東京都荒川区町屋 土日祝日のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

トピックス

秋の企画展が8月からスタートします (16/07/30)

8月~10月は、秋の企画展が開催されます。今回のテーマは、「ぬりえはファッションのテキストブック」~お洒落の原点はきいちのぬりえだった~と題しまして、素敵なファッションのぬりえを展示いたします。
ご来館をお待ちしています。

6月~7月は常設展示 (16/06/05)

梅雨入りの便りが聞かれる頃となりました。今回の常設展示では、「春夏」、「お稽古」、「スポーツ」、「遊び」をテーマのぬりえを展示しています。
ご来館をお待ちしています。

春の企画展「童話・絵本のきいち」のご案内 (16/03/05)

春の企画展は「童話・絵本のきいち」~絵本作家になりたかったきいち~と題しまして、3月5日(土)~5月29日(日)の期間開催いたします。
「白雪姫」「シンデレラ」「親指姫」など童話や絵本のお話のぬりえを展示いたします。

新着情報

美術館便り合併号(2)

2)おでかけ用とお稽古のファッション
   


あの時代に、「ふーどのついたこーと」のようなコートがあったのですね。
「いいいぬでしょう」は、ハンドバッグももってよそゆき姿で犬の散歩です。きっと犬の散歩自体がお洒落なことだったのでしょう。


3クリスマスやお正月の行事のファッション
   


クリスマスの装いはチェックに毛皮にマフ、ブーツ。ダンスの洋服は、フリルが袖にもスカートの裾にも一杯のドレスです。黒の雨靴しかしらない少女にとっては、ボタンのついたブーツはただただ憧れでした。

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美術館便り合併号(1)

平成28年秋の企画展は、「ぬりえはファッションのテキストブック」~お洒落の原点はきちのぬりえだった~と題しまして、きいちの描いた素敵なファッションのぬりえの数々を展示いたします。


NHKの朝の連続ドラマ「とと姉ちゃん」において、戦後の物資のない時代の庶民に対して、服やインテリアをお金をかけずにどのようにしたらいいかをとと姉ちゃんの出版社の本で提案するということを放送していましたが、戦後すぐの時代を経験していない私のとっては、そうだったのか?と当時の事情を知ることが出来ました。


物資がないわけですから、お店に服が売られていません。生地がお店になければ、服を作れません。服の作り方を知らなければ、服は作れません。今は何でも豊富ですから、物がないということはどういうことかを想像することさえ難しくなっています。


生地がないとか、服の作り方をしらなければ素敵な服は着られないということで、本の中で「直線断ちの服」と称して着物を切って縫うだけの服を提案しています。これなら洋裁を知らない人でも誰でも簡単に服が作れるようになります。


「きいちのぬりえ」はこのような戦後すぐの昭和22年から身近な駄菓子屋さん、文房具屋さんで売られていました。
子ども用の服は、婦人雑誌の中に取り上げられていましたが、この婦人雑誌のデザインの代わりをなしていたものが、きいちのぬりえの少女たちの着ている服であると言えるのではないかと思います。

 

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7月の美術館ニュース(2)

海外ぬりえ研究室No.57 オーストリア編


今月はオーストリアのぬりえ本をご紹介いたします。
公用語がドイツ語といういことから、ぬりえ本もドイツ語になっています。
今年入手したぬりえですので、最近の流行のぬりえ本の影響を受けてオーストリアでも細密画のモチーフ模様のようなぬりえ本もありました。世界的に流行していることが分かります。


   

さて今回ご紹介する1冊目は、モチーフ模様にもみえますが、流行のぬりえ本ほど細かくなく、子どもにも塗り易い楽しい柄のぬりえ本です。子どもたちが釣りをする様子や、オーストリアでも人気なのでしょう、お寿司のぬりえ、そしてサンダルなどの可愛い柄が一杯のぬりえ本です。男女の性別に関係なくどちらが塗ってもいいぬりえ本です。
日本では、子ども向けにこのようなモチーフの絵のぬりえ本は見かけませんね。


もう1冊は、モザイクのぬりえ本です。
   

先月東京都美術館で若冲の展覧会が開催されましたが、その中にモザイクで表現する動物の絵がございましたが、それを思い出してしまいました。
この本で著されているのは、恐竜やマンモス、狼や海の生物などです。

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7月の美術館ニュース(1)

もうすぐ梅雨が明けて、夏がやってきます。今年の夏は気温が高めとの予報です。
夏を乗り切るには体力が必要です。運動と食事に気をつけて、暑い夏を迎えましょう。
 
 
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。


      
タイトル:こかげのハンモック
作  者:きいち
年  代:昭和30年代


7月のエントランスは、「夏は海や山へ」をテーマにしたぬりえを展示しています。
 夏をどう涼しく過ごすかは、大きな課題の一つですね。
「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり。」と徒然草に書かれていますので、皆さまもご存知のことかと思います。
最近では、夏の暑さが本当に酷くなり気温が30度以上の日が珍しいものではなくなってしまいました。そのため、最近の住宅事情によりますと、以前は南向きの部屋というものが好まれましたが、今はそうではないそうなのです。余りに暑さが厳しいからです。


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7月の美術館便り

今月は、過去に出版された本の中からぬりえに関する記事をご紹介したいと思います。


「色えんぴつの夢」 竹宮恵子 “メリーさん花子さん きいちのぬりえ” 草思社
 駄菓子屋、という言い方は、今でも通用するのであろうか。母は、小学生の私が、駄菓子屋に通うのをひどく嫌った。しかし、徳島の田舎に住まいが変わると、母は、私の駄菓子屋通いに、こごとを言えなくなった。私の親友となった新しい友が、駄菓子屋の娘だったのである。
 五円、十円と硬貨をにぎりしめて、私は友人の小さな店に走った。妹とともに“ぬりえ”を買うために。うす茶色の粗末なひと束の中に、いくにんかの少女達がほほえんでいた。はっきりとは覚えていないが、それらが“きいち”のぬりえであった気がする。“おでかけ着”や“ゆかた姿”の彼女達をいかに華麗に色どるか、妹と競争で配色に苦心したものである。出来上がった作品(!?)を持ち寄ってr、お互いの色のセンスをけなしあい、今度はもっと美しく、と新しいぬり絵の束を買いに、走ったものだ。
クレヨンで色をぬることを、私はいつのまにか卒業していた。限られた種類の色えんぴつで、紙の上の少女達に、変化に富んだドレスを着せねばならない。二つの色を重ねる、外側を濃く内側を薄くぼかして、立体感をつける。ほほの赤味のじょうずなぬり方等々、小さな発見を重ねつつ、自慢の迷作を次々と完成させていった。
私は、次第に可愛らしくポーズをとる少女達に、あきたらなくなった。色をぬるだけでなく、ぬり絵そのものを、自分で描くことを覚えたのだ。私の少女達(あるいは少年達)は、ひとつのポーズにとどまらず、歩き、泣き、笑い、さまざまなセリフまで、しゃべり始めた。平面空間を自在に動かす楽しみは、すでに漫画以外の、なにものでもなかった。
今でも私はふと、自分の作品の主人公達に、色えんぴつで着色してみたくなる。色えんぴつの効果は、よほど紙質の良い雑誌でなければ、きれいに発色してくれない。水彩えのぐや、カラーインクでは出すことのできない色調で、いつか一度、絵が描いてみたいものだ。その時はきっと、幼い日の苦心して発見した技術に、ずいぶんと助けられるであろう。

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