいち

大きな麦わら帽子をかぶり、大きな西瓜の収穫のお手伝いをする少女。たっぷり果汁が入って重そうですね。三時のおやつには、甘い西瓜を食べることでしょう。


メディア掲載情報
●6月17日付 岐阜新聞の"くらし-楽しみ"のコーナーにデコぬりえ®が紹介されました。


【展示室のご案内】
●祝きいち生誕100年「これからもいつまでも」第2弾を開催しています。

Posted: Nurie : 14年08月02日

8月の美術館ニュース (1)

今年も暑い夏となりそうですが、夏のお祭りや旅行などイベントの計画は進んでいますか。いつもと違う事をする、違う世界にいることは、とても良い気分転換になることでしょう。
 

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

タイトル:かわいいきんぎょ
作  者:きいち
年  代:昭30年代


8月のエントランスは、夏の子どもたちをテーマのぬりえを展示しています。


夏と言えば、金魚!が浮かびます。
夏になるとどこの家でもガラスの金魚鉢に金魚を入れて飼っていたものです。埼玉の田舎や東京にでてきてからも、夏の時期には、金魚をいれた竿をかついで、金魚屋さんが売りにきてもいました。
その金魚屋さんが売り歩くときには、「きんぎょーえー、きんぎょー」という独特の売り声をかけて、町内を売り歩いていました。その売り声を聞けば、あ~、夏が来たのだな、と感じることができました。

縁日では、金魚すくいがあり、子どもたちの人気の屋台だったと思います。丸い枠に薄い紙をはったポイと呼ばれる金魚すくいをもって、ポイの紙を破らずに、何匹の金魚が取れるか競います。 不器用な私が、どういう訳か金魚すくいは得意で、何匹も金魚をすくうことができたので、よく金魚すくいを覚えているのかもしれません。


当時は、着物をよく着ていました。昭和30年代に高度成長で景気が良くなってきたためか、着物が流行したようです。そのため、夏の盆踊りなどは、皆さんが浴衣姿で踊りを踊ったり、見物客の人たちも浴衣姿が見られました。私も、お祭りには半纏や浴衣で山車を引いたりしていましたが、祖母が作ってくれた絽の着物には、大きな金魚が描かれていました。他の子どもたちの着物にも、夏というと金魚がよく描かれていたものです。


赤い金魚、可愛いですね。(館)

Posted: Nurie : 14年08月02日

2014年07月05日 投稿

7月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.33   今月は、フィンランド編です。

今月はフィンランドのぬりえ本をご紹介いたします。前回は、2012年の9月にフィンランドを代表する
ムーミンのぬりえや長靴下のピッピとお姫さまのぬりえ本を紹介しました。

①お花の表紙のぬりえ
   

カラーでないのが残念ですが、今まで他の国のどこでも見たことがないぬりえです。
そのぬりえは縁取りの部分がラメになっていまして、普通は白い紙の上に黒の線が
ありますが、紙も紫、青、緑と地色がついています。地色とラメの色の
コントラストが大変面白いのですが、色をつけてみると更に個性的になってくると思います。
絵の上には、見本となる色のサンプルがついています。
絵の内容は、花、ロケット、鳥、太陽などとてもシンプルな絵になっていますので、
小さいお子さん向けのぬりえと思われます。


②フィンランドの大人のぬりえ

絵本作家のアンヌ・ペルトラさんが大人向けのぬりえを描いていました。
しかもその本は大変人気があるため、2号まで出版されていました。
ぬりえ自体は、前回ご紹介した五味太郎さんの「イタズラ描き」のようなもので、
ぬりえ本に描かれた絵に、自由に自分で付け加えて好きな絵を描いていくものになっています。

アンヌ・ペルトラさんが描く絵本もご紹介します。使われているモチーフが日本的な
模様があったのでビックリしました。

フィンランドでは赤ちゃんが生まれるときに、政府から子どもの誕生時に役立つ商品が
贈られるそうですが、そのギフトの中に、アンヌ・ペルトラさんのこの絵本が入っている
のだそうです。歌の楽譜と歌詞とそれに相応しいアンヌさんの絵がついている歌の絵本です。


③フィンランドの伝統的な玩具
   
 
ぬりえではないのですが、絵にあけられた穴に糸を通していくという伝統的な玩具をご紹介します。
ここにもムーミンが登場します。ムーミンの絵にそって穴が空いています。針に糸を通して、穴を縫っていきます。
糸でぬりえをするようなものかもしれません。面白いですね。


いかがでしたか。それぞれの国に伝統的なものから、革新的なものまでいろいろあって、面白いですね。
来月は、インドネシアのぬりえ本をご紹介いたします。


今月のエントランス
『おにんぎょうさんのいす』
年 代 : 昭和30年代 
作 者 : きいち

お人形さんを椅子に腰掛けさせている少女。お人形さんと遊ぶとき、想像力を働かせて
普段使っている生活雑貨をいろいろな物に見立てて活用していたのでないかと思います。
遊びながらも子どもの成長に役立つことをしていたんですね。


メディア掲載情報
●桐生市のタウン誌「タウンわたらせ」に 大人のぬりえサロンが紹介されました。


【展示室のご案内】
●常設展となります。
●館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 14年07月05日

7月の美術館ニュース(1)

蛍の便りが聞かれる頃となりました。梅雨はもう少し続きますが、雨にも負けずに元気に過ごしていきたいものです。
 

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。


 
タイトル:ミルクをあげましょう
作  者:きいち
年  代:昭30年代


7月のエントランスは、お人形をテーマのぬりえを展示しています。


お人形遊びをするときやおままごとをするとき、子どもたちは自分がお母さんになったような気持ちでお人形と接しているのだろうと思います。
女の子の口からでるせりふは、まるでお母さんにいつも自分が言われているようなことを言ったりします。
ミルクをあげる少女は、お母さんが赤ちゃんにミルクをあげている姿を見て、同じようにお人形にもそのようにするものだと思って真似をしています。


それまでお人形は抱っこするとかおんぶするとか寝かすとかしか出来なかったものが、ミルクを飲んでおしっこをするという人間の行動に近い動きができて、よりリアルなものになってきたことが人気となった理由ではないかと思います。


私が持っていたミルクのみ人形はもうセルロイドではなかったと思いますが、樹脂のようなものできていて、まだ髪の毛はついていなくて頭に髪を描いたものでした。
その後カール人形が発売されて樹脂の頭に髪の毛が植え込まれて、ブラシで髪をとくことができるようになりました。ですからこのぬりえの絵のようなものは、私が持っていたミルクのみ人形より後に販売されたものと思われます。
お人形に関しては、人それぞれに思い出や思い入れがあると思います。バービー、リカちゃん、ブライス等など。


貴方はどんなお人形に思い出がありますか。(館)

Posted: Nurie : 14年07月05日

2014年06月01日 投稿

6月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.32   今月は、ロシア編です。


今月はロシアのぬりえ本をご紹介いたします。前回は、2012年5月にお姫さまと恐竜のぬりえ本をご紹介しています。
今回紹介のぬりえ本は、比較的気軽に購入して塗れるわら半紙のような紙に印刷されたぬりえ本です。

   

"海賊のキャプテン”が表紙のぬりえは、ぬりえだけでなく算数や単語、迷路、数字をつないでいって絵の形を現すものなど、様ざまなことが一冊で学べる本になっています。最後のページには、回答が書かれています。小さい本ながら、126ページもありますので沢山のことが学べますね。本の中の絵は、何人かの人が描いていると思われますが、クラシックな印象で、大変雰囲気のある絵で面白いと思いました。


      


動物たちが沢山えがかれたぬりえ本は、①と同じようにぬりえだけでなく算数や単語、迷路、数字などを学ぶ本です。
絵を描いている人は一人で、①同様に個性的な絵になっています。ロシアの民族衣装やマトリョーシカなどが描かれ、それが私達には面白く感じられます。
この本もわら半紙タイプの本となっています。

   

3つ目は、”五味太郎さんのいたずら書きの本”です。私はこの本を日本ではなくモスクワの本屋さんで見つけました。
実はこの本が日本人の五味太郎さんが作っているということがわかり、その後もアメリカのボストン、ロサンジェルスなど海外の本屋さんや図書館で目にしました。
いたずら書きのことをdoodleといいますが、外国では”いたずら書き”という言葉に余り否定的な部分がないようで、他にもdoodleと書かれた本を見かけています。


いかがでしたか? 来月は、フィンランドのぬりえ本をご紹介いたします。


今月のエントランス
『しゃしんをうつします』
年 代 : 昭和30年代 
作 者 : きいち

海外から入ってきた写真技術もすっかり定着し、和装の花嫁さんも記念撮影です。
洋イスに腰を掛けると、着物の直線ラインに動きが出て、より美しくみえますね。やや伏目がちな視線も、少しだけ見える爪先もよく計算された構図で見ているだけで、カメラマンになったような気分になります。


メディア掲載情報
●読売新聞(夕刊)にぬりえ美術が紹介されました。
●FM江戸川で「きいち生誕100年」についてお話しました。

Posted: Nurie : 14年06月01日

6月の美術館ニュース(1)

急に暑くなり、5月末から早、夏日となっている日本列島ですが、今年は昨年より早く梅雨に入りました。降ってもひどい雨にならないといいですね。
 

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。こ
のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 


  
タイトル:ふりそでにべーる
作  者:きいち
年  代:昭30年代


6月のエントランスは、美しい花嫁さんのぬりえを展示しています。
振袖を着た花嫁さんが、ウェディングドレスのときにつけるベールを頭につけています。昭和30年代には、このような着物と洋装のミックスのような花嫁姿があったのです。この花嫁さんの髪も日本髪の高島田ではなく普通のヘアスタイルです。当時は洋髪と言って、洋風のヘアスタイルの花嫁姿というのがあったのです。
その後、日本が経済的に発展して生活が豊かになってきますと、このスタイルは消えて、豪華な打掛の着物姿が流行してきました。

現代では、和装の花嫁さんより、ウェディングドレス姿の花嫁さんが多くなり、結婚式のシーズンも秋ばかりでなく、6月も人気のシーズンになっていますね。
ところが最近の結婚式の流行で、女優さんが明治神宮で着物姿に洋髪、白いお花をつけて結婚式を挙げたことから、このようなスタイルが若い方の間で人気となっているそうです。豪華な結婚式の着物ですが、日本髪の高島田ではなく、現代風はヘアスタイルが若い方のお好みのようです。こしてみると、洋服の流行だけでなく、結婚式にも流行があり、流行は廻ってくるということが分かります。


着物かウェディングドレスか、なかなか迷うところですし、お色直しなどで両方の夢をかなえることもできますね。女性が一番美しい結婚式。より美しくみえる服装、髪型、化粧などを考えて、最高の自分を演出して、結婚式に望みたいですね。(館)

Posted: Nurie : 14年06月01日

2014年05月10日 投稿

5月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.31  今月は、ドイツ編です。


今月はドイツのぬりえ本をご紹介いたします。前回は2012年3月に「人魚姫」「眠りの森の美女」「三匹の子豚」をご紹介しています。


今回のぬりえ本は、外国では男の子が好きな題材の「騎士」と女の子が好きな「妖精」、そしてアニメの中から「小さい王様」です。
   
① 最近の日本では余り見かけなくなりましたが、昭和20~30年代の男の子の好きな遊びといえば、チャンバラが挙げられます。刀をもって振り回していたものです。海外では、
日本のサムライにあたる「騎士」が好まれていまして、騎士のぬりえ本をよくみかけます。
この本の中では、ぬりえの他にきせえ、指人形、数字をつないで描くなど様々な遊びが入っています。1冊でいろいろなことが楽しめます。


② 妖精たちのぬりえ本
   
お花や草、きのこなどの妖精たちが描かれています。少女ばかりでなく少年の妖精もいます。海外ではよくこれらの妖精たちの本を見かけます。お姫さまと同様に女の子は妖精たちも大好きなようです。
様ざまな花や草の妖精の姿はとてもロマンチックで想像力を豊かにしてくれます。

③ 最後の1冊は、「小さい王様」のぬりえ本です。
   
きっとこれはテレビのアニメーションで放映されているものがぬりえ本になったものと思われます。このシリーズで沢山の本が出版されています。ページの上や左のページに色見本がついています。この可愛さ、優しさは日本の子どもたちにも好まれるのではないかと思います。


来月は、ロシアのぬりえ本をご紹介する予定です。どうぞお楽しみに!。


今月のエントランス

『ひだのこまかいスカート』
年 代 : 昭和30年代 
作 者 : きいち

スカートのひだが細かいでしょう!とスカートの裾をもって自慢しているような少女。
スカートのひだはプリーツともいいますが、時代、時代で流行があり、この頃細かいプリーツが人気であったのかもしれませんね。


メディア掲載情報
きいち生誕100年について「サンデー毎日」並びに「週刊女性」に紹介されました。


【展示室のご案内】
●春の企画展「祝きいち生誕100年これからも いつまでも」と題しまして、お祝いをテーマのぬりえときいちが掲載されました雑誌を展示しています。
●館内にはぬりえ体験コーナーがあり、ぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 14年05月10日

5月の美術館ニュース(1)

気候もよくなって、新緑が目に眩しい頃となりました。新生活が始まった方には、だんだん新しい生活にも慣れて、さあ頑張ろう!という時期ですね。五月の爽やかな季節の風や色や香りを感じながら、この時期を楽しんでいきましょう。
 

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。



 
タイトル:ぴくにっく
作  者:きいち
年  代:昭30年代
寄  贈:宮崎 ツヤ子氏

5月のエントランスは、春のお出かけ、おしゃれ着のぬりえを展示しています。
家族やお友だちと野原にピクニックにお出かけの少女。
水兵さんのセーラー服に帽子を被ってピクニックを楽しんでいるようです。
最近はいつでもお洒落な服を着れるようになってしまったので、昔のようにお出かけのための"よそゆき着"や"ふだん着"などの区別がなくなってしまいました。
またファッションそのものがカジュアルになっていますので、本当に昔のようなきちんとした"お洋服"というものが見られなくなりました。

昭和の30年代の頃は、今月のエントランスの展示にありますように外出するときには勿論ですが、遠足やピクニックに行くときにも"よそゆき着"を着ていたものです。わざわざ年1、2回の学校の遠足のために新しい服を新調して、それを着ていきました。遠足やピクニックでは、服が汚れそうですから、今にして思えば新調の服でないほうがいいと思うのですが、それが当時の風潮でした。私も小学校の修学旅行のために、デパートに行って買ってもらった新しい服を着ていきました。周りのお友だちも新しい服が多かったです。


セーラー服や細かいプリーツのスカート、ギャザーが沢山入ってふっくらしたスカート、フレアースカートなど、どれも皆当時の少女たちの憧れの服装です。日本全国の少女たちが毎月100万袋のきいちのぬりえを買って塗っていましたが、それにはなかなか着れないお洒落な服を着たぬりえの少女に自分の姿を投影して塗った楽しさが思い出されます。(館)

