東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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4月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.42   今月は、チェコです。

今月は、チェコの人気アニメの「アマールカ」と鳥や学校の先生のぬりえ本を紹介します。

   

アマールカは、チェコの人気アニメのキャラクターで、日本でも人気のなっている森の妖精です。チェコでは、子どもたちが眠る前に観る「お休みアニメ」と称される子ども向けアニメのキャラクターです。日本での人気は、キャラクターの愛らしさやほのぼのとしたストーリーから人気になっているようで、アマールカのグッズの取り扱い店が数多くできています。


アマールカは1973年に放映開始になり、国民的アニメとして親しまれてきました。アマールカは、明るく前向きで、金髪にぱっちりとした目、青い花の冠がトレードマークの妖精で、困っている森の仲間たちを助けるために知恵を絞り、奮闘する日常が描かれているアニメです。
このぬりえ本にも川に落ちてしまったハリネズミや、その他アマールカのアニメにでてくる頭にスカーフをした「女の子」や「どんぐりのぼうや」、「オババ」、「吹雪老人」などのさまざまなキャラクターのアニメの一場面が描かれています。

ぬりえ本では、左のページにアニメの原画でしょうか色見本があり、右ページがぬりえになっています。アマールカやほかのキャラクターなど、大変シンプルな線で構成されています。この素朴さが子どもから大人まで人気となっている理由ではないでしょうか。

 
      


コウノトリが表紙のぬりえ本にも、さまざまな人物や動物が描かれています。このぬりえ本の中にも、アマールカがありましたので、チェコではこの中に描かれた人物や動物のアニメがあるのかもしれません。           
教室で教えるひげの先生や犬とひげの小人たち、みみずと蜂のような昆虫など、このぬりえ本の絵もアマールカ同様にシンプルな線で描かれています。左に見本、右にぬりえという構成も同じです。

 
今回の2冊のぬりえ本は、色彩的にも派手さはなく、黄~緑~茶にプラス赤、青という落ち着いた色合いが、穏やかな印象を与えます。日本では、こういう色彩は子ども向けにはあまり見られないの、チェコの特長が現れていると思います。

 
今月のエントランス

『あしたはえんそくよ』

年代:昭和30年代
作者:きいち
福井紅子氏寄贈

今月は、「楽しい学校生活」をテーマに、ぬりえを展示しています。毎日学校に行くのはたのいいな!そんな子どもたちの喜ぶ声が聞こえそうです。教科書やお弁当の準備をして、「行ってきます!」。
その他昭和の時代の学校生活の様子が描かれていて、懐かしいです。しかし「へのへのもへじ」の落書きは、今の人には何のことか、分からなくなっているかもしれませんね。


メディア掲載情報
・「東京の小さな美術館」に紹介されました。

・3月14日、15日に開催された第36回荒川区産業展に出展いたしました。


【展示室のご案内】
●きいち没後10年「ありがとう忘れない」第1弾を開催しています。(5月まで) 
●館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 15年04月04日 | 美術館ニュース

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