世の中は桜色に美しくそまっているのに、コロナやウクライナなど世界的に大変な事が起きていて、苦しく悲しい気持ちになります。ウクライナの人々にエールを届けましょう。
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものやテーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
タイトル:おちゃをおきゃくさまに
作 者:きいち
年 代:昭和20年代
4月のエントランスは、「着物でお洒落」を展示しています。
3月の中頃、着物に袴の大学生を何人か街で見かけました。着物と袴の色合いとか、着物の柄など色合いも華やかで、綺麗ですね、と声を掛けたくなりました。
最近では普段に着物を着る機会がなくなり、卒業式や成人式、結婚式などに見られるくらいになってしまいました。
昭和20~30年代には、きいちのぬりえに描かれたように子どもたちも着物を着ることが多かったようです。
お母さんやお婆さんが着物を縫うことができる人も多く、縫ってあげることもできたからでしょう。
私の祖母も和裁ができましたので、普段着の着物のウールや浴衣など、毎年縫ってもらいました。他に母の子どもの頃のお古の着物などもあり、お正月に着物を着て、はしゃいでおりました。
夏の浴衣は、お祭りがあると近所の子どもたちは女の子だけでなく、男の子も浴衣を着て、お祭りに参加していました。私の田舎では、山車が昼も夜も出るのですが、夜のほうが活気があり、町の通りの電灯の下を皆で山車を引くのですが、浴衣姿で引っ張って歩くのは、それは楽しかったものです。
ぬりえの中の可愛い女の子の着物姿をどうぞ楽しんでください。(館)