Posted: Nurie : 14年05月10日

2014年04月06日 投稿

4月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.30   今月は、イタリア編です。

イタリア編の2回目になります。前回は、2012年4月に、イタリアの仮面についてのぬりえ本をご紹介しました。今回ご紹介するのは、お姫さまとピノキオのぬりえ本です。


①お姫さまのぬりえ

日本でも欧米でも、そして世界のどこでもと言っていいほど、女の子はお姫さまが大好きですね。必ず本屋さんにはお姫さまのぬりえが販売されています。
このぬりえは「シンデレラ」と「人魚姫」の2つのお話のぬりえになります。
左ページに色のついた見本があり、右ページがぬりえになっています。
又右の見本ページは、活字体、左のぬりえページは筆記体でストーリーが書かれて
います。イラストがシンプルでぬりやすそうなぬりえ本です。


②ピノキオ

ピノキオのぬりえを2冊ご紹介します。ピノキオの物語、「ピノキオの冒険」は、
イタリアの作家・カルロ・コッローディにより書かれた児童文学作品で、1883年に最初の本が出版されて以来、100年以上にわたり読み継がれている作品です。
イタリアの観光地、フィレンツェなどでは、人形のピノキオが沢山売られているのを
見たことがあります。1940年には、ウォルト・ディズニーで可愛らしいピノキオの映画が作られ、「星に願いを」の歌がヒットするなどして、いまだに人気を保っています。
表紙をみると、マーカーで塗っているのがわかります。海外では、小さい子どもたちは、マーカーを使うことが多いのです。
中は全頁ぬりえになっており、ページの上に短いストーリーがついています。

③ピノキオ

こちらのピノキオは方眼紙の升目をいかした幾何学的な図形を楽しむぬりえになっています。ピノキオのストーリーにそって、話の内容を升目をいかした図形で表現し、そこに色を塗ってみるというぬりえ本です。
このような本は、日本にはありませんし、海外でも珍しいぬりえ本ではないかと思います。子どもたちにとっては、色を塗る以外に、形の勉強にもなりますね。

今月のエントランス

<『無題』  
年 代 : 昭和10年代 
作 者 : ヒデオ

玉手箱を手に、亀の背中にのり竜宮城から帰る浦島太郎のぬりえです。この当時は、お伽噺などを皆が楽しんでいたのでしょう。
昭和10年代はベティーちゃんが人気でしたので、この浦島太郎も少しベティーちゃんに似て、目が大きいです。


メディア掲載情報
東京新聞に「大人のぬりえ サロン」の(デコぬりえ®)が 掲載されました。


【展示室のご案内】
●春の企画展「祝きいち生誕100年これからも いつまでも」と題しまして、お祝いをテーマのぬりえときいちが掲載されました雑誌を展示しています。
●館内にはぬりえ体験コーナーがあり、ぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 14年04月06日

4月の美術館ニュース(1)

新しい始まりの4月になりました。学校の入学、進学、就職などがありますが、一番心に残るのは小学校の入学ではないでしょうか? 小学校は、子どもながらに緊張する新生活の始まりではないでしょうか。新しいスタートにエールを送りましょう。
 
ぬりえのこころ -今月の一枚-

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。こ
のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 

タイトル:テフテフサンノ アマヤドリ
作  者:フジヲ
年  代:昭10年代
   

4月のエントランスは、昭和10年代のぬりえを展示しています。
きゅうりの枝に雨宿りをする蝶々。とても想像力豊かな可愛いぬりえですね。きゅうりの葉っぱは大きな雨傘かパラソルのようにモダンな柄になっています。
きゅうりのなかにはそれぞれお部屋が覗いています。
こんな風に、想像ができると何をみても楽しいですね。
子どもたちには、空想の世界に遊んでほしくて、フジヲ時代のきいちはぬりえを創作していたのかもしれません。

今月のエントランスには、「お菓子の國」というぬりえを展示しています。ヘンゼルとグレーテルのお話にヒントを得ていると思われますが、着物を着た少女がいる日本のお菓子の国を描いています。


子どもたちはぬりえが大好きですが、それに対して昭和の17年、28年に美術系の大学教授らから「ぬりえは子どもの創造力をなくす」というぬりえの批判文が発表されています。
これに対してきいちは、「ぬりえは絵画の教育ではない。教育とは無縁のもので、あくまで子どもの遊びである。幼い子どもの情操を養う、心の遊び」だと主張していました。「もし、私が"塗るための絵"とだけ考えて絵を描いていたら、もっと違った、教育的なものを描いていたと思う。しかし、私は美しい絵を描きたいから描いてきたのだと思った。美しい大人なり、子どもなりの絵を描きたかったのである。」ときいちは言っていました。


そんなきいちの考えから生まれた美しい絵が子ども達のこころを捉えて、人気となっていったのです。(館)

Posted: Nurie : 14年04月06日

2014年03月05日 投稿

3月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.29   今月は、 フランス編です。


今月はフランスのぬりえ本の2回目をご紹介いたします。2012年 1月より「海外ぬりえ」研究室を開始した時の第一号がフランスのぬりえでした。
フランスはヨーロッパの中心に位置し、フランスを訪れる観光客が世界で一番多い観光大国です。


芸術、ファッション、食など多くの視点で世界からの観光客を楽しませています。
日本人にとっては、芸術の都として古くから憧れの地であったと思います。ルーブルを始めオルセー、国立近代美術館、オランジュリー、ギュスターブ・モロー等など数多くの美術館が揃っています。
そして、その美術館のギフトショップには全てと言っていいほど、様々なぬりえ本が置かれています。
美術館を訪れた子どもたちやこれから訪れるであろう子どもたちへのお土産として世界の名画を中心に
ぬりえ本が販売されています。そのような中から、3種類のぬりえ本をご紹介いたします。


①星の王子様

星の王子様(The Little Prince)は、フランス人の飛行士で小説家であるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの代表作である小説です。1943年にアメリカで出版されました。
資料によりますと、2009年現在、全世界で8000万部、日本では600万が売られている大変人気のある「星の王子様」のぬりえ本です。
左ページに色見本があり、右ページにぬりえを塗るようになっています。

②王様と皇帝

ルーブル美術館にある王様、王妃、皇帝などの絵を元にしたぬりえ本です。
ルイ16世やナポレオン1世などが描かれています。他にも美術館にある絵の中から”あるテーマ”を取り上げたぬりえ本が販売されています。


③日本(Le Japon)

日本のイメージを外国の方が描いたぬりえ本です。
舞妓さんのイメージでしょうか、日本髪に簪をさしています。日本人からみると本当の日本ではないと思う部分がありますが、とても個性的なぬりえ本で大好きな本です。
日本の他に、アフリカ、エスキモー、インディアンが発売されています。
子どもたちに外国のイメージを教えるために作られたものだと思います。


日本のぬりえというとアニメのぬりえ一辺倒ですが、外国のぬりえ本には様々なテーマがありますので、楽しいですね。
来月は、イタリアのぬりえ本を紹介したいと思います。

今月のエントランス

『おいしいごはんあげるわね』
年 代 : 昭和30年代 
作 者 : きいち
寄 贈 : 林 包明氏

小さいおわんにいれた犬の餌。
今はもちろんペットフードですが、20~30年代のワンちゃんの餌といえば、家の残りものでしたね。
当時は、犬の散歩などしている家などありませんでした。番犬かわりにどの家にも犬がいたように思います。


メディア掲載情報
●東京リビング3月8日号に掲載されました。

●読売カルチャーの冊子であるよみカル2014年春号、「よみカルのある街”町屋編”」に掲載されました。


【展示室のご案内】
●春の企画展「祝きいち生誕100年 これからも いつまでも」と題しまして、お祝いをテーマのぬりえときいちが掲載されました雑誌を展示しています。
●館内にはぬりえ体験コーナーがあり、ぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 14年03月05日

3月の美術館ニュース(1)

皆さん、3月ですよ。春ですよ。3月と聞いただけで、「春が来た!」という気持ちになりせんか。ところで、皆さまにとって、春の色はどんな色でしょうか。桜の花のピンク?菜の花の黄色?草木の新芽の黄緑?春の色を考えているだけでも、心がウキウキしてきますね。

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 

   
タイトル:カナリヤにえさを
作  者:きいち
年  代:昭30年代


3月のエントランスは、ペットをテーマにしたぬりえを展示しています。
カナリヤ、手乗り文鳥、十姉妹など小鳥を飼うことが、昭和20~30年代の私の小学生の頃に流行をしていました。伝書鳩などを飼う友人もいました。
私の家では、祖父がカナリヤを専用の小屋で飼っていました。赤い羽の色を色良く出すためにと、人参を食べさせたり、いろいろ工夫をして飼っていたようです。
赤塚不二夫氏の「おそ松くん」の六つ子の名前のなかに「十四松」がありますが、それは鳥の十姉妹からとっていたそうですから、その当時の鳥人気の影響があったのではないでしょうか。

日本も終戦後の貧しさから少しづつ抜け出し、十姉妹やカナリヤ、文鳥などの鳥を飼うような余裕がでてきて、流行したのではないでしょうか。十姉妹やカナリヤ、文鳥には、伝統的な日本的な趣味ではなく、少し洋風のモダンな匂いやお洒落な雰囲気が感じられたものです。
例えば柴犬や秋田犬、土佐犬などは伝統的な昔からいる日本の犬ですが、昭和20~30年代に流行した犬は、スピッツでした。真っ白で、毛がフサフサとして、この犬も洋風な感じがしたものです。
今、美術館の前を様々な種類の犬たちが行きかっていますが、あの当時は、動物の種類も少なくて、上述のように決まりきったものばかりでした。
皆さまの思い出のペット、または今可愛がっているペットは何でしょうか。(館)

Posted: Nurie : 14年03月05日

2014年02月05日 投稿

2月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.28 今月は、 アメリカ編です。
今月はアメリカのぬりえ本をご紹介いたします。2013年1月に第一回目のアメリカ編を
お伝えしています。


1.第二回目の今回は、4冊のぬりえ本をご紹介いたしますが、その中には、いろいろな国のぬりえを見ている中でも一つ、珍しいジャンルのぬりえがあります。欧米には、「マンダラ」というジャンルがありますが、少しマンダラに似ているのですが、幾何学模様のキルトの柄とプリズムのデザインのぬりえです。
      


日本でもキルトは大変な人気で、今年も「第13回東京国際キルトフェスティバル」が東京ドームで開催されますが、キルトを作る際にも色彩は大事ですね、その訓練にもなるようなキルトデザインのぬりえです。


プリズムのデザインも、キルトと同様に幾何学模様やお花のような自然のデザイン、光の屈折を表した模様などを、色を塗ってカラフルにイマジネーションを広げていくものです。日本には、このようなぬりえはありませんね。

2.次は、THE BIBLE(聖書)のぬりえです。
      

旧・新約聖書からとった絵で綴られた聖書のぬりえです。162ページもある分厚いぬりえ本になっていて、ぬりえを通じて聖書を覚えるとともに、塗りながら目と手のつながりを向上させ、色を学び、絵を理解していくことができます。
聖書について大変分かりやすい本であると思います。


3.ハワイのワイキキビーチにありますHalekulani(ハレクラニ)ホテルのぬりえ本です。
      

お土産にいただいたぬりえなんですが、これはHalekulaniホテルに宿泊すると子どもたちにプレゼントされている本ではないかと思います。
ぬりえのページだけでなく、数字の色分けで塗ったり、迷路があったりとアクティビティーブックにもなっています。これがあれば、子ども達も宿泊先で飽きるということがありませんね。


ぬりえと言えども、様々な種類のぬりえがあるものですね。
さて、来月はフランスのぬりえをご紹介いたします。(館)


今月のエントランス

『シーソー おもしろいなー』
年 代 : 昭和30年代 
作 者 : きいち
公園に行くと、ブランコとシーソーは、必ずといってよいほどありますよね。ブランコは一人乗りできるけれど、シーソーは、二人仲良く互いの息が合ってこそスリル満点の楽しい遊具ですね!!大人になってもまた乗ってみたくなりませんか。


メディア掲載情報
●1/14(火)TBSTV 「はなまるマーケット」でデコぬりえ®が紹介されました。

●1/14(火)日本TV「元気のアプリ」で 館長の活動が紹介されました。


【展示室のご案内】
・ぬりえコンテストの優秀作品と常設展示をしています。
・館内には、「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。

Posted: Nurie : 14年02月05日

2月の美術館ニュース(1)

 
寒さが厳しい日が続いています。それでも外に目をやりますと新芽が芽吹いたり、花がほころび始めたりと、春に向かって自然は動いているようです。
寒いと家に篭ってばかりいないで、梅の香に誘われてのそぞろ歩きもいいかもしれません。


ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 

タイトル:いねむり
作  者:きいち
年  代:昭和20年代


2月のエントランスは、二人仲良くをテーマにしたぬりえを展示しています。
今月の一枚は、大変珍しいぬりえをご紹介いたします。二人仲良く音楽会や学芸会などに参加をしているのでしょうか。ところが左の女の子は、眠くなって居眠りをしています。しかも、鼻からちょうちんをぶら下げています。右の女の子も、鼻ちょうちんにはびっくりした様子を見せています。

昭和20~30年代には、子どもたちのなかに鼻をたらしている子がよくいたものです。外に遊びにでかけるときに、ハンカチやちり紙などをポケットなどにいれてでかけないものですから、途中で鼻がでてしまったら、かむことができません。鼻をそのままぶら下げている子どもたちがいたんですね。それに、遊びに夢中で鼻どころではなかったということもあります。そんな子どもたちの様子をきいちはぬりえに描いていたんですね。面白いですね。


きいちは観察眼の鋭さで、子どもたちの日常生活の様子を切り取って、いろいろなものを描いて見せてくれています。二人でシーソーや自転車に乗る、弟や妹の子守りをする、お母さんの肩たたきをする、お母さんと一緒にお風呂に入る等々、当時の子どもたちの様子が分かりますね。


きいちのぬりえの多くは、素敵なお洋服や着物、ちょっと上流の生活ぶりなどに女の子の夢や憧れを満たすものが多いのですが、日常的なことも忘れずに描いていたのです。(館)

Posted: Nurie : 14年02月05日

2014年01月05日 投稿

1月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.27 今月は、 英国編です。


今月はイギリスのぬりえをご紹介いたします。頂いた時期がクリスマス時期前であったことから、クリスマスのサンタさんのぬりえをはじめ、魔法使いのおばあさんや英国の休日の過ごし方のぬりえなど、ホリデー絡みのぬりえ本となりました。
どの本にも共通して言えるのは、アクティビティーブックといいますが、単にぬりえをするだけでなく、単語を覚えたり、パズルをしたり、色わけをした番号の通りに色をぬってみる等の様々なことを学ぶことができる本でした。


