残暑は厳しいですが、気分はもう秋です。秋といえば、オリンピックイヤーの今年ならばスポーツに決まりですね。オリンピックによって、関心の高まったスポーツなどもあります。今年の秋は、どんなスポーツに取り組んでみましょうか。
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
タイトル:まり
作 者:きいち
年 代:昭和30年代
9月のエントランスは、「秋はスポーツ」をテーマにしたぬりえを展示しています。
オリンピックのサッカーで、開催国のブラジルが初めて金メダルを手にしました。球場全体が動いているのではと思うほど、観客が喜んでいました。
サッカーはボール一つあれば、誰でも、どこでもできるスポーツなので、貧しい国でも取り組めるスポーツと言われています。そのためサッカーは世界中どこの国でも人気のスポーツです。
それに引き換え野球をしている国は少ないため、オリンピックのゲームに取り上げられませんでした。2020年の東京オリンピックでは再び種目になりましたので、楽しみですね。
日本では、まりというと「まりつき」になって、蹴るという方向には進みませんでしたね。
しかも少女のする遊びに分類されています。サッカー同様にまりが一つあれば、いくらでも遊べたものです。一人でもお友達と二人でも、まりつきを楽しめました。足の下をくぐらせたり、この絵の少女のように、スカートを履いていれば、まりをスカートの下にいれたりして遊んだものです。
昭和30年代の子どもにとって、まりはつくものであって、バレーボールやバスケットボールのように投げ入れたり、投げ落としたりというようなことは、想像できませんでした。やっとそういうボールのスポーツがあるのを知るのは、中学生のクラブ活動を知ってからということになります。
リオのオリンピックで日本中が夢中になりました。2020年の東京オリンピックでまた日本チームを応援しましょう。(館)