東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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4月の美術館ニュース(1)

新型コロナウィルスの感染拡大を防止するため、ぬりえ美術館も4月一杯臨時休館をしています。今後につきましては、HPにてお知らせいたしますので、宜しくお願いいたします。
皆さまもくれぐれも“三密の状態”に注意して、コロナから身を守ってください。

ぬりえのこころ -今月の一枚- 

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものやテーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
   

タイトル:れんげのはなでなわとび
作  者:きいち
年  代:昭和30年代

4月のエントランスは、「春の花、花」と題しまして、春の花をテーマのぬりえを展示しています。
れんげの花を長くつないで作った縄跳びで、縄跳びをする女の子。
今では、れんげのピンクの花を見ることも少なくなって、縄跳びほどのひもをつくることはとても大変なことになってしまいました。
昭和20年~30年代、私の子どもの頃の埼玉の田舎では、春になると畑にれんげの花がどこにでも咲いていたものです。東武電車の車窓の左右に、れんげ畑が広がり、その花をみると「ああ、田舎に帰ってきたのだな」と感じることができました。

れんげ畑の中に入り、花を摘み、花の茎に穴をあけて別のれんげの花の茎をその穴の中にさしていき、ひも状にしていきます。花の冠や腕輪など、いろいろなものを作ることができました。


私の田舎は桜の花で有名なところでしたので、桜の土手にいきますとれんげとはまた別の草花があり、それらの花をみつけては摘むのも楽しいことでしたが、れんげの花は単に摘むだけでなく、冠や腕輪などをつくることができるので、子どもたちには面白かったのでしょう。
どこにでもあると思っていたれんげの花を見ることが少なくなったのは、電車の沿線が住宅地に変わったこと、化学肥料が使われるようになったので、レンゲの種を蒔く必要がなくなったからなのですね。


春には様々な花が開花しますから、それらの花を観賞して楽しみましょう。(館)

Posted: Nurie : 20年04月19日 | 美術館ニュース

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