①グレートブリティッシュホリデーブック
      

イギリス人の休日の過ごし方をテーマにしたぬりえ本です。
車で海や山にお出かけしたり、ロンドン市内を見学したり、つりをしたり、様々な楽しい過ごし方が取り上げられています。最後のページには、回答がつけられていますので、アクティビティーの正解を確かめることができます。

②サンタ イズ カミング ツー マイ ハウス カラリング
   


子どもたちは、クリスマスにサンタさんがお家にやってきて、靴下の中に自分の欲しいプレゼントが届くことを願っています。サンタさんが来てくれるかなあと願う子どもたちの様子からサンタさんが家にきて、帰るまでが絵本のように綴られています。


③ルーム オン ザ ブルーム カラリング ブック
   


魔法使いのおばあさんが猫や犬のお友だちと一緒にドラゴンと戦って最後には蛙や鳥などまでお友だちにして、幸せになって空を飛んでいくという、②と同じように絵本のようになったぬりえ本です。絵の上に短い文章がついています。
このぬりえ本には、様々の素敵な絵のシリーズが販売されているようです。


イラストが現代的(今風)でありながら大変可愛らしいもので、おしゃれなぬりえ本であると思いました。
いつかイギリスのぬりえも調査してみたいと思っています。(館)


今月のエントランス

『晴れ着でトランプ 』
年 代 : 昭和30年代 
作 者 : きいち
お正月の楽しみは、晴れ着を着ることでした。そんな晴れ着で遊ぶトランプ遊び。華やかなお正月風景ですね。


ぬりえ美術館展示情報
● ぬりえコンテストの優秀作品を展示しています。

【展示室のご案内】
・ぬりえコンテストの優秀作品と常設展示をしています。
・館内には、「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。

Posted: Nurie : 14年01月05日

1月の美術館ニュース(1)

明けましておめでとうございます。今年も皆様のご健勝とご多幸を、お祈りしています。
今年はきいちの生誕100年の年になります。きいちの可愛さをこれからも末永くお伝えしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。こ
のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

 
タイトル:うめのはな
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
   

1月のエントランスは、新年の寿ぎをテーマにしたぬりえを展示しています。
豪華な晴れ着、新日本髪にはたっぷりの簪をつけ、手にはハンドバッグとうめのはなをもって、「はい、ポーズ」という絵でしょうか。
昔は晴れ着とかよそ行き、普段着と着るものがはっきりと分かれていました。いつも、いつもいい服や着物は着せて貰えませんでした。

その晴れ着やよそ行きは、お正月やお誕生日などの日に買ってもらい、特別の日にだけ着たものです。大事に着て、それらが古くなると普段着として日常生活に下ろして着ることができました。
「うめのはな」のような豪華な着物、なんて素敵なのでしょう。昭和20~30年代にこのような豪華な着物を着ることができる少女がどれほどいたでしょうか。なかなか着ることができないので、ぬりえを買ってこの少女に自分を投影して、こんな色の着物が着たいな、と思って多くの少女がぬりえをしていたと思います。


きいちのぬりえは毎月、毎月新しいぬりえが販売されていました。1月はお正月、2月は豆まき、3月はお雛様、4月は桜等、季節観があふれてぬりえが毎月描かれ、現在に残されています。


私はジェルネイルを毎月塗ってもらっていますが、その小さい爪の中にも季節観を考えて描いてもらっています。爪の中にまで季節観を考えるのは、やはり四季がある日本に生まれた日本人だからかしらと思います。今年も季節が感じられるぬりえをご紹介していきます。(館)

Posted: Nurie : 14年01月05日

2013年12月08日 投稿

12月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.26 今月は、 ハンガリー編です。

ハンガリーのぬりえをご紹介いたします。
12月ですので、最初にクリスマスのぬりえ本をご紹介いたします。
右ページにぬりえがあり、左ページにはその絵の物語のようなものが書かれています。
絵は手描きで書かれています。手書きで絵の物語が描かれているぬりえ本は、他にもあります。
   


2つ目のぬりえ本は、ぬりえの他に迷路や印に描かれた色でぬっていくぬりえ、その他指示により数を学ぶ等のアクティビティーがついてぬりえ本です。1つ目の本より、絵のタッチがモダンなぬりえ本です。
どの本も、子どもたちにぬりえを楽しんでもらいたいと願って制作されているのがわかるハンガリーのぬりえ本でした。
   

3つ目はアニメーションと思われる猫とおじいさんの物語のぬりえです。ぬりえの中にシールが入っています。大変お洒落なアニメーションの絵です。
   


4つ目のぬりえ本は、背景に色がぬってあるという珍しいぬりえ本で、このようなぬりえ本は初めて見ました。
見開きの1ページ目は1本の色鉛筆で白地になっている部分をぬり、サンプルで紹介している絵は、3本の色鉛筆をつかって塗る様になっています。最後の見開きページは、絵の部分が全て白になっていますので、その部分を塗るようになっています。簡単な色ぬりえから始めて、段々にぬりえに慣れていくという構成がとられています。
   


どの本も、子どもたちにぬりえを楽しんでもらいたいと願って制作されているのがわかるハンガリーのぬりえ本でした。


来年も珍しいぬりえ本をご紹介していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。


今月のエントランス

『いしやきいも』
年 代 : 昭和30年代 
作 者 : きいち

この絵からも美味しそうなお芋の匂いがしてきそうですね。石焼いも屋さんは今でも車でやってきてくれますね。食べながら歩いたり、又はポケットの中にいれて、家まで急いだり。冬の美味しい味覚ですね。


ぬりえ美術館展示情報
●ぬりえコンテストの優秀作品を展示しています。

【展示室のご案内】
・ぬりえコンテストの優秀作品と常設展示をしています。
・館内には、「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。

Posted: Nurie : 13年12月08日

12月の美術館ニュース(1)

今年は秋を通り越して、いっきに冬になり、寒さが厳しい冬になりそうです。
モコモコの暖かい服装やホカホカと体を温めてくれるスープなどで風邪をひかないようにして、新年を迎えてください。

ぬりえのこころ -今月の一枚- 

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。


タイトル:ふわふわしてあたたかいわ
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
  

12月のエントランスは、冬の行事や楽しみをテーマにしたぬりえを展示しています。

着物を着て、うさぎの襟巻をした少女。
ちょうどこの絵のような写真が私にもあります。旧正月に振袖の着物におそろいの羽織を着て、髪にはつまみ細工の花をつけています。髪は"こて"でアイロンをかけて、耳の上にカールをつくっています。うさぎの襟巻を巻いて、おすましした姿の写真が残っています。昭和の29年の5歳の頃です。

この当時子供でもうさぎの襟巻が流行していたのでしょう。別の写真にも、洋服にうさぎの襟巻を巻いた写真が残っています。
この襟巻のなごりは、成人式の女性の白い襟巻に見られますね。洋服になれた若い人には、着物の襟元がなんとなく、スースーして寒い感じがするのでしょう。また大きな毛皮のストールなどを購入できませんから、若い人たちにはあの白い襟巻がふさわしいのでしょう。


きいちのぬりえには、着物姿の少女の絵が沢山描かれています。着物がずっと身近な時代だったのですね。お茶や踊りなどのお稽古をしていない子どもたちでも、お正月、おひな祭り、夏の祭りなど、着物を着る機会が沢山あったものです。
最近若い人たちが、特に夏のお祭りなどに浴衣を着たり、新しい着方で着物にチャレンジしているようで、それは大変嬉しいことですね。


お正月には、初参りなど神社にいく機会もありますから、是非着物をきて、日本の伝統の美しさの着物を楽しんでもらいたいですね。皆様もいかがですか?(館)

Posted: Nurie : 13年12月08日

2013年10月23日 投稿

10月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.23  今月は、 エジプト編です。

エジプトのぬりえをご紹介いたしますが、エジプトらしいぬりえと一般的なぬりえを選んでご紹介いたします。


①エジプトの王様のぬりえ
   

エジプトの様々な神様が描かれたぬりえ本です。表紙には太陽神が描かれています。上下、または左右に色見本が描かれていますので、それを見ながらぬりえをすることができます。
太陽神のほか、創造神のKhum(クヌム)、軍神であり狩猟の女神であるNeit(ネイト)など、エジプト神話の神様たちが描かれています。子どもたちは、このぬりえをしながら、自国の伝統的な神様を覚えていくのでしょう。


②昔のエジプトの動物のぬりえ本
   

紀元前5000年~3150年の岩や記念の石柱や石碑に描かれた動物や鳥たちのぬりえ本です。当時動物がどのようない捉えられていたかがわかります。

③Color Me(私に色をぬって)

数字を覚えるためのぬりえ本です。1には一匹の動物、2には二羽の蝶々など、数字と同じ数の動物や鳥、物が描かれています。同じ系列の本に、アルファベットを覚えるぬりえ本も出版されています。


②と③には、色見本はついていません。


大人も子どもも、気軽にぬりえを通じてで、エジプトのことを学ぶことができますね。


今月のエントランス

「はなよめさま」
年 代 : 昭和30年代 
作 者 : きいち
寄贈者: 明石弘子氏

素敵なはなよめさまになることは、当時の少女たちの一番の憧れだったのでしょう。
その憂いを帯びたお顔からは、単に嬉しさや期待だけでなく、少しだけ不安が入り混じった気持ちが伝わってくるような感慨深い1枚ですね。

ぬりえ美術館マスコミ情報
●東京新聞にて第4回ぬりえコンテストが 開催されます。
●中日新聞社発行読者向け情報誌 「Clife(シーライフ)」11月号 (10月中旬発行)で紹介されます。

Posted: Nurie : 13年10月23日

10月の美術館ニュース(1)

秋がだんだん深まって参りました。読書の秋、芸術の秋、食欲の秋、ファッションの秋など秋になるといろいろなことがしたくなりますね。健康をきづかって、スポーツの秋に挑戦される方もいらっしゃることでしょう。ご自分の時間を有効に使って、楽しんでください。

ぬりえのこころ -今月の一枚- 
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 
タイトル:はなよめさん
作  者:きいち
年  代:昭和30年代


10月のエントランスは、花嫁さんをテーマにしたぬりえを展示しています。


1950年代、人々の暮らしが徐々に豊かさを取り戻してくると、花嫁さんの衣装も華やかになってきました。
戦前は黒の留袖が主流だったそうですが、柄の入った振袖を着るようになっていったそうです。 結婚式は自宅や神社での神前結婚式でしたが、公共の式場や施設で執り行うスタイルへの変化をしていきました。
この絵には、振袖の花嫁さんとウェディングドレスの花嫁さんが描かれていますが、実際には昭和30年代の後半頃から、ウェディングドレスが登場してきますが、実際の結婚式では、まだまだ和装の花嫁さんが主流でした。

昭和30年頃、私の叔母が洋裁を習っていまして、洋裁学校で布ではなく、"紙"を使って、水色のウェディングドレスを作りました。生徒さん全員がウェディングドレスを着て写真が写っていたのを思い出します。まだまだウェディングドレスは、珍しいものだったのです。


今では、結婚式も秋に挙げるのではなく、6月のジューンブライドが増えたり、着物の花嫁姿がへり、ウェディングドレスが主流になっているのを見ますと、時代の変化を感じます。


きいちのぬりえには、その頃には珍しいウェディングドレス姿の花嫁さんが沢山描かれています。流行をいち早く感じ取るきいちならではないかと思います。(館)

Posted: Nurie : 13年10月23日

2013年09月05日 投稿

9月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.22 今月は、 スペイン編(3)です。


スペインに、「大人のぬりえ」ときせかえがありました。ぬりえには、はっきりと"大人向け"と書かれています。

きせかえは、大人の女性の下着姿がえがかれています。様々なシーンに合わせた服のシールがあります。本のサイズも大きく、ファッションを学ぶ人たち向けかもしれません。


この本は、取材をしたmtm出版社のぬりえ本です。上の本は、"バルセロナを塗ろう"というタイトルで、バルセロナの街の様々な建築物などが描かれています。
下の本は、花、鳥、動物、建物などが白黒のはっきりした線で描かれ、一部には、花を開くとしたには蝶々や虫などが描かれていたりしています。このような手間のかかる作業を必要とするぬりえ本は、中国で作られているそうです。初めてみるぬりえ本でした。


こちらのぬりえ本は、ディズニー、時計など形のぬりえ、ガウディーの建物のぬりえ、大人の冒険を描いたぬりえ等です。
本当にスペインには、様々なぬりえが沢山販売されています。大人の人に参考になるぬりえ本もあり、絵画に関心が高いのだろうと思いました。ガウディーは、子どもは勿論大人もその建物をみると子ども心をそそられるような自由さにあふれた建物ですから、ぬりえ心も刺激されるというものです。


本の中味については、個々に別途ご紹介していきたいと思います。
お楽しみに。


今月のエントランス

『きょうは十五やね』
年 代 : 昭和30年代 作 者 : きいち


秋の夜長にお月見。今日は着物を着ておすましです。
中秋の名月の鑑賞は中国から伝わってきました。十五夜とは秋の収穫物を供えて五穀豊穣を感謝するためのおまつりです。奈良時代にはすでに宮中などで月見の宴を開いていたそうです。
皆さんもすすきとお団子をお月様にお供えして、十五夜を楽しんではいかがでしょうか。


ぬりえ美術館マスコミ情報
●8/18(日)ニッポン放送薬師丸ひろ子の 「ハートデリバリー」 で紹介されました。
●9/11(水)、NHKワールドの Tokyo Eye で紹介されます。


【展示室のご案内】
8月から10月は企画展「きいちの可愛さは永遠に」を開催しております。
きいちぬりえの変遷をご紹介いたします。「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。

Posted: Nurie : 13年09月05日

9月の美術館ニュース(1)

9月はまだまだ残暑が残っていながら、9月の声を聞くと秋らしいファッションに関心がいきませんか。今年は霞がかかったような色合いのグループと黒や濃紺などのダークな色グループが流行するようです。流行色を小物などに生かしてみてはいかがでしょう。
 
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。こ
のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。



タイトル:ドッチボールのせんしゅ
作  者:きいち
年  代:昭和30年代


9月のエントランスは、秋の楽しみをテーマにしたぬりえを展示しています。

今年の9月といえば、なんといっても2020年のオリンピックの開催国が決まることが大きなビッグニュースではないでしょうか。
昭和39年(1964)10月10日(土)から24日(土)までの15日間、東京オリンピックが開催されました。
当日は、「世界中の青空を全部東京に持ってきてしまったような、素晴らしい秋日和でございます。」の名言がオリンピック放送であったそうですが、快晴の中オリンピックが開催されました。今から49年も前のことですが、東京オリンピックの開催時の興奮を昨日のことのように思い出します。

