もうすぐ梅雨が明けて、夏がやってきます。今年の夏は気温が高めとの予報です。
夏を乗り切るには体力が必要です。運動と食事に気をつけて、暑い夏を迎えましょう。
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
タイトル:こかげのハンモック
作 者:きいち
年 代:昭和30年代
7月のエントランスは、「夏は海や山へ」をテーマにしたぬりえを展示しています。
夏をどう涼しく過ごすかは、大きな課題の一つですね。
「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり。」と徒然草に書かれていますので、皆さまもご存知のことかと思います。
最近では、夏の暑さが本当に酷くなり気温が30度以上の日が珍しいものではなくなってしまいました。そのため、最近の住宅事情によりますと、以前は南向きの部屋というものが好まれましたが、今はそうではないそうなのです。余りに暑さが厳しいからです。
夏に、このようなハンモックを見ると、「木陰の中でハンモックに揺られながら昼寝でもする」という姿が想像され、ああ、涼しそうだなと憧れてしまいます。
昭和の20、30年代には、赤ちゃんを寝かすときにハンモックに乗せて揺らしながら寝かしつけたということを思い出します。昔は夏になると、寝るときに蚊帳を部屋の中につり下げて寝ていましたから、ハンモックも同じように部屋の中に吊り下げることができたのでしょう。私が自分で覚えているのですから、もう幼稚園生くらいだったでしょうか。ハンモックでブラ、ブラ揺れているのが面白かったことを覚えています。
以前ハワイに行ったときに、大人でもハンモックで揺られているのを見かけたことがありました。誰もがどこでもハンモックを楽しめるわけではありませんので、うらやましい光景ではありました。(館)