美術館開設時から多くの皆様にご利用頂いていた「ぬりえのお店やさん」は、商品の在庫がなくなりましたので、本日閉店させていただきました。
長らくのご愛顧、ありがとうございました。
20周年記念誌制作アンケートを募集しておりましたが、本日で終了いたしました。
たくさんの、貴重なご意見ありがとうございました。
アンケート結果については、後日あらためて発表させていただきます。
令和4年秋の企画展
「ありがとう きいち 秋」~きいちのぬりえ 永遠なれ~」
期間:2022年8月6日(土)~ 10月30日(日)
秋の企画展では、喜一の晩年の童女画の絹本を壁面に展示しています。
ぬりえは、1.秋の風景 2.花嫁さん 3.昭和10年代のフジヲのぬりえ
4.昭和20年代の4つのテーマのぬりえを展示しています。
8月3日に20周年を迎えました。20周年をもって、10月30日(日)に閉館をいたしますので、是非ご来場頂きますよう宜しくお願いいたします。
ぬりえ美術館のWebショップ「ぬりえのお店やさん」で、大変にご好評頂いていた「きいちのぬりえ」(小学館刊)ですが、美術館の閉館にあたり在庫を整理したところ、多少の在庫がございますので、ご希望の方はメール(info@nurie.jp)にて直接お申し込みください。 代金・送料のお支払いにつきましては、メールにてお知らせしいたします。
※本の送料は6冊までは1パックでお送りしますので、200円となります。
それ以上の冊数の場合はご相談させて頂きます。
ぬりえのあれ、これ NO.10
2022年は、ぬりえの出版物の中からぬりえに関する「あれ、これ」をご紹介いたします。
きいち自身の中にある気持ちについても、『夢をつむぐ』の中で、次のように語っている。
(―・・の部分は尾崎秀樹氏)
―・・絵を描いていらっしゃって、子どもと一緒に遊ぶような感じもあったんじゃないですか。
蔦谷・・そうですね。自分が子どもの中に入るような感じなんです。私は大人だから子どもに描いてやるんじゃなくて、自分が楽しみながら子どもの時と同じような気持ちで描いていたんです。だから余裕があって描くんじゃなく、子どもの時代に描きたいと思って絵とか憧れた夢、そういったものをありったけ描いちゃう。
―・・ぬりえの世界ではきいちの名前が定着してだんですね。大きな目で見てますと、大正期からの抒情画を童心の世界で、花開かせた感じがするんです。子どもの心を失わないでいるということがよく現れています。
蔦谷・・そうですか。私がいちばん最初に考えた目標というか夢が荘でしたから、少しでも形となれば嬉しいですね。
10月30日の閉館まで残り僅かとなりました。20年の長きにわたり、きいちのぬりえを愛してくださった皆様方に心より感謝申し上げます。最後のひと時をごゆっくりお楽しみください。
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものやテーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
タイトル:シンデレラひめ くつをわすれたシンデレラ
作 者:きいち
年 代:昭和20年代
10月のエントランは「お姫様を夢みる」をテーマにしたぬりえを展示しています。
子どもの頃に女の子が夢見たのは、お姫さまの姿であったことでしょう。絵本や映画、テレビなどで紹介されたお姫さまの姿にうっとりとして、自分がお姫さまになったことを想像しました。
空想の世界ではまず素敵なドレスや豪華な着物を着たお姫さまになり、帽子、手袋、扇子、首飾り、イヤリング、指輪など好きなように身に着けてみたものです。
ぬりえのあれ、これ NO.9
2022年は、ぬりえの出版物の中からぬりえに関する「あれ、これ」をご紹介いたします。
「きいちの魅力」をきいち自身が語っている言葉を、『夢をつむぐ』の尾崎秀樹氏によるインタビューの中から見てみたい。(―の部分が尾崎氏)
―・・「きいちのぬりえ」は本当に長い間続きましたね。けっこう男の子もやっていた。こういった無国籍な女性に対する憧れが子どもの心にあったってことだとおもいますよ。
蔦谷・・私の描いた女の子は、よく色香があるっていわれるんです。
―・・フランス人形の与えるイメージに近いですね。蔦谷さんの描かれる女の子は、なんとなく下ぶくれの、目がパッチリしていて口元が愛らしく、それで三等身か四等身ぐらい、
足が割合に太めという一つの型がありますが、最初からこうしたイメージがあったのですか。
蔦谷・・そうですね。子どもを描き始めたときになぜか最初からそうでした。やっぱり子どもらしさってことを考えたんでしょうね。子どもはだいだい三等身、四等身だし、足が太いのは顔とのバランスをとるために結局太くなったんです。そんで可愛いっていわれるから、それじゃこれでいこうなんて。(笑)
フランス人形からはずいぶん影響を受けたと思いますよ。いちばん最初に描く時に、こういう形でいこうかなと思いましたから。
―・・髪をカールさせるのもそこからですか。
10月30日の閉館まで残り2か月となりました。暑い中を来館してくださるお客様に感謝申し上げます。きいちのぬりえを目に焼き付けて頂けたら嬉しいです。
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものやテーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
タイトル:はなみたいにかわいいこ
作 者:きいち
年 代:昭和30年代
9月のエントランは「ドレスが大好き」をテーマにしたぬりえを展示しています。
ぬりえ美術館の中できいちのぬりえ本を販売しています。その中で年配の方に人気のテーマは「お手伝い編」です。昭和の子どもたちのお手伝いする姿が懐かしさを呼ぶようです
そして子どもたちに大人気のテーマと言えば、「ドレス編」です。ドレスを着た女の子たちは、まるでお姫様のように見えることと、素敵な足元までの長いドレスは女の子たちをワクワクさせる憧れのファッションだからです。