東京オリンピックは、1940年大会の開催権を返上した日本及びアジア地域で初めて開催されたオリンピックであり、また有色人種国家における史上初のオリンピックでもありました。日本の歴史にとって、第二次世界大戦で敗戦し急速な復活を遂げた日本が、再び国際社会の中心に復帰するシンボル的な意味を持った大会でした。


主催国として日本は金メダル16個、銀メダル5個、銅メダル8個の合計29個のメダルを獲得しました。女子バレーボールや男子体操、ウェイとリフティングなど日本のメダルとともに、このオリンピックで活躍した日本や海外のスポーツ選手の名前を何人も挙げることが出来る程、テレビにかじりついてみていたものでした。

 
オリンピックの感動をふたたび!(館)

Posted: Nurie : 13年09月05日

2013年08月03日 投稿

8月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.21   今月は、 スペイン編(2)です。

今月は、5月に調査をいたしましたスペインのぬりえの概要をご案内いたします。
   


さて、写真①は、いわゆるぬりえ本です。ドラえもんが放映されているそうで、ドラえもんのぬりえもありました。
 ミツバチマーヤ、ディズニーのお姫さまのようなぬりえ、こちらは塗りながら文字が学べるようになっています。
妖怪のぬりえ、紫、青などカラーで纏められたぬりえ本などがあります。

写真②は、女の子が好きなお姫さまやスペインでは大人気のSant Jordi(サン・ジョルディ)のぬりえです。
左上のお姫さまは、アジアの小さいお姫さまというタイトルで、日本的なものもありますが、中国的な絵が多く描かれています。

右上のお姫さまは、マンダラで、お姫さま、王子様、お城などが描かれています。
Sant Jordiは、ドラゴンからお姫さまを守ったサン・ジョルディの物語のぬりえで、絵を塗りながら、文字の勉強もできるようになっています。


今月のエントランス

『あおぞらがっこう』
年 代 : 昭和30年代
作 者 : きいち
夏休みで学校は長い間お休み。でも今日は、少女が先生役です。うさぎさんやおさるさんにローマ字も教えているようです。
こちらを見る少女の表情は、いつもよりちょっぴり大人な雰囲気がします。「分かる人は手を挙げてね!」そんな声が聞こえてきそうな1枚です。


ぬりえ美術館情報
   


美術館には、ぬりえ本のみならずノートもございます。
背表紙には、和装の女の子のぬりえが付いており、ぬりえも楽しんで頂けるようになっています。
是非手にとってみて下さいね。


【展示室のご案内】
8月から10月は企画展「きいちの可愛さは永遠に」を開催しております。
きいちぬりえの変遷をご紹介いたします。「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。

Posted: Nurie : 13年08月03日

8月の美術館ニュース(1)

皆様は今年の夏をどのように過ごされますか?まずは、今年の猛暑をどう涼しく過ごそうか 考えたいですね。
子どもさんの夏休みを考えて、様々ないい展覧会が開催されていますので、美術館や博物館の中で、素敵な展示を見ながら、涼むのはいかがでしょうか。
 

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものやテーマを設けて月毎に展示しています。のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。


タイトル:はちさん
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
寄贈者 :宮崎ツヤ子氏


8月のエントランスは、ペットや昆虫をテーマにしたぬりえを展示しています。
昭和30年代の小学生たちの夏の思い出といえば、臨海学校や林間学校が上げられるのではないでしょうか。誰が一番日焼けしたか、二学期が始まる日には腕を見せ合って、競争したものでした。
お休みが始まると、早朝のラジオ体操が近所の公園で開催され、毎日参加の印の判子を押して貰ったりしましたね。朝が不得意な私は毎年続けることができなかったものです。


夏休み期間中の宿題も忘れられないテーマですね。
毎日絵日記を書きました。天気を記入しなければなりませんが、毎日書いていないと天気が分からなくなって、困った人が多かったのではないでしょうか。
宿題の中に、毎年昆虫採集もありました。上手に様々な昆虫を捕まえて、きれいに箱に並べて学校に提出する同級生が羨ましかったものです。


今月の絵の「はちさん」のぬりえは、昆虫の精を描いたものですが、蜂は私たちに有効で美味しい蜂蜜を作ってくれるので、私達にとって身近でしかも絵になりやすい昆虫なのでしょう。
きいちは蜂以外にも蝶々やトンボなどの昆虫の精を描いています。擬人化された昆虫は、とても可愛いです。


皆様のお好きなペットが描かれているかもしれません。どうぞ見つけにいらしてください。(館)

Posted: Nurie : 13年08月03日

2013年07月06日 投稿

7月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.20   今月は、 スペイン編(1)です。

今月は、5月に調査をいたしましたスペインのぬりえの概要をご案内いたします。



①この絵は、なんだか分かりますか?これは、バルセロナにあるアントニオ・ガウディ作のグエル公園のトカゲのぬりえです。素材は、先月のカナダのぬりえ編のスポンジボブの素材と同じで黒の部分がベロアになっています。ガウディのトカゲなんて、いかにもスペインを象徴していますね。



②これでビックリしてはいけません。スペインには、著名な画家が沢山います。エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤ、ピカソ、ミロ、ダリ等など。
プラド美術館を初め、それぞれの画家の美術館がマドリードやバルセロナにあります。それらの画家の絵をこどもたちが見学したときに勉強する絵本やぬりえ等がミュージアウショップに沢山販売されています。表紙も可愛らしく、つい手に取ってみたくなりますね。



③今回マドリードで訪問した幼児学校で、テキストをいただくことができました。幼児学校で現在使っているもので、中にはぬりえをしながら勉強するページが沢山入っています。

スペインでは幼児教育は5才くらいまでで、幼稚園(0歳~3歳児)、幼児学校(3~5歳児)があり、義務ではないが、100%近くが就学していて、義務教育の準備期間としての役割を果たしているそうです。公立の場合は通常、初等学校(6~12歳)に併設されており費用は無料。というわけで、スペインでは、3~5歳児が行くところは、「学校」と呼ばれています。


今月のエントランス

「たなばたさま」
年 代 : 昭和30年代
作 者 : きいち
七夕は夏の本格的な始まりを思い起こさせます。願い事を書いた短冊を笹に吊り下げ、織姫と彦星の物語に思いを馳せながら、天の川を見るために夜更かしも許される、夏ならではの特別な行事のひとつです。少女は短冊に何を書いたのでしょうか。わくわくの詰まった1枚です。


ぬりえ美術館情報
●東京下町柴又新聞第8号「下町体験スポット」でぬりえ美術館が紹介されました。
●夏休み中の小学生の子どもさんを対象に、「デコぬりえ®教室」を開催いたします。
開催日時:8月8日(木)1:30~4:00  詳しくはHPをご覧ください。


【展示室のご案内】
7月の館内展示は、常設展示となります。
きいちのぬりえを中心に、子どもの楽しい生活をご紹介しています。
「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。

Posted: Nurie : 13年07月06日

7月の美術館ニュース(1)

夏がやってくると緑のカーテンが話題になりますが、今年はゴーヤだけでなく、変わった品種を植えるのが流行っているそうです。小さいメロンやへちま、ひょうたん、きゅうり等。また野菜ではなく、お花もあるそうです。どんなエコカーテンが作られているか、楽しみですね。


ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。こ
のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。



タイトル:おえんにちできんぎょかってきた
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
寄贈者 :小沼秋成氏

7月のエントランスは、物語をテーマにしたぬりえを展示しています。
昭和の30年代には、子どもたちが大勢いましたから、縁日も賑やかでした。
ぬりえ美術館があります町屋付近にもいくつか縁日が開催され、2つの縁日に友達や家族と出かけていました。

縁日では、玩具、食べ物、遊びものなどがあり、それぞれ好きなものがあったと思います。まずあんず飴などをなめながら、屋台を眺めながら縁日の端から端まで歩きます。綿飴、あんず飴、りんご飴、ソース煎餅、カルメ焼き、これらは今でも縁日で見つけられると思います。


この絵にあるように金魚すくいも大きな楽しみでした。同じような遊びにヨーヨーすくいもありました。すくった金魚は、この絵のようにビニール袋に入れて、持ち帰ることができました。
玩具では、お面やおままごとの道具などがありました。それから、ひよこも販売されていました。ひよこは、東京ではなく、埼玉の田舎でみたものかも知れません。
縁日は、最近では子どもが少なくなってしまったので、あの当時の賑やかさはなくなってしまいましたが、大人になっても、屋台を冷かしながら夜の街をあるくのは、楽しみなものですね。(館)

Posted: Nurie : 13年07月06日

2013年06月09日 投稿

6月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.19  今月は、 カナダ 編です。


今月の海外ぬりえは、カナダのぬりえをご紹介いたします。
カナダのぬりえ本も先月同様に、知人がカナダに行った際に購入して寄贈してくださったぬりえになります。



1.「Lil Bratz」のぬりえは、実は2001年アメリカ生まれのファッション人形のぬりえ本です。アメリカだけでなく、カナダでも人気となっているのでしょう。
Cloe,Jade,Sasha,Yasmin という4人のアイドルがいて、大きな顔にほっそりした体、アーモンド形の目が特徴です。
このぬりえ本は、海外には時々みかけるのですが、200ページほどあるような、非常に分厚いぬりえ本です。中味はぬりえ、パズルの他に、この人形のプロフィールを書き込んだり、予定表を作ったり、それぞれのお人形に着せるTシャツの柄を書いてみたりと自分で文章など書く部分も多く、今までのアクティビティブックとも一味違った本のなっています。このようなタイプのぬりえ本を日本では見たことがありませんので、日本でもこのようなぬりえ本があるといいなと思いました。


2.この本も、初めて目にするものでした。
白・黒の黒の部分がベロアで描かれたぬりえ本です。主人公はスポンジのボブと言います。ベロアの黒い部分に付属品でついているマジックのようなものでぬるとそこに絵が出てくるようです。“100色ものカラフルな驚きが魔法のように現れます”というキャッチコピーが書かれています。珍しいぬりえ本ですね。


3.やっと普通のぬりえ本がありました。
クリスマスのスノウマンが表紙で、中のぬりえもクリスマス関連の絵が描かれています。線がとても太いので、小さいお子さんにはとても描きやすいのではないかと思います。


私も海外の本屋さんに立ち寄ったときには、その国のオリジナリティーを感じられるものや日本では目にしたことがないようなものを探しています。カナダのぬりえには、その貴重性が感じられて、大変面白いと思いました。
来月もお楽しみに。


今月のエントランス

『しかになったおとうと』
年 代 : 昭和30年代
作 者 : きいち
グリム童話の「森のきょうだい」のワンシーンです。魔法にかかって子じかになってしまった弟を見つめる少女の眼差しには、やさしさと愛情が溢れています。悲境の中にありながらも、美しい心と幸福への希望が表れています。


ぬりえ美術館情報
洗っても絵が消えない「きいちの石けん」が発売されました。石けんの上にきいちのぬりえがついています。
1個 735円(5種類)です。

Posted: Nurie : 13年06月09日

6月の美術館ニュース (1)

だんだん蒸し暑くなってきました。じめじめした梅雨の季節に入りましたが、新暦では日本の6月は梅雨どきですが、旧暦の6月は梅雨が明けた夏の酷暑の頃で、厳しい日照りで水が干上がり、「水の無い月」でした。もうすぐ夏本番。花火や海のレジャーが今から楽しみです。


ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。


6月のエントランスは、物語をテーマにしたぬりえを展示しています。



タイトル:りんごうりのおばあさんにおくりものをするせでい
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
寄贈者 :宮崎 ツヤ子氏

きいちは昭和22年に仕事を始めるときに、絵本を作りたい気持ちがあり、メリーさんとはなこさんという絵本を作っています。その後戦前からやりなれたぬりえを始めますが、そのぬりえの中に物語のぬりえをいくつか描いています。
今回展示している物語は、「青い鳥」、「オズの魔法使い」、「アルプスの少女ハイジ」、「森の兄弟」そして、ここで紹介している「小公子」です。

子どもの頃に読んだことがあるわ、と思い出される方も多いことでしょう。ニューヨークで生まれたセディが、イギリスの伯爵の祖父の後継者として、母とイギリスに渡っていくお話です。このぬりえは、ニューヨークのブルックリンで生活をしていたセディが別れる前にりんご売りのおばあさんにさよならをする場面を描いています。
昭和20~30年代、月刊雑誌を購入できるのは、クラスで数名という時代でした。それらを回し読みする時代ですので、ぬりえの中に描かれた物語も子どもたちにとっては、とても楽しい読み物兼ぬりえ、又はぬりえをしながら物語を覚えるいい手段であり、わずか5円か10円で物語が楽しめる、いくつもの楽しみがあるものだったのではないかと思います。
ひさしぶりに小公子など、昔読んだ絵本や物語を読みたくなりました。(館)

Posted: Nurie : 13年06月09日

2013年05月06日 投稿

5月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.18 今月は、ブラジル編です。
今月の海外のぬりえは、ブラジルをご紹介いたします。
海外のぬりえ本は、実際に私が現地に行ったものばかりではなく、友人、知人からの寄贈という場合もあります。今回のブラジルは頂いたものになります。

ぬりえ美術館に収蔵のブラジルのぬりえはタイトルこそ違え構成がほとんど同じです。ぬりえをしながら何かを勉強するアクティビティタイプのぬりえというスタイルです。
4冊のぬりえ本をご紹介しますが、中味はぬりえのページ、パズルをするページ、迷路などのページなどで構成されています。


1.の本は、「ピノキオ」のぬりえ本です。左右のいずれかに色見本がついています。

2.の本はサーカスというタイトルのぬりえ本です。ぬりえページの他にパズルや言葉遊びなどがついています。


3.の本は天使たちの絵を通して、ぬりえやパズルや迷路などで構成されています。シリーズ化されているようで5冊所蔵しています。

4.絵の具の絵のぬりえ本は、絵の具のキャラクターがぬりえになったり、同じ形のシルエットを選ぶものやパズルのページなどで構成されています。


先月の韓国のぬりえ本は大変ページ数も多い豪華なぬりえ本でしたが、こちらはその反対に4ページから6ページ、10ページと薄いぬりえ本となっています。
手軽にぬりえをしながら、様々なことを学ばせることがブラジルでは親達に望まれているのかもしれませんね。
本当に国によって、違いがあることが分かります。是非次回もお楽しみに。(館)


今月のエントランス

『しゃぼんだま』
年 代 : 昭和30年代
作 者 : きいち
しゃぼん玉を膨らます少女、左手に握っているのは牛乳瓶でしょうか?しゃぼん玉の液は、駄菓子屋や縁日の屋台などでも売られていたようですが、家庭にあるせっけんや洗濯用洗剤を薄めて作ることも出来ました。大きくほほを膨らませて、大きなしゃぼん玉を上手に作っていますね。

ぬりえ美術館情報
洗っても絵が消えない「ぬりえの石けん」が発売されました。石けんの上にきいちぬりえの絵がついています。ぬりえ美術館オリジナル商品です。
1個 735円(5種類)です。

