東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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10月の美術館ニュース(2)

海外ぬりえ研究室 No.79 今月はタイ編です。

最近何ヶ月かはある都市を表現するぬりえをご紹介してきました。今月は海外で見つけた日本のぬりえ本をご紹介いたします。
今月紹介するタイは、古くから日本の企業が進出していますので、タイに長期滞在する日本人の数も約4万人いらっしゃいます。主に民間企業関係者及びその家族が約3万人です。
滞在場所はやはりバンコクが中心でそこに約3万人弱となっています。
バンコクには日本の有名な本屋さんもあり、とても賑わっていました。90年代以降日本の漫画やアニメは人気となっていますので、それらの本は日本人ばかりでなく現地のタイ人にも関心がたかく、様々な日本マンガがおかれ、マンガ・アニメに付随するぬりえ本も沢山置かれていました。


その中から「ハム太郎」のぬりえをご紹介します。
   


ハムスターが子どもたちに人気があるということでハムスターを主人公としたマンガを実際にもハムスターを飼っている河合リツ子さんが、1997年「小学二年生」の読み物連載としてスタートし、その後テレビアニメ化され、ペットのハムスターと飼い主の女の子との心のかよう様子が描かれ大ブームになったそうです。
   

タイでハムスターが人気であるどうかはわかりませんが、ハム太郎のコロコロした形はタイでも人気があるのではないかと思います。東南アジアでは日本人が好むマンガやアニメの描き方、形状を好む傾向があります。アジア人に共通すると言ってもいいのかもしれません。欧米で販売されているぬりえ本の描かれている女の子の形状は手・足がながくてすらっとしているのですが、それよりもぽちゃっとした少し丸みを帯びた女の子のほうが東南アジアでは人気になるようです。


ドラえもんがアニメ文化大使に選ばれていますが、タイの知人は、ドラえもんののびた君の性格がご主人にそっくりだ、と言ったことがありました。ドラえもんが描く世界は日本ばかりでなく、普遍性があり、アジアの人々にも共感できるのかしらと思ったものです。


日本のアニメから、日本ファンになる子供たちもいることと思いますので、マンガ、アニメ、ぬりえも国際貢献しているのではと思います。
来月もお楽しみに。


今月のエントランス

あおぞらひとりでなわとび
作者:きいち
年代:昭和30年代

なわとびは、いつでもできる遊び、運動ですね。一人でもまた二人でも、そして長い縄で大人数と跳ぶことも出来ます。二重回しが上手にできる子が羨ましかったですね。


ぬりえ美術館情報
○10月に「第9回ぬりえコンテスト」を開催いたします。
第一週と三週目の東京新聞にコンテストのご案内が掲載されます。
ぬりえ美術館のホームページにも掲載されますので、沢山のご応募お待ちしています。


展示室のご案内
10月~12月は、秋の企画展「きいちの秋・きいちの冬」と題しまして、秋から冬の季節、毎日が楽しく輝いていた子ども達の姿を展示しています。

Posted: Nurie : 18年10月07日 | 美術館ニュース

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