新しい年の始まり。感染防止を続けなければならない世の中ではありますが、前向きな気持ちを忘れずに前に進んでいきたいと思います。ぬりえ美術館は今年8月に開館20周年を迎えます。
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものやテーマを設けて月毎に展示しています。こ
のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
1月のエントランスは、「お正月は何して遊ぶと題しまして、お正月の遊びのぬりえを展示しています。
お正月は、子どもにとって最大のイベントで楽しみな時でした。新年の服、お正月のご馳走、お正月のお祭り、そしてお年玉等など。
唄にも「もういつく寝るとお正月、お正月には凧あげて、独楽を回して遊びましょう。早く来い、来い、お正月」とあり、全くその通りでした。
お正月というと、羽根つき、まりつき、双六、福笑い、百人一首、かるた等があり、毎年それらの同じ遊びをしていたように思います。
独楽や凧揚げは男の子がするもので、女の子は余りしませんでした。凧を買って、揚げてみましたがあまり上手に高く上げられず難しかったことを思い出します。
お正月には服やら何やら色々と新調してもらえ、すべて新しいものに着替えてお出かけするのはとても気持ちが良いもので、新年の喜びでした。 そして一番嬉しいお年玉を貰うと、本屋さんに行ったり、親たちと映画を見に行ったりして、華やいだ繁華街がウキウキと嬉しかったものです。
ぬりえ美術館のあたりでは浅草が一番賑やかで華やかな繁華街であったと思います。(館)