【展示室のご案内】
5月の館内展示は春の企画展となります。きいちのぬりえが何故可愛いのか、ご紹介しています。
「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。

Posted: Nurie : 13年05月06日

5月の美術館ニュース(1)

一番いい季節を迎えました。今年は天候の変化が激しくおかしかったですから、この安定し た季節になると、気持ちまで落ち着いてくるような気がします。何かを始めたり、旅行に でかけたりしてみるのもいいですね。


ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。


タイトル:ぬりえ
作  者:きいち
年  代:昭和30年代

5月のエントランスは、子どもの遊びをテーマにしたぬりえを展示しています。
4月のニュースに昭和20~30年当時の子どもの遊びについて書きましたが、お手玉、あやとり、ぬりえ、ままごと等が定番のお遊びでした。


きいちは昭和22年からぬりえを「きいち」の名前でぬりえを描いています。初めはバラで販売していたようですが、版元(今でいうメーカー)さんの一人が袋入りぬりえを考えました。

10枚入りのときもあったようですが、8枚入りが用紙のサイズの取り都合から丁度良いということで8枚入りの時代が永かったようです。その後10円になり、5枚入りとなっていきます。


ぬりえは、毎月2つの版元さんより各4袋合計8袋の新作が販売されていました。それらの新作を求めて、少女達は駄菓子屋さんに通ったわけです。きいちのぬりえだけで、毎月100万袋、ピーク時には160万袋のぬりえが売れたそうです。100万人の少女達がきいちのぬりえに心をときめかせてことになります。


今年1月に日本テレビのZIP!という番組で、ぬりえ美術館が取り上げられました。そのテレビをみた小学生や幼稚園生の大勢の子ども達が、放映後にぬりえ美術館に来館してくれました。今の子ども達にとっても、きいちのぬりえの少女は可愛い!と思って、お母さんにねだって、美術館に来てくれたのです。
きいちの可愛さは、本当に永遠不滅です。(館)

Posted: Nurie : 13年05月06日

2013年04月07日 投稿

4月の美術館ニュース (2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.17 今月は、韓国編です。

今月は韓国のぬりえをご紹介いたします。韓国のぬりえの一つは、”Smaile School1"というタイトルで、このぬりえはぬりえをしながら英語を勉強するアクティビティー本となっています。
   

このシリーズはいくつもあるようで、美術館にあるものだけでも、英語の動物名を覚える、英語で「自分の好きなもの」、例えばお人形(doll)や自転車(bicycle)を覚える、英語で赤(red)、黄(yellow)と「色」を覚える本等があります。


日本のぬりえの韓国版では、まず「ハム太郎」と「ミルモでポン」です。
これらの本は、日本のぬりえ本よりサイズ的にも内容的にもかなり豪華版になっています。まずシールがついていますので、シールとぬりえの両方をたのしめるようになっています。ぬりえは、左側に見本がついていますので、それをお手本に、ぬりえをするようになっています。
   

この他にも「ポンポンポロロ」、「シルバニアファミリー」などのぬりえ本が、同じような構成で販売されています。
   

以前中国の出版社に行ったとき、韓国のぬりえは中国でも人気があると言っていましたが、その韓国のぬりえは、日本のアニメのキャラクターのような目のパッチリした女の子のぬりえでした。
韓国のぬりえの傾向ならびに中国の話を合わせますと、日本、韓国、中キャラクターの好みが似ているのではないかと思いました。(館)

今月のエントランス

『おにんぎょうたちに おちゃをあげましょう』
年 代 : 昭和20年代
作 者 : きいち

小さなお茶のセットでお人形たちへおもてなしの用意をする少女。女の子はこうしておままごとをして、大人の真似をしながら、美しい所作やおもてなしの心まで養っていたのでしょうね。少し背伸びをしたおすましの表情も可愛らしいです。


ぬりえ美術館情報

洗っても絵が消えない「きいちの石けん」が発売されました。石けんの上にきいちの絹絵の絵がついています。
1個 735円です。

【展示室のご案内】
4月の館内展示は春の企画展となります。
きいちのぬりえが何故可愛いのか、ご紹介しています。
「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。

Posted: Nurie : 13年04月07日

4月の美術館ニュース (1)

桜が今年は思いのほか早く咲いて、今は東北方面に桜前線が行っている頃でしょう。桜にはなぜかウキウキこころ踊らされるものがあります。各地に素晴らしい桜がありますので、皆様のお近くでもさぞ楽しいお花見ができることと存じます。今年もどうぞ体一杯に桜を楽しまれてください。


ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。こ
のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

タイトル:あやとり
作  者:きいち
年  代:昭和20年代


4月のエントランスは、素敵な着物をテーマにしたぬりえを展示しています。
あやとりをされたことがありますか? なにかあやとりの思い出がございますか?
私はあやとりは、祖母から習いました。二人であやとりをしていると、あやとりの形が次から次へと変わり、終わることがなく、続きました。
祖母は一人あやとりが大変上手でした。今にして思うと、どうしてもっとよく教えてもらい、覚えておかなかったのかと大変残念に思っています。

先日もぬりえコンテストの方のコメントに、当時の遊びについて書かれたものがありましたが、昔は室外ではママゴト、鬼ごっこ、縄とび、室内ではお手玉、おはじき、あやとり、ぬりえなどの遊びを揚げられていましたが、本当にその当時はそういう遊びしかなくて、みんながそれをしていました。どれも特別な道具が必要でもなく、シンプルな遊びで誰でも取り組むことができる遊びです。それらは、手先を使うことが多くて、頭や手先の器用さのためにも良かったのではと思われます。


お手玉は、「日本のお手玉の会」という会が平成4年に作られ、競技会の開催や海外に出て、日本のお手玉を紹介されているようです。お手玉もぬりえ同様にシンプルな遊びですから、外国にも様々な形のお手玉があり、遊ばれているようです。
これからも日本の遊びとして、残っていくといいですね。(館)

Posted: Nurie : 13年04月07日

2013年03月06日 投稿

3月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.16  今月は、チェコ編です。

今月はチェコのぬりえをご紹介します。

チェコはアニメが盛んな国だそうです。そのアニメの背景には絵本があるそうですが、ご紹介するぬりえ本も大変独創的な印象を受けます。
とても素朴で、温かく詩的な感じのぬりえです。いくつかある本の中から、動物と人間のぬりえを紹介いたします。


①犬のぬりえは、「しりたがりやの子犬とお日様」というタイトルだそうです。それぞれのぬりえに、文章がついています。

②もぐらのクルテクは、すでにご存知の方が多くいらっしゃることと思います。クルテクは人気アニメの主人公だそうです。そのうちマトリョーシカのように人気になるかもしれませんね。
   

③リボンをつけた少女と帽子の犬は、一緒に冒険の旅をするぬりえのようです。


④少年とお父さんのぬりえは、少年が大人や動物とふれあう姿を描いているぬりえです。
   
   
いずれの本も見本のページが付いていますので、ぬりえがしやすくなっています。
サイズもA5サイズで小さめです。このサイズが小さい子どものぬりえには手頃なのかもしれません。


もし皆様も海外に行ったときには、空港や駅の本屋さんにぬりえの本が販売されていますので、海外旅行の記念のお土産に1冊、購入されるのはいかがでしょうか。

今月のエントランス

タイトル : 『もものきにたんざくを』
年 代 : 昭和20年代
作 者 : きいち
寄 贈 : 福井紅子氏

雛祭りは「桃の節句」とも呼ばれています。桃の木に短冊を結び付けている少女は、こちらも春の花である華やかな梅の花模様の振り袖を着ていて可愛らしいですね。


ぬりえ美術館メディア情報
・2月2日(土)TBS 王様のブランチの「豆知識」のコーナーで、ぬりえが紹介されました。
・2月25、26日東京ケーブルTVで、ぬりえサロンが紹介されました。


【展示室のご案内】
3月の館内展示は春の企画展となります。「きいちのぬりえが何故可愛いの」と題して、
きいちのぬりえをご紹介しています。
「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。

Posted: Nurie : 13年03月06日

3月の美術館ニュース(1)

春はあけぼの、ようよう白く・・・ 春という言葉の響きだけで、こころが明るく温かく
なるような気持ちがします。街中のウィンドウには春の色が溢れています。今年のキーワードは、フレッシュとかジューシーだそうで、黄、橙、緑などの爽やかな色が流行するそうです。


ぬりえのこころ -今月の一枚-

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。こ
のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。



タイトル:おはなみ
作  者:きいち
年  代:昭和20年代
寄 贈 者:川越公子氏


3月のエントランスは、春の行事をテーマにしたぬりえを展示しています。
春の行事は?と問われたら、一番に上がるのは「お花見」ではないでしょうか? 桜は、日本人が一番好きなお花と言ってもいいのではないでしょうか。
実はきいちも桜の花をぬりえの中に一番数多く描いたと言っています。桜の花びらの形が一番バランスがいいそうで、それで一番描いたそうです。その次は蝶々だそうです。いずれも日本の伝統の中に、よく使われていますね。


今でも春になると天気予報のように"桜前線"の予報がテレビ、ラジオで放送され、それを見ながら私たちはお花見にでかけます。桜ばかりでなく、季節、季節に合わせて、どこどこのお花がいいと言っては、お花を見に出かけている日本人はお花好きな人種なのだと思います。
郊外ばかりでなく、2月になると東京ドームで開催される蘭の展示会も大変人気があるようです。その他、バラの展示会も西武ドーム等で開催されますね。


ぬりえ美術館では、4月になりますと薄緑色の「鬱金桜うこんさくら」を見ることができます。染井吉野が開花してから1週間後くらいから咲き始め、2週間ほど咲いています。色が薄緑色から、散る頃になりますと花びらの中に赤い色が入ってきて、2色、3色と色を楽しむことができます。いつかこのうこん桜を見にお出かけください。(館)

Posted: Nurie : 13年03月06日

2013年02月08日 投稿

2月の美術館ニュース (2)

『海外ぬりえ』研究室 No.15  今月は、中国 編です。

今月は中国のぬりえ本をご紹介いたします。
中国は2008年にオリンピックを開催し、2010年には万博が開催されることになっていました。そのように中国に注目が集まっている2009年に北京、上海を訪問し調査を実施いたしました。
北京、上海も繁華街にかなり大型の本屋さんがあり、子ども向けの売り場もかなり充実していました。これは中国が一人っ子政策をしているため、子どもの教育に熱心で子どもの才能を伸ばしたいという親の関心の高さが背景にあります。
ぬりえ本も様々な種類がでていましたが、単に塗るだけではなく、絵の描き方や塗り方を指導した本、中国と英語や数字などを学習できるなど、勉強と関連づけられたぬりえが多く見られました。
   
   
  
絵は韓国のものだそうですが、日本のアニメにでてくるようなお姫さまを描いたぬりえは、大変人気があるそうです。これらのお姫さまは果物、宝石、魔法等のお姫さまが描かれていますが、顔が可愛らしく、カラフルな色合いの服を着て、素敵なヘアスタイルの夢の世界を見せてくれるお姫さまが中国の子ども達を魅了するのだと思います。
   

   

その他のぬりえ本に、ウルトラマンを初め日本の様々なキャラクターがぬりえ本の中に使われていました。ドラえもん、ピカチュウ、ちびまるこちゃん、クレヨンしんちゃん等々。
今中国で人気のキャラクターは、羊の男の子「喜羊羊」です。様々なものに展開がされていて、人気のほどが分かりました。


今月のエントランス

タイトル : 『はいおまちどうさま』
年 代 : 昭和30年代
作 者 : きいち

大きなリボンを頭につけ、ウエイトレスさんの格好をした少女が料理を運んでいます。スプーンがついているところを見ると、洋食でしょう。かわいいエプロンにカールした髪、そして洋食。女の子のあこがれがつまった1枚です。


ぬりえ美術館メディア情報
●2月2日(土)~24日(日)まで第3回東京新聞ぬりえコンテ ストの優秀作品を展示いたします。
●藤あや子さんご来館!!
1/22(火)日本テレビ”ZIP!で藤あや子さんが来館されぬりえやデコぬりえ®を楽しまれた様子が放映 されました。


【展示室のご案内】
ぬりえコンテスト優秀作品展示中!!
東京新聞で募集していましたぬりえコンテストの優秀作品を展示しています。
個性あふれる作品をこの機会にぜひご覧ください。

「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。

Posted: Nurie : 13年02月08日

2月の美術館ニュース (1)

今年の冬の寒さは昨年来ずっと厳しいですが、春はもうすぐやってきますので、明るい服装とか春のガーデニングの準備など、春を楽しみにこの一月をやり過ごしたいものです。

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。こ
のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。


タイトル:ピアノをひくのよ
作  者:きいち
年  代:昭和30年代

2月のエントランスは、昭和の夢見た暮らしをテーマにしたぬりえを展示しています。
昭和20年~30年代のきいちのぬりえを展示していますが、お若い方にはここに展示されているぬりえに描かれているものが、すべて存在する、当たり前のことのように思っている方がほとんどです。40~60年ほどの前のことですが、その頃には、ここに描かれていたことは、ほとんど夢や憧れの世界のことで、実生活とは程遠いものだったのです。

このぬりえに描かれたピアノは、団塊世代にとっては、習ったことがある、習わせられたという方も多いのではないかと思います。親たちが自分の子ども時代には出来なかったからと、子ども達に音楽教育のためにピアノやバイオリンやバレー等を習わせたのです。ピアノがものにならず、途中で諦め、購入したピアノが家に残っているということもよく見かけました。私も小学校一年生のころに、バレーをほんの少しだけ習ったことがあります。そういう風潮が埼玉の田舎の街にも吹いていたのです。戦後に吹いた新しい風に、気持ちは浮き浮きしていたことを思い出します。
その他エントランス展示には、大きなぬいぐるみのお人形を持つ少女やこまごまとしたままごとのお道具と遊ぶ少女や、大きなソファで寛ぐ少女などが描かれています。ぬいぐるみもままごとのお道具も、そういうものが欲しいな、あったら嬉しいなという希望をぬりえに描いて、少女の夢を満たしたものなのです。私もお人形の乳母車を欲しいと思っていましたが、残念ながら手にすることはできませんでした。
きいちはそんな少女の希望をぬりえで叶えてくれました。(館)

