東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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10月の美術館ニュース(2)

きいち千夜一夜 No.21 ☆きいち没後15年☆

今年はきいちの没後15年に当たります。これにちなみまして、「きいち千夜一夜」と題しまして、きいちについてご紹介をしていきたいと思います。


実際にメニエール病だったか、審議のほどは定かではないが、しばらくするとその症状も和らぎ、次第に絵を描く生活へと戻っていく。人生というものには思わぬハプニングがつきものだが、なにかが襲ってきた時、静かにそれが通り過ぎるのを待つ。そういう生き方は喜一にとって苦手なことではなかった。

自分の病については慣れっこになていたから、むしろいつもは丈夫なまさが、胆石の手術で入院したことのほうが、喜一にはショックだったかもしれない。手術を終え、二十日ほどで家に帰ってきたまさの体は、やせて半分になった印象だった。
「それから、二十年位前だったかなあ、料理をしている時、油に火が入って、家内が両手に大火傷を負った時にも、随分びっくりした。でもね、両方の手を訪台でぐるぐる巻きに自分で手当てして、医者にもいかずに治してしまった。何本か爪もダメになってしまったんだけど、気にする様子もなかった。火傷が治ってきて、新しい爪が生えてくると、私にも見せに来て、”ダメになっても、ほら、新しくてきれいな爪が生えてくるものなんですね”って嬉しそうにしてた。この時に、女の人の強さっていうか、そういうものには太刀打ちできないかと実感しましたよ」 


戦争を境にすっかり健康に自信をなくしてしまった喜一だったが、二、三年前から、徐々に活力を取り戻し始めえる。高熱に悩まされることも、最近ではめっきりすくなくなった。
「犬を飼い始めてね。これがわがままな犬で、一日に何度も散歩を要求する。私も最初はふーふー言いながら引っ張っていったんですけど、最近では随分足腰が鍛えられて、それで元気になってきたようです。元気になると仕事の話や、いろいろうれしい話が舞い込んでくるから不思議です。私は兄貴から、”お前は晩年になったらよくなる”っていわれていたけど、このごろそんな予感がしてます」
そういって目を輝かせる黄石を、”八十を過ぎて、これからが晩年だなんて、一体いくつまでいきるつもり?”とからかうのが、最近のまさの筆禍でもあり、楽しみのようだ。

参考図書 「わたしのきいち」小学館



タイトル:ホットケーキ
作者:きいち
年代:昭和30年代

今年のステイホームの間に、ホットケーキが人気となり、スーパーの棚から商品が無くなったと話を聞きました。ホットケーキは作るのがそれほど難しくありませんので、子どもたちもお手伝いしながら、楽しくて美味しい時間を過ごしたのでしょう。


ぬりえ美術館情報
今年も今月「ぬりえコンテスト」を開催いたします。東京新聞ならびにぬりえ美術館のホームページにてご案内をいたします。10月5日~31日締め切り。沢山のご応募をお待ちしています。


展示室のご案内
☆9月から常設展として、着物、お人形、食べ物、お手伝いをテーマにした可愛いぬりえを展示しています。

☆館内のぬりえコーナーは、コロナ感染防止のためにしばらくお休みをしています。ご了承の程お願いいたします

Posted: Nurie : 20年10月03日 | 美術館ニュース|

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