『海外ぬりえ』 研究室 No.26 今月は、 ハンガリー編です。
ハンガリーのぬりえをご紹介いたします。
12月ですので、最初にクリスマスのぬりえ本をご紹介いたします。
右ページにぬりえがあり、左ページにはその絵の物語のようなものが書かれています。
絵は手描きで書かれています。手書きで絵の物語が描かれているぬりえ本は、他にもあります。
2つ目のぬりえ本は、ぬりえの他に迷路や印に描かれた色でぬっていくぬりえ、その他指示により数を学ぶ等のアクティビティーがついてぬりえ本です。1つ目の本より、絵のタッチがモダンなぬりえ本です。
どの本も、子どもたちにぬりえを楽しんでもらいたいと願って制作されているのがわかるハンガリーのぬりえ本でした。
3つ目はアニメーションと思われる猫とおじいさんの物語のぬりえです。ぬりえの中にシールが入っています。大変お洒落なアニメーションの絵です。
4つ目のぬりえ本は、背景に色がぬってあるという珍しいぬりえ本で、このようなぬりえ本は初めて見ました。
見開きの1ページ目は1本の色鉛筆で白地になっている部分をぬり、サンプルで紹介している絵は、3本の色鉛筆をつかって塗る様になっています。最後の見開きページは、絵の部分が全て白になっていますので、その部分を塗るようになっています。簡単な色ぬりえから始めて、段々にぬりえに慣れていくという構成がとられています。
どの本も、子どもたちにぬりえを楽しんでもらいたいと願って制作されているのがわかるハンガリーのぬりえ本でした。
来年も珍しいぬりえ本をご紹介していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
今月のエントランス
『いしやきいも』
年 代 : 昭和30年代
作 者 : きいち
この絵からも美味しそうなお芋の匂いがしてきそうですね。石焼いも屋さんは今でも車でやってきてくれますね。食べながら歩いたり、又はポケットの中にいれて、家まで急いだり。冬の美味しい味覚ですね。
ぬりえ美術館展示情報
●ぬりえコンテストの優秀作品を展示しています。
【展示室のご案内】
・ぬりえコンテストの優秀作品と常設展示をしています。
・館内には、「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。