Posted: Nurie : 13年02月08日

2013年01月02日 投稿

1月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』研究室 No.13  今月は、アメリカ編です。

昨年から始めた「海外ぬりえ研究室」ですが、何度も調査をしているアメリカをご紹介していませんでした。今月は、アメリカのぬりえ本をご紹介したいと思います。

アメリカでは、2005年、2009年にニューヨーク、2008年にサンフランシスコで調査をしています。
ニューヨークの本屋さん、サンフランシスコの本屋さんには、数多くのぬりえ本が販売されています。美術館ではニューヨークよりサンフランシスコに面白い、いいぬりえ本を数多く発見することができました。
アメリカの幼稚園では、1970年代にNatural Association for The Young Education という協会が子どもたちのアートワークについて、「自由な表現」と「プロセス」を重視せよ、という法案を通したことにより、5才以下の子どもたちは、
自分のできる範囲でする。創造性豊かな表現力 が重要視されるようになり、これらを実践するためには、自分で描いて、塗るということがより実施されるようになり、ぬりえが以前よりされなくなっているとニューヨークのYMCA内にあるナースリー・スクールのサリー園長は最近のぬりえ事情について話してくれました。
   

しかし本屋さんには、様々なぬりえ本が販売され、子ども達はぬりえは楽しいと、塗っています。
「Deluxe]というぬりえ本は、欧米での一般的なぬりえ本です。性別に関係なく、どちらがぬってもいいというぬりえ本になっています。線がはっきりしていて、大変塗りやすそうです。


   
「New York for Kids」はニューヨークの有名スポットのぬりえです。ニューヨークにやって来たお土産として、いいのではないでしょうか。


   
「Famous Women of The Cibil War」は、「南北戦争の有名な女性たち」を取り上げた歴史を学べるぬりえ本です。アメリカには、このような歴史を取り扱ったぬりえ本を他にも見つけることができます。塗るという行為をしながら、歴史的なことが頭に入るではないでしょうか。


2005年当時日本の歌手の”パフィー”がアメリカで人気となっていました。これはぬりえではなくステッカーブックですが、”パフィー”のアニメの本がでていましたので、ご紹介しておきます。(館)



今月のエントランス
タイトル : 『ひだまり』
年 代 : 昭和30年代
作 者 : きいち

陽だまりで休む少女。髪型や佇まいはどこか大人な雰囲気です。遊びに夢中な少女だけでなく大人にとっても、温かな陽だまりの中では一瞬時が止まるような気がします。とても趣のある一枚です。


ぬりえ美術館メディア情報
●12月20日~1月12日まで第三回東京新聞ぬりえコンテストを開催しました!! 
作品は2月からぬりえ美術館にて展示します。個性あふれる作品をぜひご覧ください。


【展示室のご案内】
1月の館内展示は常設展となります。
きいちのぬりえを中心に展示しています。
「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。

Posted: Nurie : 13年01月02日

1月の美術館ニュース(1)

新年明けましておめでとうございます。皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
ぬりえ美術館は、開館11年目に入りました。毎年海外で"ぬりえ調査"をしていますが、今年はスペインで実施する予定です。子どもたちがどのようにぬりえをしているのか、調査をします。とても楽しみです。
皆様の新年の計画はどのようなものでしょうか。必ず実現できるといいですね。

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。こ
のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。


タイトル:ぴよぴよひよこさん
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
 
1月のエントランスは、子どものころのわくわく楽しかった生活をテーマにしたぬりえを展示しています。
子どものころは、どうしてあんなに毎日が楽しく、早く過ぎ去っていったのでしょう。何をしてもワクワクしていたような気がします。
今月のエントランスには、遊びのぬりえも紹介していますが、遊び以外にも楽しかった子どものころの生活に関するぬりえを展示しています。

今、犬や猫のペットが人気ですが、私が子ども頃には犬、猫以外にもうさぎを飼ったり、ひよこなどを飼ったりしていました。埼玉の田舎でしたので、とり小屋があり鶏を飼っていました。鶏のえさなどは大人の仕事でしたので、手伝いはしませんでしたが、うさぎを飼いたいと頼んだときには、自分の仕事として、朝学校に行く前に雑草を刈ってきて、えさをあげてから学校に出かけたものです。

ひよこは縁日とか市で、愛玩用として売られていました。ひよこは小さくて、毛がフワフワしていますので、とても可愛いので、つい「買って!」とおねだりして、買ってもらいました。ところがひよこはとても弱いので、すぐに死んでしまうのが、残念でした。それでも、又次の機会には買ってもらってしまうのですが。
色のついたひよこの記憶がありましたので、ネットで検索をしてみたところ、やはりひよこを沢山買ってもらう手段として、カラーひよこがいたことがわかりました。最近では見ない光景ですが、楽しい思い出の一つです。(館)

Posted: Nurie : 13年01月02日

2012年12月02日 投稿

12月の美術館ニュース 2

『海外ぬりえ』研究室 No.12 今月は、スイス編です
今月はスイスのぬりえ本をご紹介いたします。
スイスは2011年にチューリッヒとジュネーブを訪問し、幼稚園などを調査しました。
チューリッヒはドイツ語圏、ジュネーブはフランス語圏です。以前調査したドイツやフランスの国とで、ぬりえに対する反応が違いました。言語が違うと同じ国の中でも違いがあるかもしれませんので、2都市を調査いたしました。
結果は、ドイツとフランスの調査とまったく同じで、チューリッヒではぬりえに肯定的ではなく、ジュネーブでは積極的に使われておりました。
それでも、本屋さんに行きますとたくさんのぬりえが販売されていました。子ども専用の素敵な本屋さんがチューリッヒにも、ジュネーブにもあり、沢山ぬりえを購入してきました。
ジュネーブの子どもの本屋さんは、そのお店そのものが夢の国のような感じで、ただ本をならべるだけでなく子どもが喜ぶように作られていました。
      

このお店で購入した本の一つが"Dessins, griboullages et Coloriages"です。子どもだけでなく、大人にも適している素敵な本です。中に描かれている絵のデザインが大変お洒落で、レベルの高い本です。ぬりえをしても、自由に絵を描いても、いたずら描きのようにしてもよいというタイトルの本です。
 

   

チューリッヒで見つけた本は、"Gute Nacht!(おやすみなさい)" という本で、黒い地の中に白い線で絵が描かれています。従来のぬりえとは反対ですね。白い線の中に、色を塗っていくようになりますが、このようなぬりえを初めて見ました。逆転の発想で、面白いと思いました。

最後はジュネーブの本屋さんで見つけたぬりえができる絵葉書です。ちょっとお洒落で可愛いですね。(館)


今月のエントランス

タイトル : 『おしるこ』
年 代 : 昭和30年代
作 者 : きいち


おもちをのばしながら、おいしそうに食べている少女。この子は、どこでおしるこを味わっているのでしょうか。お家の縁台?それともお店の軒先?背景も、自由に思い浮かべて楽しめる1枚です。


ぬりえ美術館情報
●年末年始のご案内
本年は12月24日(祝)まで、来年は1月12日(土)から開館いたします。
2013年も、ぬりえ美術館をよろしくお願いいたします。


【展示室のご案内】
12月の館内展示は常設展となります。きいちのぬりえを中心に展示しています。
「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。

Posted: Nurie : 12年12月02日

12月の美術館ニュース 1.

師走になりました。今年の一年を振り返ってみますと、10周年を無事迎えることができて、大変嬉しく思いました。大人のぬりえサロンでしている「デコぬりえ®」も人気となり、シニア向けのイベントである「エキスポS65+」でも紹介させていただきました。新しい方向性のぬりえとして、来年もデコぬりえ®を推進していきたいと思っています。皆様方の今年はどんな年だったでしょうか。

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
12月のエントランスは、冬のすごし方をテーマにしたぬりえを展示しています。


タイトル:おみかんおいしいわ
作  者:きいち
年  代:昭和20年代


最近、みかんは10月頃からでも食べられるようになりましたが、昭和20年代~30年代といえば、冬の果物といったらみかんとりんご位しかありませんでしたね。時期は12月頃。お歳暮としてもよくみかんが贈られていました。みかんやりんごは、木の箱にいれて、上に熨斗紙をかけて送られていました。
味はいまよりずっと酸っぱさがかっていたと思います。今は何でも大変糖度の高い果物が作られるようになって、とても美味しくなりました。

味はいまよりずっと酸っぱさがかっていたと思います。今は何でも大変糖度の高い果物が作られるようになって、とても美味しくなりました。
学校では、みかんをつかって"あぶりだし"をして、遊んだりしました。"あぶりだし"とは、みかんの汁をしぼって、その汁で字や絵を書き、一度乾かし、その紙を火にかざすと文字や絵が出てくるものです。今でも"あぶりだし"などされているのでしょうか。


みかんの食べ方として、みかんを焼いて食べたことはありませんか? 子どものころ、いつも火鉢がありましたので、火鉢の上に網をのせみかんを焼いてたべることも好きでした。暖かいことと、食感が変わるので、冬の間みかんを飽きずに食べることができました。


また夏になると、列車に乗るときに駅の売店に「冷凍みかん」が販売されていて、列車に乗るときの楽しみでした。今年はみかんが豊作だそうです。沢山食べられそうですね。(館)

Posted: Nurie : 12年12月02日

2012年11月01日 投稿

11月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』研究室 No.11  インド編

今月は、インドのぬりえをご紹介いたします。

「colour with pencil」と「DRAWING & COLOURING」というぬりえをご紹介します。
   
「colour with pencil」は色鉛筆で塗っていくぬりえ本です。お花、動物、魚、お菓子などの物の形や、凧上げ、虫とり、バースデーの模様など、動作をしている様子などをとりあげ、見本にしたがって、ぬりえをするように指導しています。見本には色鉛筆の濃淡などもはっきりと分かり、色鉛筆の仕上がりが学べるようになっています。
この会社では、ぬりえ本を様々出版しており、絵筆、クレヨンを使って描く本をはじめ、ジャンボサイズのぬりえ本など子どもたちのために発売しています。

   

「DRAWING & COLOURING」では、色というものは、子ども達を魅了しているが、この本のシリーズでは、子どもの中に生まれつきもっている色と形に対する興味を育むためのものであり、単に塗るためのぬりえ本ではなく、アートを育む本ですと基本方針を述べています。1月から10月まで様々な国のぬりえ本を紹介していますが、基本方針を本に示していたものはなく、インドのこの本が初めてです。

   

さて、中味は様々な線、カーブや波型、尖ったジグザグの線等を描くことからスタートし、見本を見ながら、線を加えたり、色の重ね塗りをしたり、鉛筆やフェルトペン(マジックインク)等材料の違ったもので描いたり、最終的には、立ったり、走ったり、ボール投げをしている人間の行動を描くという構成になっています。
この出版社では、子どもの色と形に対する興味を育み、描いたり、色をぬったりすることを好きになるようにするために10種類の本を発売しているそうです。

インドは、現在世界の本の印刷工場にもなっているそうで、ぬりえに関しても様々な本が出版されているようです。
最近はインドの経済成長も目覚しいものがありますので、子ども達もぬりえを楽しんでいることでしょう。(館)


今月のエントランス

タイトル: 『つみき』
年代:昭和30年代 作者:きいち
寄贈者:新井光男氏

お人形を抱っこしながら、つみき遊びをする少女。積み木は様々な形を自由に作り上げることができるので、楽しい遊びでした。一人で、またお友達といっしょに遊ぶこともでき、コミュニケーションを図れるいい遊びですね。


ぬりえ美術館メディア情報
11月15日(木)~17日(土)の間、「エキスポS65+」が幕張メッセにて開催されます。
アクティブシニア向けに、関連する情報や催しが実施されます。16日(金)と17日(土)の両日、ぬりえ美術館では、「デコぬりえ®」を楽しむ講座を担当いたします。


【展示室のご案内】
11月の館内展示は常設展となります。きいちのぬりえを中心に展示しています。
「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。

Posted: Nurie : 12年11月01日

11月の美術館ニュース(1)

今年も残すところ2ヶ月となりました。秋も比較的暖かくて過ごしやすい日々を楽しみながら、冬支度の準備を今から整えておくのはいかがでしょうか。年の瀬の忙しい時期をのんびりと過ごせるのではないでしょうか。

ぬりえのこころ -今月の一枚-

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。


タイトル: おにんぎょうさんのおきかえ
作  者:きいち
年  代:昭和20年代

11月のエントランスは、お人形をテーマにぬりえを展示しています。
このぬりえは、お人形の服を着替える様子を描いた昭和20年代のぬりえですが、現代の少女たちがしているお人形遊びと少しも変わらないと驚かされます。
小さいお人形に服を着せたり、脱がしたりして遊ぶとき、なんだか自分がお人形のお母さんになったような気持ちで、遊んでいたような気がします。その上いつもお母さんに言われていることを、お人形に言い聞かせながら、遊んでもいたような気もします。

このぬりえには、お人形用の箪笥、鏡台、椅子などが描かれています。昭和20~30年当時、このようなお人形に係わる道具まで買ってもらえた少女たちは少なかったと思います。でも遊ぶなら、本物そっくりの箪笥、鏡台、椅子などがあれば、お人形遊びもさぞ楽しかっただろうと思います。
このぬりえはそのような少女の夢を叶えてくれるぬりえだったのではないかと思います。ぬりえを塗りながら、この箪笥は何色にしようか、何を入れようか等考えながら、夢を膨らませて塗っていたのではないかと思います。
今はリカちゃん人形やバービーに、服を初め回りの様々な小物達がすべてお金で購入できるような時代になりました。実物を揃えて、遊ぶことができるのですから、少女たちの想像力や夢が昔よりも大きく膨らんで、心豊かになってくれることを願いたいです。(館)

Posted: Nurie : 12年11月01日

2012年10月06日 投稿

10月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』研究室 No.10 今月は、タイ編です。

タイ王国、通称タイは、東南アジアに位置する立憲君主制国家で、東南アジアの中心に位置し、国土面積は約51万4000平方キロメートル(日本の約1.4倍)ミャンマー(ビルマ)、ラオス、カンボジア、マレーシアと国境を接している国です。首都はバンコクです。

旅行としてたびたびバンコクを中心にタイに行ったことがあり、その中で収集したぬりえ本をご紹介いたします。

首都バンコクでは、東京と変わらない生活水準になっていますので、子ども達も携帯電話を持ち、ゲームに夢中です。しかし、少し田舎に行きますと、まだまだ本の世界をしらない子どもたちもいるそうで、学校の教科書も個人の所有ではなく、学校においてあり、それを共通で使うというところもあると、お聞きしたことがあります。そのような地区では、ぬりえなどを楽しむことはしていないかもしれません。

バンコクでは、街中やマーケットの中の本屋さん、キオスクのようなところで、ぬりえが販売されています。
内容は、歴史ある国ですから、タイの伝統と文化をあらわす物語のぬりえを始めとして、最近のアニメブームを繁栄したぬりえ、そして日本のマンガやアニメのぬりえなど多種多様なぬりえ本がありました。


タイでもっとも人気のあるぬりえは日本のアニメのぬりえだそうですが、タイの民話や物語、世界の童話、タイの生活、文化を伝えるものなどが沢山販売されています。それは、タイ政府の政策として、「子どもたちにタイの伝統文化を伝える」ことを取っているからだそうです。タイは大変重要な政策を実施していると思いました。

