東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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11月の美術館ニュース(1)

11月は、霜月。師走の12月を残すところとなり、なにかと慌しい気分になりがちですが、
冬のピリッとした空気を吸い込んで、さっそうと残りの2ヶ月を乗り切りましょう。
 

ぬりえのこころ  今月の一枚
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

タイトル:アコーディオンをひいて
作者:きいち
年代:昭和20年代
    

11月のエントランスは、「お稽古」がテーマのぬりえを展示しています。

お洒落な椅子に座って、アコーディオンを弾く少女。
昭和20年代は、アコーディオンは人気のある楽器だったのでしょうか。NHKののど自慢の伴奏にアコーディオンを弾いて人気だった演奏者がいらっしゃいましたが、ポピュラーであったのかもしれませんね。
日本には江戸時代末期にオランダから入ってきたようです。大正時代には、アコーディオンは手風琴と呼ばれたそうです。ちなみにピアノは、洋琴、オルガンは風琴といわれたそうです。

1920年代から30年代にかけて、西欧では軽音楽の全盛期で、とくにフランスではアコーディオンが時代の花形として活躍していました。昭和4年(1929年)にフランス映画「巴里の屋根の下」が日本で大ヒットしたことから、その映画に流れていたアコーディオンの音が大衆に影響を与え、人気となったことが伺えます。


又当時の一流月刊誌が「モボ(モダンボーイの略、今なら進歩的エリート青年の意)の三種の神器とは、ダットサン(車)、ライカ(カメラ)、アコーディオンを持つこと」という記事をあげていることからも、アコーディオンの人気がわかりますね。


小学校の音楽の授業で、アコーディオンを弾いていたのは、背の高い少女でした。大きなアコーディオンを弾く姿が大変素敵に見えて、憧れたものです。(館)

Posted: Nurie : 15年11月03日 | 美術館ニュース

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