6月は梅雨の時期で、湿気も多くなり体のほうにも悪い影響を与えがちです。しっかり食べて、十分な睡眠と水分もとり、湿気にも負けないように過ごしたいものですね。
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものやテーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
タイトル:あめがふるからおうちで
作 者:きいち
年 代:昭和30年代
6月のエントランスは、「雨でも楽しく」をテーマにぬりえを展示しています。
梅雨の時期がやってくると、しとしとと雨が降って外に出たいけれど、外で遊ぶことができなくなり、仕方なく家の中で過ごすことになります。
ぬりえの中の女の子は本を読んでいますが、女の子なら“ぬりえ”をした、という方が多いのではないでしょうか。
まず1番にぬりえ、2番はお人形遊び、3番にはおはじき、あやとり、お手玉等があげられるでしょう。
ぬりえは北海道で一番売れた、ときいちから聞いています。東北から北海道の雪の多い地区では、雪の時間が長いので、家の中でできるぬりえが一番人気となっていたのだと思います。雪でなく雨でもやはり家の中の遊びでは、ぬりえが夢中になる遊びだったことでしょう。
来観者の方のアンケートなどには、風邪などで学校にいかれないときとか病弱の方が家で寝ているときの思い出の中に、“ぬりえ”がでてきます。つらい時間の時にも、ぬりえがお友達だったのですね。
大人になっても、やはり雨の日は憂鬱です。楽しく過ごすには好きなことをするのが一番です。
音楽を楽しむ、刺繍やパッチワークなどをする、お料理をする、ゲームをする等など。
どんなことをして梅雨の季節を過ごしていくのか、考えると楽しくなりそうです。(館)