   
今回ご紹介するのは、民話の「金の魚」という物語のぬりえです。物語にそってぬりえをしながら、その民話を覚えるようになっています。絵がとてもタイらしく、手描きであることも魅力になっていると思います。



バンコクでは日本のアニメが人気ということなので、「とっとこハム太郎」にぬりえがありましたので、ご紹介します。バンコクでも子ども達は、アニメのクレヨンしんちゃんが好きで、親たちは一休さんを子ども達に見せたいと言うことを聞きました。これなどもまったく日本と同じだなと思いました。



今月のエントランス
タイトル: 『はれぎ』
年代:昭和30年代 作者:きいち

このぬりえは、七五三の時の晴れ着ですね。七五三のときには、小さいながらもお振袖の豪華な着物を着て、気持ちが華やいでいるようです。頭には、大きなリボンがついていますが、このリボンをつけることが昭和30年代の七五三の定番でした。


ぬりえ美術館メディア情報
・10月10日発売の女性誌『ノバリエ』(講談社)に「大人のぬりえサロン」のデコぬりえ®が紹介されます。
・丸ごと1日きっぷ「いっとく」の紹介ポスターにぬりえ美術館が掲載されます。都営地下鉄や都電荒川線などの駅や車内に掲示されるそうなので探してみてください。

【展示室のご案内】
8月~10月の館内展示は10周年記念企画展として、きいちの絹に描かれた美人画や童女画など珍しい作品を展示しています。
「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。

Posted: Nurie : 12年10月06日

10月の美術館ニュース(1)

厳しい残暑が終わり、本格的な秋を迎えました。今年は暑さ、寒さの差が大きいようですから、美しい紅葉があちら、こちらで見られるようになりそうですね。暑さの疲れもでてくることもあるかと思います、気をつけてお過ごしください。
 

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものやテーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

   
タイトル: こけしのきもの
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
0月のエントランスは、着物をテーマにぬりえを展示しています。

秋になりますと各地で菊の花の展覧会が開催され、丹精こめて育てられた様々な菊の花が展示されます。
湯島天神では、珍しい江戸菊や巴錦など、約2000株が展示され、その規模は関東一だそうです。菊人形も展示されます。日程:11月1日(木)~23日(金・祝)
スカイツリーで賑わう浅草の浅草寺では、境内の特設会場に、盆養、大作、懸崖、盆栽など約1000点が展示されます。日程:10月16日(火)~11月14日(水)

上記以外にも谷中菊まつり、靖国神社や六義園の菊花展、亀戸天神社の菊祭り、明治神宮の菊花展、新宿御苑では、皇室ゆかりの菊花壇展が開催される予定ですので、10月から11月のお出かけの参考にしてみてはいかがでしょうか。もちろん東京以外にも皆様のお住まいの地区でも開催されていると思いますので、検索してみてください。


菊の花の展覧会が多いのも、菊の歴史が古いからで、1500年まえほどに中国で交配によって生まれたといわれ、日本では、薬草や観賞用として平安時代から入ってきていたそうです。江戸時代になりますと、その栽培が熱心に行われ、新品種が現れるとともにその育て方にも工夫がこらされ発展し、今日の菊花展につながったと思われます。


子どものころ、祖父もこの菊の花を育てていたことを思い出します。又このぬりえのように、菊の花の鉢の前で撮った家族の記念写真も残っています。
きいちのぬりえには昭和の時代が色濃く残されています。これが皆様に懐かしさを感じさせるのでしょう。(館)

Posted: Nurie : 12年10月06日

2012年09月01日 投稿

9月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』研究室 No.9
今月は、フィンランド編です


今月はフィンランドのぬりえをご紹介いたします。
フィンランド共和国は、北ヨーロッパに位置する共和制国家で、北欧諸国のひとつであり、西にスウェーデン、北にノルウェー、東にロシアと隣接する国です。首都はヘルシンキ。
1994年にEU加盟し、2000年にはユーロを導入しました。
2004年度に行われたOECD(経済協力開発機構)のPISA(学習到達度調査)では日本や韓国、香港などの教育熱の高い国や欧米先進国を抑えて学力世界一を誇っている国です。
学力世界一の国、フィンランドでは、ぬりえがどのようにされているのか2008年に調査に行ったことがあり、ぬりえ本を購入してきました。

フィンランドといえば、誰もが「ムーミン(Muumien)」を思い出すのではないでしょうか。そこでムーミンのぬりえ本をご紹介いたします。
   
本屋さんの店頭には数多くのムーミンのぬりえ本が販売されていました。ムーミンをキャラクターにしたグッズ類も様々なお店で販売されています。フィンランドの通訳さんもムーミンのミィーがプリントされたTシャツを着ていましたが、大人の人が来ていても可愛いプリントTシャツでした。ムーミンはフィンランドの国家的なアイドルのようです。


そのほかに「長靴下のピッピ」のぬりえ本もありました。物語からぬりえに展開するぬりえ本があるのだと一つ発見しました。

その他、少女であれば誰もが好きなお姫様のぬりえ本です。冠を頭につけるお姫様や舞踏会のドレスアップをするお姫様、王子様に貴族、道化師など王宮での生活を描いたぬりえ本です。
「ピッピ」と「お姫様」のぬりえ本はコンピューターではなく、手書きで描かれていますが、手書きタイプのぬりえは久々に見るもので、珍しいとおもいました。


フィンランドでは「幼稚園」ではなく、「保育園」と呼んでいますが、保育園は学校ではないので、勉強や技術的なことは教えないそうです。ですから保育園ではぬりえを自由にしていますが、園児の自主性にまかせていました。
ぬりえだけでなく、フィンランドの教育では、個人の自主性を育む教育に力をいれていることを実感しました。その点が、学力世界一になった大事な点であると思いました。(館)


今月のエントランス

タイトル: 『あきのよる』
年代:昭和30年代 作者:きいち

おしゃれをして、すすきの前に座る女の子。秋の夜長に浴衣を着てお月見です。ススキを描くだけで日本の秋を感じることができます。
2012年は、金環日食や金星日面通過等を代表として、空がにぎやかな年ですね。
今年の月は、きれいに見えることでしょう。


ぬりえ美術館メディア情報
荒川ケーブルテレビ「あらまるNEXT」にて、ぬりえ美術館の「大人のぬりえサロン」が
紹介されます。
日時:9月10日(月)~16日(日)
地デジ10チャンネル11:30~/15:00~
地デジ11チャンネル6:00~/8:30~/13:30~/22:30~


【展示室のご案内】
8月~10月の館内展示は10周年記念企画展として、きいちの絹に描かれた美人画や童女画など珍しい作品を展示しています。
「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。

Posted: Nurie : 12年09月01日

9月の美術館ニュース(1)

残暑が厳しい9月ですが、街のウインドーは秋の深い色合いが美しい装いに模様替えをしています。気持ちだけは季節の先取りで、秋の気分を楽しみたいものです。今年の紅葉狩りの計画を立てるのもいいかもしれませんね。

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

タイトル:こすもすがきれい
作  者:きいち
年  代:昭和30年代

9月のエントランスは、お花がテーマのぬりえを展示しています。
コスモスは、風に揺れる姿が儚げで大変可憐なお花です。きいちはコスモスの花が個人的には好きと言っています。
最近は街道沿いや公園にコスモスが植えられて、観光名所となっている地区もあるようです。
浜離宮恩賜公園、鴻巣市の荒川河川敷のコスモス街道、稲毛海岸の千葉市花の美術館、横須賀市長井海の手公園ソレイユの丘等など、東京、埼玉、千葉、神奈川県には上記以外にも沢山のコスモスの名所があるようです。


秋の高い、晴れた空の下で風に揺れるコスモスには気持ちも癒されるような気がします。ぜひ今年の秋の行楽の計画に入れてみてはいかがでしょうか。

コスモスの花言葉は、「乙女の真心」「乙女の愛情」。コスモスの和名は、「秋桜(アキザクラ)」といいますが、それは秋に咲いて、赤・ピンク・白といった色合いで桜のような形をしているため、秋桜と命名されたと言われています。どこまでも桜好きな日本人が秋にも桜のような花を愛でたいとコスモスに秋桜と名づけたのかもしれません。コスモスは秋の季語にもなっています。


先に述べたように、きいちは個人的にはコスモスが好きと言っていますが、ぬりえの絵の背景の中に沢山描いたものは、「桜」だと言います。「さくらが一番多く描いた花じゃないかな。色もそうだけれど、五枚の花びらのバランスがとれている感じが好きなのね。基本的には花はなんでも好んで描くんですが、さくらやコスモス、梅、ガーベラなど、どちらかというと一重の花が好きかな」と「わたしのきいち」(小学館刊)の中に述べています。一重の可憐な花が好きなきいちですが、日本的な花ばかりでなく、ガーベラなども入っているところは、きいちのモダン好みが現れているようです。(館)

Posted: Nurie : 12年09月01日

2012年08月03日 投稿

8月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』研究室 No.8 インドネシア編
今月はインドネシアのぬりえをご紹介いたします。

インドネシアには2008年に行きました。インドネシアには3回程訪れていますが、遡ること20余年程前に行った頃は、ジャカルタ唯一のデパートがまだ日本のスーパーマーケット程度の品揃えでした。
ところが2008年のジャカルタの街には、エルメスやグッチなど海外のブランドのお店が軒を連ねているほど発展をしており、ビックリさせられました。
ぬりえの購入のために書店を訪れると沢山のぬりえが販売され、その周りには子ども達が楽しそうに選んでいました。

今回はインドネシアらしいぬりえということで、インドネシアの島々の民族衣装と建築の違いを取り上げているぬりえ本をご紹介いたします。

27の地区に区分されたインドネシアの島々が3冊の本に別けられて、紹介されています。今回選んだ絵は、Aceh(アチェ)州とSumatera Barat(西スマトラ)州です。Aceh(アチェ)と聞いて、2004年のスマトラ地震を思い出された方もいらっしゃると思いますが、スマトラ沖地震におけるマグニチュード9.1という1900年以降チリ地震についで2番目に大きな地震が起きた場所ですね。
   
このエリアの女性はチュニック丈のブラウスにベストをつけたパンツ姿です。
男性は、更紗のターバンを頭に巻いています。

Sumatera Barat(西スマトラ)の女性はスカート姿でチュニック丈のブラウスに肩からスカーフのようなものがかけられています男性も同様です。

建物はどこも高床式ですが、屋根の形や飾りなどがそれぞれの特徴を出しています。
インドネシアの子ども達にとっても、それぞれのエリアの特徴をぬりえなどを見ながら覚えていくものと思われます。
インドネシアでも日本のキャラクターは大変人気で、違法なのですが、スーパーマーケットでは、きいちの少女がプリントされたTシャツが販売されていました。


今月のエントランス

タイトル: 『おまつりのまんどう』
年代:昭和20年代 作者:きいち
さわやかなストライプの半袖ワンピースで、万灯を持って夏祭りにお出かけ。季節感溢れる1枚となっています。
きいちのぬりえの女の子の髪はパーマの巻き髪に大きなリボンをつけた定番です。お供の犬も花笠でかわいらしく決めています。


ぬりえ美術館メディア情報
荒川ケーブルテレビで「大人のぬりえサロン」のデコぬりえ®の制作過程が紹介されました。


【展示室のご案内】
8月~10月の館内展示は10周年記念企画展として、きいちの絹に描かれた美人画や童女画など珍しい作品を展示しています。
「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。

Posted: Nurie : 12年08月03日

8月の美術館ニュース(1)

今年の節電は、どのように工夫されていらっしゃいますか。荒川区では、「環境・清掃フェアあらかわ」というイベントでゴーヤの苗の配布などがされています。
今年もグリーン・カーテンなどで、夏の節電を楽しみながら頑張りましょう。

ぬりえのこころ -今月の一枚-

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

タイトル:くろんぼちゃん
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
8月のエントランスは、夏のおでかけをテーマのぬりえを展示しています。
昭和35年(1960年)に爆発的な人気となったダッコちゃんをつけた少女のぬりえです。ダッコちゃんは、当初「木のぼりウィンキー」、「黒ん坊ブラちゃん」といった名前で売り出されていたそうです。

そのためきいちのぬりえのタイトルは「くろんぼちゃん」になっています。
当時5年生であった私は、たぶん上野のデパートでみつけたのだろうと思いますが、話題になる前に購入していたので、並ばずに購入することができ、田舎のお友達にもお土産に買ってあげたことを思い出します。
まさかその後デパートの売り場に行列ができて、整理券やダフ屋がでるような騒ぎになるとは思ってもみませんでした。
この人形の可愛さは、腕につけることができことと目がウインク(閉じたり、開いたりする)したりすることだとおもいます。夏には日焼けが流行しているような時代でしたから、黒い色は気になりませんでした。出かけるときには、いつも腕につけていたように思います。

女性はお人形やぬいぐるみのような可愛いものがいくつになっても好きだと思います。最近購入したお人形に、ウシの貯金箱があります。バンコクの空港のお菓子売り場の棚の上で、そのウシが輝いていて、引き寄せられるように近づいて、買ってしまいました。しっかりお金を入れて、使っています。
皆様にもきっと思い出のお人形がいくつもあることでしょう。(館)

Posted: Nurie : 12年08月03日

2012年07月01日 投稿

7月の美術館ニュース(2)

今月のエントランス

タイトル: 『アイロンカケ』
年代:昭和10年代 作者不明

ぬりえのベティーさんは、おままごとでお人形のお洋服のアイロン掛けをしています。お母さんのまねでしょうか。
女の子の水玉のエプロンやお人形のリボンに当時の少女たちの憧れがつまっています。かわいらしい犬の後ろ姿やランプ・アイロンなどのモチーフにも注目してみてください。

ぬりえ美術館メディア情報
①NHKラジオ第一「土曜あさいちばん」で ”デコぬりえ®”が紹介されました。
②全国銘産菓子工業協同組合発行の 「あじわい」の”菓子のある風景” のコーナーできいちのぬりえが 紹介されました。

【展示室のご案内】
6月~7月の館内展示は常設展となります。きいちのぬりえを中心とした展示となります。「ぬりえ体験コーナー」もありますので、懐かしいぬりえの世界を観て、塗って、体験してください。

Posted: Nurie : 12年07月01日

7月の美術館ニュース(1)

スカイツリー人気は、これからの夏休みにむけてさらに盛り上がりそうですね。日暮里駅前から東京スカイツリー経由錦糸町行きの急行都バスが運行されています。土日・休日のみ一日4便あり、15分で到着と早いのです。今月は、ぬりえとツリーの旅はいかがでしょうか。

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。


タイトル:金魚ヤサン
作  者:作者不明
年  代:昭和10年代

7月のエントランスは、昭和10年代のぬりえを展示しています。
今月展示していますのは、昭和10年代のぬりえです。特にベティーさんのぬりえを中心に展示をしています。
今月の一枚に選んだ「金魚ヤサン」は着物姿のベティーさんですが、日本人が描いているぬりえですので、顔はベティーさんですが、していることはすっかり日本人の
ベティーさんという点が大変笑えて面白いぬりえになっています。

