今月は、フランスのぬりえ本をご紹介いたします。過去には2012年1月と2014年3月にご紹介をしています。
今月は、いかにもフランスらしいというぬりえです。 フランスの超有名デザイナーであるイブ・サンローランのぬりえノートです。服のデザインをして、その上にイメージの配色を考えて新しいモードの服を生んで行くファッションの世界。考えてみるとデッサンと色、まさにぬりえの世界ではありませんか?このぬりえノートを見て、気が付かされました。
このぬりえノートは、パリの空港で見つけました。パリにはファッションショーやファッション業界に関わる人が世界中からやってきます。またファッションを学ぶ人たちも沢山いる場所です。そのような人たちにとっては、唾液の的であるサンローランのデッサンがぬりえノートとして存在するということは、やはりパリだな!と思わざるを得ません。
このぬりえノートに自分なりの色をつけて、自分もまたニューモードの作り手になったような気分になるのではないでしょうか。自分たちの勉強のため、また関係する人たちへのお土産として、空港で人気の商品ではないかと想像いたします。
今月のおまけ
こちらは、ぬりえではなく”シール”なのですが、あまりにもかわいい絵なのでご紹介します。描かれているのは、お姫様、妖精、魔法使いなど、女の子の好きなものばかり。
フランスの物なのに、日本のきいちのように三、四頭身であるのも、私がかわいいと思った理由かもしれません。
きっと日本人にも好まれるデザインだと思います。
来年度も海外のぬりえ本を紹介していく予定です。
今月のエントランス
「いいこにおもちゃのはいきゅうだ」
年代:昭和20年代
作者:きいち
沢山のおもちゃを袋にいれたサンタクロース。どこの良い子に配るのでしょうか。
ぬりえ美術館メディア情報
「パズル通信 ニコリ」に、”無心でぬる楽しみ”として紹介されました。
「読売KODOMO新聞」の”進化するぬりえ”の中でぬりえの歴史と共にきいちのぬりえが紹介されました。
展示室のご案内
*きいちのぬりえのほか、海外から集めたぬりえ本の常設展示をしています。
*館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。