『海外ぬりえ』 研究室 No.22 今月は、 スペイン編(3)です。
スペインに、「大人のぬりえ」ときせかえがありました。ぬりえには、はっきりと"大人向け"と書かれています。
きせかえは、大人の女性の下着姿がえがかれています。様々なシーンに合わせた服のシールがあります。本のサイズも大きく、ファッションを学ぶ人たち向けかもしれません。
この本は、取材をしたmtm出版社のぬりえ本です。上の本は、"バルセロナを塗ろう"というタイトルで、バルセロナの街の様々な建築物などが描かれています。
下の本は、花、鳥、動物、建物などが白黒のはっきりした線で描かれ、一部には、花を開くとしたには蝶々や虫などが描かれていたりしています。このような手間のかかる作業を必要とするぬりえ本は、中国で作られているそうです。初めてみるぬりえ本でした。
こちらのぬりえ本は、ディズニー、時計など形のぬりえ、ガウディーの建物のぬりえ、大人の冒険を描いたぬりえ等です。
本当にスペインには、様々なぬりえが沢山販売されています。大人の人に参考になるぬりえ本もあり、絵画に関心が高いのだろうと思いました。ガウディーは、子どもは勿論大人もその建物をみると子ども心をそそられるような自由さにあふれた建物ですから、ぬりえ心も刺激されるというものです。
本の中味については、個々に別途ご紹介していきたいと思います。
お楽しみに。
今月のエントランス
『きょうは十五やね』
年 代 : 昭和30年代 作 者 : きいち
秋の夜長にお月見。今日は着物を着ておすましです。
中秋の名月の鑑賞は中国から伝わってきました。十五夜とは秋の収穫物を供えて五穀豊穣を感謝するためのおまつりです。奈良時代にはすでに宮中などで月見の宴を開いていたそうです。
皆さんもすすきとお団子をお月様にお供えして、十五夜を楽しんではいかがでしょうか。
ぬりえ美術館マスコミ情報
●8/18(日)ニッポン放送薬師丸ひろ子の 「ハートデリバリー」 で紹介されました。
●9/11(水)、NHKワールドの Tokyo Eye で紹介されます。
【展示室のご案内】
8月から10月は企画展「きいちの可愛さは永遠に」を開催しております。
きいちぬりえの変遷をご紹介いたします。「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。