お給仕するベティーさん、ボート遊びをするベティーさん、床屋さんのベティーさん、お客様もベティーさんです。いかにこの時代にベティーさんが人気であったかが分かりますね。
このベティーさんに関しては、「ベティ・ブープ図鑑」安野隆コレクション2002年発行に詳しく紹介されていますので、ご参考にしていただきたいとおもいます。この本のサブ・タイトルは、「戦前からの人形・おもちゃ・駄玩具・羽子板・時計・レコード・着物他」とつけられています。
安野隆氏がコレクションした1930~1960年に生まれたベティ・ブープのグッズの数々が紹介されています。いかに数多くのベティーさんグッズがあったか、人気となっていたかが伝わってきます。
子ども向けの玩具類であれば、人形、カレンダー、状差し、ぬりえ、かるた、積み木、シール、うつし絵、ノートブック、絵合わせ、ご飯茶碗、湯のみ、お面、ハンカチ、おもちゃのバケツ、太鼓、めんこ、ぬりえはがき、羽子板等々販売されていたようです。今80代の方々は、これらのベティーさんのおもちゃで遊んだことでしょう。(館)

Posted: Nurie : 12年07月01日

2012年06月09日 投稿

5月の美術館ニュース(2)

今月のエントランス

『おきゃくさまにおしょくじを』
作者:きいち
年代:昭和20年代

お膳は、座卓やテーブルがない時代には、畳で食事をするのに欠かせない道具でした。流行のテーブルウェアは、文字どおりテーブルの上を彩る食器類で、おもてなしを演出することを指しますが、お膳もまた、ぬりえのような女の子によって運ばれてくるテーブルウェアの一つだったのではないでしょうか。

5月19日(土)あわからバラの市開催
バラの市を盛り上げるために、盛り上げ隊として、ぬりえ美術館もご協力しています。
5月12日(土)~6月3日(日)の期間、“バラのモチーフ”を身につけてご来館のお客様には、入館料を50円割引いたします。
バラ柄の服、バッグ、バラのブローチ、コサージュ、髪飾りなど、バラのモチーフなら何でも結構です。
あらかわのバラ市を楽しみながら、ぬりえ美術館にご来館ください。

ぬりえ美術館メディア情報
京成電鉄の情報誌『京成らいん』5月号で紹介されました。

【展示室のご案内】
3月~5月まで、館内の展示は10周年記念企画展を開催しています。
色鮮やかなぬりえやきせかえの原画をご紹介いたします。
懐かしいぬりえを観て、塗って、ぬりえの世界を体感してください。

Posted: Nurie : 12年06月09日

6月の美術館ニュース(1)

5月22日にスカイツリーがオープンいたしました。ぬりえ美術館のある町屋からはバスで 浅草まで20分ほどで行かれ、浅草のいたるところからスカイツリーが見えます。
ぬりえ美術館~浅草~スカイツリーの下町ツアーはいかがでしょうか。

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

タイトル:はりもの
作  者:きいち
年  代:昭和20年代

6月のエントランスは、昭和の暮らしのぬりえを展示しています。
着物の洗い張りをしている少女。タイトルは、「はりもの」となっています。今月は、「はりもの」のほかに「むしぼし」、「しょうじはり」、「つるべいど」、「ぎょうずい」、「こもり」など昭和の暮らしを思い出させるぬりえを展示しています。
昔であれば、どの家でも必ずしていた家事でしたが、戦後60余年がたち、すっかり最近では見かけなくなった家事の様子がぬりえの中に残されています。

最近私はお掃除ロボットの「ルンバ」を購入したのですが、スウィッチを押すだけでクルクルと動いて、台所で朝食を準備する間に、お部屋を掃除してくれますので、大変助かっています。
 昭和20年代~30年代、子どもの頃に祖母の家事仕事を見ていて、女性の仕事は大変だなあと思っていました。子ども心に「きっと便利な物が出てきて、家事を楽にしてくれる」と確信していました。その後、洗濯機、掃除機、炊飯器がでてきて、家事が急速に楽になりました。そして、ついには、自分で掃除をしなくても、機械がしてくれるようになりました。
 日本は急速に高齢化が進み、世界で高齢化率ナンバーワンの国となり、昭和22年生まれの団塊世代が今年65歳になり、「高齢者」と呼ばれるようになりました。これらの高齢者のために
きっと「介護ロボット」や高齢者の身体の動きを助ける「機能ロボット」などが開発されてくるのではないかと考えています。家事が楽になったように、身体の不自由になった方々のために、
ロボットがお役にたつ時代が来るのではないでしょうか。(館)

Posted: Nurie : 12年06月09日

6月の美術館ニュース(2)

今月のエントランス

タイトル: 『おねえさんの三めんきょう』
年代:昭和30年代 作者:きいち
昭和の時代、三面鏡は、桐ダンスと並んで嫁入り道具の一つに数えられた大人の女性だけのものでした。
ぬりえの女の子は、リボンを付けた自分の姿を確認したくて覗きに来たようです。ちょっとはにかんだ表情は、背伸びの表れでしょうか。鏡の前の空間を憧れの場所として、特別視していた当時のことを教えてくれる一枚です。

ぬりえ美術館メディア情報
①朝日新聞夕刊「美博なう」 に掲載されました。
②NHK Eテレ団塊スタイルで ぬりえが紹介されます。 (6/29 アンコール放送)

【展示室のご案内】
6月~7月まで、館内の展示は常設展示となります。
ぬりえが体験できるぬりえコーナーもございます。懐かしいぬりえを観て、塗ってぬりえの世界を体感してください。

Posted: Nurie : 12年06月09日

5月の美術館ニュース(1)

緑、みどり、ミドリ!!
草樹の新緑が目にまぶしい輝きの季節となりました。GWのお休みにお気に入りの緑を探しに、お出かけになりませんか?

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

タイトル:おかしわもち
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
寄  贈:福井 紅子氏

5月のエントランスは、食べ物のぬりえを展示しています。

四季に恵まれた日本では、お菓子も季節、季節にあわせた美しいお菓子や行事、神事に由来するお菓子などがあり、日本に生まれた幸せを感じることができます。
春になれば、おひな様をたのしむ雛菓子があり、桜を代表とするさくら餅、花見団子、よもぎの草餅、おはぎ、わらびもちなど、毎月のように季節のお菓子を楽しむことができます。

五月になれば、柏の葉にくるんだ柏餅を食べずに過ごすことはできません。柏餅は、5月5日の端午の節句の供物とされますが、柏の葉は新芽が育つまでは古い葉が落ちないことから、「子孫繁栄(家系が途切れない)」という縁起をかついだものとされています。柏餅が登場したのは徳川九代将軍家重~十代将軍家治のころといわれ、参勤交代で江戸から全国に行き渡ったといわれています。  
また四国地方などの近畿圏以西では、端午の節句には「ちまき」を食べるそうです。童謡の
「せいくらべ」の中に「ちまき」が出ていますので、思い出される方もいらっしゃるでしょう。
地域により違いがあることも面白いものですが、最近は情報が行き渡って、ちまきや柏餅をどこでも食べられるようになりました。
例えば関西で節分に食べるとされている恵方巻きが、商戦にのって関東にも広まり、さらにはのり巻きだけでなく恵方巻き仕様のお菓子まで誕生しています。
柏餅の餡は、こし餡、つぶし餡、味噌餡があり、お好みで選ぶことができます。皆様はどの餡の柏餅がお好きでしょうか。(館)

Posted: Nurie : 12年06月09日

4月の美術館ニュース(2)

海外ぬりえ研究室 NO.4

今月は、イタリアの「仮面」がテーマのぬりえ本をご紹介いたします。
仮面の発祥のベニスでは、15世紀身分の違いで衣服が決まっていたので、カーニバルで身に着ける仮面やマントにより身分の違いを全てをなくすことができたので、貴族や役人、神父や庶民までも仮面を身に付け、身分に関係なくリドット(カジノ)やオペラ座を共に楽しんだのだそうです。
イタリア語ではマスケラと呼ばれ、この本のタイトルもMASCHERE(マスケラ)と名づけられています。その後17世紀から18世紀にはヨーロッパ大陸全土の宮廷でヴェネツィア式仮面舞踏会は人気となったそうです。
ぬりえ本に描かれている仮面の人物は、伝統的にその衣装と性格がきまっており、特徴的なものは下記のようなものですが、子どもの頃からこのようなぬりえをして、それぞれの名前と性格を覚えていくのだと思われます。

①アルレッキーノ 継ぎ合わせた色鮮やかなまだら模様の衣装を着た道化師姿の召使です。額に瘤のある悪魔を表した黒い仮面を着けています。常に貧しく、空腹でいますが、持ち前の機知とユーモアで権力を持つ登場人物たちを笑い者にしていきます。

②ブリゲッラ
緑で縁取られた白いスモックとパンツを着て、金銭欲を強調するオリーブグリーン色の仮面を着けています。世知に長けた策士で、ペテン師でもあります。一方、優れた音楽家でもあり、ギターを携えた姿で表されることもあります。


③プルチネッラ
イタリア南部のナポリ出身の召使で、くちばしのような長い鼻のある仮面を着け、若い雄鶏のような容貌をしています。愚鈍と明敏、臆病と大胆と対立するどちらの性格にもなることが出来ます。哲学的で憂鬱な夢想家でもあります。

海外のぬりえ本の特徴の一つに、色見本のぬりえがついていることが挙げられます。このぬりえ本も左側のぺージに色見本があり、右側をぬりえするようになっています。
パリでぬりえ展を開催した際に、ぬりえを塗ってもらったことがありますが、参加者の一人が、「フランスのぬりえには色見本がついていたので、簡単に塗ることができたが、きいちのぬりえは色見本なしに塗らなくてはいけないので、時間がかかった」と感想を話された方がいました。

今日本では、キャラクターのぬりえ一辺倒ですから、そのキャラクターの色が決まっていますので、自由に好きな色をつけることはできません。色見本のあるぬりえと同じようなことになっています。
昭和20~30年代のぬりえは、塗る人によって同じ絵でも違いがあることから、「十人十色」と言われたものです。想像性の幅もひろがりますので、自由に塗れるぬりえを楽しんでいただきたいと思います。
(参考:仮面の名前とキャラクターは、箱根の森ガラス美術館より)

ぬりえ美術館メディア情報
①京成電鉄「下町日和きっぷ」折込チラシで紹介されました。
②4月13日(金)NHK Eテレ「団塊スタイル」でぬりえが介されます。

今月のエントランス

タイトル: 『えんそく』
年代:昭和20年代 作者:きいち
今であれば、遠足の服装はカジュアルで汚れてもいいような服と思いますが、昭和20~30年代は「遠足もお出かけ」ということで、普段着とは違う服を着せてもらいました。
だから子どもたちは、嬉しそうな顔をして得意げに胸を張って歩いています。
3月~5月まで、館内の展示は10周年記念企画展を開催しています。
色鮮やかなぬりえやきせかえの原画をご紹介いたします。
懐かしいぬりえを観て、塗って、ぬりえの世界を体感してください。

【展示室のご案内】
3月~5月までの展示は、10周年企画展を開催しています。色鮮やかなぬりえやきせかえの原画をご紹介いたします。懐かしいぬりえを観て、塗って、ぬりえの世界を体感してください。

Posted: Nurie : 12年06月09日

4月の美術館ニュース(1)

今年は春の訪れが少し遅いようですね。桜便りがやっと聞かれるようになりました。
日本人にとって、桜の花は格別にこころを躍らせる花ですね。まだほんの1分咲きの桜の下で お花見をしている人もいたりします。はやく、満開の桜を楽しみたいですね。

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。


タイトル:りょこう
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
4月のエントランスは、春のおでかけのぬりえを展示しています。
 
今年は春になるのが少し遅いようですが、春という言葉を聞いただけでも、こころ浮き浮きしてきます。春のエネルギーがそうさせるのでしょうか。
春になったら、何をなさりたいでしょうか。やはり一番に挙げられるのは、お花見だと思いますが、そのお花見を地元だけでなく、どこか有名な桜の名所で見たいと
お出かけされる方も多いのではないでしょうか。

ぬりえの少女も、遠足ではなく、家族と一緒にどこかに旅行するのでしょう、素敵な洋服に帽子、そしてトランクを持っています。
裏面の「えんそく」にも書かれていますが、昭和20~30年代は普段着とよそゆき着があり、普段とは違うことをする旅行やえんそくにはよそゆき着、いわゆる良い服を着てでかけたものでした。時には新しい服を買ってもらって、出かけたものでした。

このぬりえは現代のぬりえと同じように、線だけで描かれています。以前は髪の毛は黒く描かれていましたが、髪さえ白い部分を残したままになっています。このように線だけのぬりえになるのは、昭和40年代近くになってからのものです。きいちの特徴である太い足も、細くなっていますね。この頃にはバービー人形やリカちゃん人形などのほっそりとしてお人形が誕生してきた影響で、足も細くなっていったと思われます。またきいちの少女の特徴である、丸い、大きな目がアイラインを引いたような "切れ長の目"になっています。

昭和20年から30年代まで20年にわたり、きいちはぬりえを描いていますので、時代の変化や少女の要望にあわせて、ぬりえの少女も変ってきていることが、このぬりえから見て取れます。(館

Posted: Nurie : 12年06月09日

5月の美術館ニュース(2)

今月のエントランス

『おきゃくさまにおしょくじを』
作者:きいち
年代:昭和20年代

お膳は、座卓やテーブルがない時代には、畳で食事をするのに欠かせない道具でした。流行のテーブルウェアは、文字どおりテーブルの上を彩る食器類で、おもてなしを演出することを指しますが、お膳もまた、ぬりえのような女の子によって運ばれてくるテーブルウェアの一つだったのではないでしょうか。

5月19日(土)あわからバラの市開催
バラの市を盛り上げるために、盛り上げ隊として、ぬりえ美術館もご協力しています。
5月12日(土)~6月3日(日)の期間、“バラのモチーフ”を身につけてご来館のお客様には、入館料を50円割引いたします。
バラ柄の服、バッグ、バラのブローチ、コサージュ、髪飾りなど、バラのモチーフなら何でも結構です。
あらかわのバラ市を楽しみながら、ぬりえ美術館にご来館ください。

ぬりえ美術館メディア情報
京成電鉄の情報誌『京成らいん』5月号で紹介されました。

【展示室のご案内】
3月~5月まで、館内の展示は10周年記念企画展を開催しています。色鮮やかなぬりえやきせかえの原画をご紹介いたします。懐かしいぬりえを観て、塗って、ぬりえの世界を体感してください。

Posted: Nurie : 12年06月09日

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