師走に入りました。最近「平成最後の~~」というフレーズがよくテレビ、ラジオなどで流れていますが、本当に平成最後の師走です。平成の思い出をじっくりかみ締めてみてはいかがでしょうか。
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
タイトル:あたしはサンタクロースよ
作 者:きいち
年 代:昭和20年代~30年代
12月のエントランスは、「クリスマスは華やかに」をテーマにしたぬりえを展示しています。
可愛いお嬢さんのサンタクロース。白い毛皮が帽子やワンピースに縁取りされて、とても暖かそうで、豪華な衣装に見えます。膝までのブーツも大変お洒落なサンタクロースさん。
昭和20年代後半に幼稚園生だった私は、埼玉の田舎の幼稚園でしたが、その幼稚園のクリスマス会で、お友達と二人で“ジングルベル”を踊り、会の終わりには祖父がサンタクロースさんになり、園児にプレゼントを配ったことを思い出します。田舎の幼稚園でもクリスマスをしていました。夜になれば自宅で、靴下をタンスの取っ手にかけて、サンタさんからのプレゼントを待つ、ということもしていました。
30年代に入り、家にテレビが入ってくると、東京のたぶん銀座の賑やかなクリスマス風景なども白黒のテレビニュースで流れるようになってきました。田舎にいても、東京に来てもその当時は12月になるとクリスマスのワクワクするムード、気持ちになっていたように思います。
最近はというと12月になりクリスマスの飾りつけをデパートなどで見ることがありますが、ジングルベルとか音では聞かなくなりました。
それでもクリスマス気分って、いくつになってもいいものではありませんか?(館)