『海外ぬりえ』 研究室 No.35 今月は、ブラジル編です。
今月はブラジルのぬりえをご紹介いたします。
今年のワールドカップはブラジルで開催され、ブラジルは4位と残念な結果でしたが、大変な盛り上がりを見せましたね。
ぬりえでは、前回、2013年5月に「ピノキオ」、「サーカス」、「天使」、「絵の具のキャラクターぬりえ」を紹介しています。
①今回は「愉快な遊び」とでも訳すのでしょうか熊とサイの絵のぬりえ本です。2才から4才向けと書かれています。海外のぬりえには、年令別に描かれているものが多くあります。この本の中には、純粋にぬりえ、迷路、番号順にぬっていくものと間違い探しの4種
類から構成されています。小さいうちから、迷路や番号順などを遊びながらぬっているといつしかできるようになっていくものですから、なかなか教育的な本だと思いました。
②あかずきんや白雪姫、眠りの森の美女などの絵を集めた80ページからなるぬりえ本です。ほとんどのぬりえに色見本がついています。絵本のように、それぞれの絵の部分には解説がついています。
塗りながら、ストーリを覚えられます。女の子は、お姫さまが好きですから、このようなぬりえ本は塗り甲斐があり、人気が高いものと思います。
③16ページ程度の薄いぬりえ本です。pintarは描くことという意味で、②の本はcolorindoというタイトルで色を塗るという意味ですが、いずれも「ぬりえ」として使われているようです。中には男の子、女の子、動物などが描かれています。
子供たちは顔が大きい、特徴のある顔をしています。ブラジルのぬりえは、個性的ですね。
来月は、タイのぬりえをご紹介いたします。
今月のエントランス
『ぼたもち』
年代:昭和20年代
寄贈者:藤元耿子
ぼたもち作りをお手伝い。沢山作っていますね。仏様にあげて、後で皆で一緒に食べたら、
美味しいでしょうね。
メディア掲載情報
8月2日(土)BS-TBS「おんな酒場放浪記」で紹介されました。
【展示室のご案内】
●祝きいち生誕100年「これからもいつまでも」第2弾を開催しています。
●館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんで
いただけます。