東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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3月の美術館ニュース(2)

きいち千夜一夜 No.15 ★きいち没後15年★

今年はきいちの没後15年に当たります。これにちなみまして、「きいち千夜一夜」と題しまして、きいちについて紹介していきたいと思います。


「私の描く女の子は、太い脚や大きな丸い目が特徴で、これにかんしては、”なぜ、このスタイルに落ち着いたか”という質問をよくされますけどね、”自然にそうなった”としか言えないんですよ。ただ、脚の太さを変えたり、目の形を変えたりして、どうしたら女の子の世界を最も美しく表現できるか、そのあたりには随分工夫をしてきましたけどね。」


また、ぬりえの中で、特に人気だったのが、お嫁さんシリーズに代表される和服スタイルだが、彼の人気の秘訣は着物の描写の正確さにもあったといえるだろう。母や妻の影響で和服に精通していたおかげで、華やかな少女の風貌にひけをとらない着物の描写が実現し、ぬりえを一層楽しいものにしたのだ。


「おくみはどこについているか、共襟はどこまであるか、柄合わせはどうなっているか、確かにこういった着物の仕組みについてはよく知っていて、正確に描いていました。こんなのは子供にとってどうおでもいいようなことかもしれませんけどね。ただ、私が最初に見て感銘を受けた山川秀峰の絵なんですけど、全体的な美しさはもちろんですが、正確な着物の柄の描写に引き付けられたということもあるんです。絞りの柄が、緻密に美しく表現されていて、思わずため息がでるほどでした。だから、私がこまごまと描く着物の柄なども含めて、子供たちが気に入ってくれたとしたらそれはとても嬉しいことです」


また、着物という日本独自のものに、ベールなどの洋風のものをうまく組み合わせ、和洋折衷の豪華さを描き出すのも喜一の得意とするところだった。艶やかな着物とレースの競演は当時の少女たちをうっとりとさせた。


「今の女の子たちには、”ダザイ”っていわれるてしまうかもしれないなぁ。あるいわ、そのころだって、そう思って私の絵を好まない子供は当然いたと思う。でも、ダサイと思われてもそれはそれでいいの、私の基本は少女や娘をきれいに描くことにあって、そこさえ外していなければね」

*参考図書「わたしのきいち」小学館


今月のエントランス

「はるのの」
作者:きいち
年代:昭和30年代

春の野には、草木の緑や野に咲く小さい花々などが思い出されます。
そんな野原に出かけるのも、春になって暖かくなってきたからの楽しみでしょう。花摘みなどもしてみたいですね。


ぬりえ美術館展示情報
☆きいちが描く昭和の歌姫、美空ひばりのぬりえなどを展示しています。


展示室のご案内
★2月29日(土)~5月31日(日)は、春の企画展として昭和の歌姫、美空ひばりのぬりえなどを展示いたします。

Posted: Nurie : 20年03月01日 | 美術館ニュース|

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