東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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6月の美術館ニュース(1)

コロナ感染防止のための緊急事態宣言の解除がなされましたが、第二波の感染の心配がなされている地域もあり、これからも気を緩めず、十分に気を付けていきましょう。

ぬりえのこころ -今月の一枚- 

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものやテーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
   


    
タイトル:ビニールのレインコート
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
6月のエントランスは、「雨にあるけば」と題しまして、雨がテーマのぬりえを展示しています。


梅雨の季節というものは、しとしとと雨が降り続いたものですが、最近の雨は大雨、時に豪雨となり大きな被害を生んでいますので、困ったものです。
さて、今月のぬりえのこころの一枚は「ビニールのレインコート」というタイトルですが、あの時代はビニール素材が新しく、新鮮であったのでしょう。高級なイメー、お洒落な素材として、きいちはぬりえに描いています。


ビニールのレインコートから中の洋服が透けています。透けて見せるという服がそれまでにあったでしょうか。レインシューズも、単なる長靴ではなく、折り返しや前チャックの付いたもので、現代でも通用するモダンな靴を合わせています。こういう所に、お洒落だったきいちのファッションセンスを感じます。そしてそこに描かれたぬりえが、女の子のお洒落ごごろをくすぐるのです。

田舎の女の子が、ああ、こういうレインコートを着てみたいな、とか、東京に行けば、こういう素敵なレインコートがお店に売っているのだろうか、とか、色々想像を膨らませてしまったことでしょう。


雨の日には濡れたくないので、外出したくないものですが、レインコート、雨傘、レインシューズ等が素敵なものであれば、雨にも負けずに外に出かけたくなるものです。
雨の日でも、お洒落してお出かけしましょう。(館)

Posted: Nurie : 20年06月02日 | 美術館ニュース

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