ぬりえ美術館屋

東京都荒川区町屋

ぬりえ美術館

トピックス

2019年第10回ぬりえコンテスト入選作品発表 (20/01/10)

第10回ぬりえコンテスト入選作品
皆様にたくさん応募いただいた「2019年 第10回 ぬりえコンテスト」の入選発表です。
たくさんご応募頂いた作品の中から、ぬりえ美術館館長の厳正な選考で、選ばせて頂きました。

2019年「第10回 ぬりえコンテスト」 (別窓でページは開きます)入選発表はこちらからです。

明けましておめでとうございます。 (20/01/05)

今年はきいち没後15年の年です。
きいちのぬりえの少女の可愛さは普遍性をもって、生きています。今年も皆さまの心を温かくするきいちのぬりえの魅力を伝えて参ります。今年もご来館をお待ちしています。

今年も沢山の皆様にご来館頂きまして、ありがとうございました。 (19/12/30)

来年もご来館をお待ちしております。

皆様どうぞ良いお年をお迎えください。

新着情報

2月の美術館ニュース(2)

きいち千夜一夜 NO.14  きいち没後15年

「個人的には『ガリバー旅行記』が好きなんですよ。特に小人の国なんかいいなあ。自分がガリバーになった気分でね。いろいろ想像してみると楽しいじゃないですか。私は子供のころから、ミニチュアの家具のように、実生活の中にあるものをそのまま小さくしたようなおもちゃに興味があって、そういうものを眺めながら、仮に自分よりもずっと小さな人間がいて、そこで暮らす様子を観察できたら、どんなに楽しいだろうっていつも想像していたんです。きえかえを描き始めて、家具や電気製品やふとんまで、その中に組み入れようとしたのや、そうした下地があってのことかもしれません」

「きせかえ」というその名のとおり、喜一が始めるまで、きせかえの中心はあくまでも着物や洋服や装身具だった。それが一枚の紙で、タンスやテーブル、ソファまでが揃うとは、子供たちはおおいにおどろかされた。時にはアメリカのホームドラマでしか見られないような大型の冷蔵庫までもが飛びだしてくるのだ。
「椅子人るにしても、どうしたら立体的になるかを考えるのがまた面白いんです。人形は平面でできているから、まげてそこに座らせることは難しいけど、少なくとも人形たちの暮らす空間をつくることで、遊び方にも広がりが出たと思うんです。仕掛け絵本などがヒントになりましたね。」

今の彼の仕事場には、ボール紙でできた多くの人形や家具の型紙が残されている。ガリバー気分で描き、つくり続けたきせかえだから、それは彼の夢の断片でもある。

そして、このガリバー気分は、彼の描くぬりえの世界にも共通する部分があるようだ。実際には存在しない三頭身の女の子の世界にここまでこだわってきたのもそう考えると納得がいく。


参考図書 「わたしのきいち」小学館

つづき 
Nurie : 20年02月02日 | 美術館ニュース

2月の美術館ニュース(1)

今年の冬は暖冬のせいか、過ごしやすいですね。1月に今年の東京の桜の開花予想日が3月21日と発表されています。日本の西の九州のほうが早いかと思いますが、今年は東京が一番だとの事、これも暖冬の影響だそうですよ。


ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展ころ -今月の一枚-示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
   

タイトル:ゆきがっせん
作  者:きいち
年  代:昭和20年代
2月のエントランスは、「雪になっても寒くない」と題しまして、冬の遊びがテーマのぬりえを展示しています。


雪合戦こそ、冬の子どもたちの一番の憧れの遊びではないでしょうか。
幼稚園や学校の庭に雪が積もれば、クラス仲間と雪の玉を作り、雪合戦をしたものです。
最近は雪が積もらないので、なかなか雪合戦を都心ではできなくなりましたが、雪国ではきっと今でも子どもたちは雪合戦を楽しんでいるでしょうし、また地方によっては、雪合戦を一つのお祭りのようにして、ゲーム感覚で楽しんでいるところもあるようです。

つづき 
Nurie : 20年02月02日 | 美術館ニュース

1月の美術館ニュース (2)

きいち千夜一夜 No.13 きいち没後15年

今年はきいちの没後15年に当たります。これにちなみまして、昨年に続きまして「きいち千夜一夜」と題しまして、きいちについてご紹介をしていきたいと思います。


それにしても、多くのぬりえ作家がいた中で、きいちの作品だけが行き残り、認知されて今日に至るのはなぜなのだろうか。
「一つには、私自身が常に楽しんでやったからじゃないでしょうか。だから子供の世界にごく自然に入りこんでいくことができた。姉二人と妹二人と、女に挟まれて育ったせいか、昔から女の子の好きなものが、そのまま自分の好きなものになってしまったというのもあるのかもしれませんね」


好きな色は、ピンク、赤、紫、ブルー、白。背景によく描き込む花もきれいでかわいらしいものを選ぶ。
「さくらが一番多く描いた花じゃないかな。色もそうだけど、五枚の花びらのバランスがとれている感じが好きなのね。基本的に花はなんでも好んで描くんですが、さくらやコスモス、梅、ガーベラなど、どちらかというと一重の花がすきかな」
 ぬりえの背景としてよく描きいれたものには、さくらの花のほかに蝶がある。蝶は絵柄や色彩を変えることで、華麗さ、はかなさ、躍動感など、どんな雰囲気も自在に表現できるから、ぬり手の好みでぬりえを楽しんでもらうのに、ぜひとも添えておきたいものだそうだ。
「私は自分の子供の成長を見ながらぬりえを描いてきたから、いつも意識の底には、子供にこんなものを着せたい、見せたいというのがあって、そういいう視点を持ち続けてきたのも人気の理由かもしれませんね」

つづき 
Nurie : 20年01月11日 | 美術館だより