東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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5月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.43 今月は、ベトナムです。
今月はベトナムのぬりえをご紹介いたします。前回は2013年11月にご紹介しています。


ベトナムぬりえ本の1冊目は、子どもの遊びをとりあげた本です。
   
   


左ページには、その遊びの解説と思われる文章があり、右ページにちょっと素朴なイラストのぬりえが
描かれています。本の中には、これらの遊びと同じ絵のシールがあり、このシールを色見本としてぬりえをしていくようです。手と手を引っ張りあったり、綱引きをしたり、子どもの遊びはどこでも似たような遊びがあるようですね。


2冊目のぬりえは、鳥と昆虫を描いたぬりえ本です。
      


それらの鳥や昆虫が、人間のように何かをしている様子を描いているのが面白いですね。
ぬりえのページには、点線で四角が書かれていますので、この本にも1冊目と同様についているシールをここに貼って、シールの色を色見本として色を塗っていくものと思われます。

この本はシリーズ化されて、動物、魚、昆虫、車など12種類ものぬりえが販売されています。ぬりえとすぐに分かるように、それぞれのテーマの動物や魚などが、絵筆を握ったり、色鉛筆などの画材を持っている様子が表紙になっています。


ベトナムでは、1960年代から70年代半ばにかけてベトナム戦争がありましたので、親の世代では、ぬりえをしたことがないという人たちもいます。社会情勢が厳しい国では、ぬりえをすることができないこともあるのです。
なんでもない子どもの遊びのぬりえですが、ぬりえは平和であるからできる、平和の象徴かもしれませんね。


来月もまた海外のぬりえをご紹介していきます。


人気のきいちのぬりえ本 ベスト3
きいちの大判ぬりえは、14種類発売されていますが、ぬりえ美術館で人気の大判ぬりえは、
1.秋冬編、2.仲良し編、3.お食事編 です。
是非、手にとってご覧くださいませ。


今月のエントランス

 『しんぶん』
年代:昭和30年代
作者:きいち


大きな新聞を広げて、読む少女。小学生でも新聞を読んで、クラスの中で
発表をしたりしたものです。
小さいころから新聞に慣れていくのは大切なことですね。


展示室のご案内
●きいち没後10年「ありがとう忘れない」 第1弾を開催しています。(5月まで) 
●館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 15年05月02日 | 美術館ニュース

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