緑、みどり、ミドリ!!
草樹の新緑が目にまぶしい輝きの季節となりました。GWのお休みにお気に入りの緑を探しに、お出かけになりませんか?
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
タイトル:おかしわもち
作 者:きいち
年 代:昭和30年代
寄 贈:福井 紅子氏
5月のエントランスは、食べ物のぬりえを展示しています。
四季に恵まれた日本では、お菓子も季節、季節にあわせた美しいお菓子や行事、神事に由来するお菓子などがあり、日本に生まれた幸せを感じることができます。
春になれば、おひな様をたのしむ雛菓子があり、桜を代表とするさくら餅、花見団子、よもぎの草餅、おはぎ、わらびもちなど、毎月のように季節のお菓子を楽しむことができます。
五月になれば、柏の葉にくるんだ柏餅を食べずに過ごすことはできません。柏餅は、5月5日の端午の節句の供物とされますが、柏の葉は新芽が育つまでは古い葉が落ちないことから、「子孫繁栄(家系が途切れない)」という縁起をかついだものとされています。柏餅が登場したのは徳川九代将軍家重~十代将軍家治のころといわれ、参勤交代で江戸から全国に行き渡ったといわれています。
また四国地方などの近畿圏以西では、端午の節句には「ちまき」を食べるそうです。童謡の
「せいくらべ」の中に「ちまき」が出ていますので、思い出される方もいらっしゃるでしょう。
地域により違いがあることも面白いものですが、最近は情報が行き渡って、ちまきや柏餅をどこでも食べられるようになりました。
例えば関西で節分に食べるとされている恵方巻きが、商戦にのって関東にも広まり、さらにはのり巻きだけでなく恵方巻き仕様のお菓子まで誕生しています。
柏餅の餡は、こし餡、つぶし餡、味噌餡があり、お好みで選ぶことができます。皆様はどの餡の柏餅がお好きでしょうか。(館)