うか。有名な地でなくても、学校や神社など桜が人々を楽しませてくれていることと思います。春は楽しみが多いですね。
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
4月のエントランスは、「あそびましょう」をテーマにしたぬりえの展示しています。
「ホッピング」という遊具が昭和の30年代に流行いたしました。
資料によりますと1957年頃に流行したとありますので、私が小学校2年生の頃になります。ジーンズのつなぎを着て、ホッピングでピョン、ピョン跳ね飛んでいたことを思い出します。ホッピングを使ってどこか目的地に行くということではなく、その場でジャンプをして遊んでいたと思います。
この遊具も、同じ頃流行したフラフープと同じように、ジャンプをしていると胃下垂になるという風評が広まり、下火になっていきましたが、ホッピングは1980年代ころに再び発売され、今ではスポーツ用のホッピングもあり、3メートルも飛ぶことができるそうです。
きいちがぬりえに残しているということは、やはり新しい遊具として東京ではホッピングが流行しているということを感じて、描いていたのでしょう。地方の子どもたちは、それをみて東京ではホッピングというものがあるのだなと理解したことと思います。
今と違って情報の伝達する早さが遅いですから、子どもたちにとってはぬりえでも十分に伝達方法の一つになっていたと思います。きいちのぬりえは毎月新商品が2つのメーカーに各4袋、合計8袋発売されていましたので、流行の情報もタイミングよく発信されていったことと思います。
ホッピングの思い出がありますか。(館)