東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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12月の美術館ニュース(2)

きいち千夜一夜 No.35 
2021年も引き続き「きいち千夜一夜」と題しましてきいちについてご紹介をしてまいります。


わたしのきいち あとがき No.2
上村久留美


「きいち」からのメッセージが、彼自身のナマの声で届いたことはだたの一度もありませんが、いつも駄菓子屋の隅に置かれたぬりえやきせかえから、私たちは必要な情報をすべて受け取っていたのです。


この本の特徴は、彼の素晴らしい作品に加え、その魅力的な人生にも遭遇できることです。近年、若者の間では、フリーター的な生き方が流行っています。また才能やキャリアがあれば、どんどん転職したり、会社を移ったり、それはそれでフレキシブルな生き方たとも思います。


でも、「私にはこれしかない」といいう生き方であっても、少しも悲観する必要はありません。はたから見れば不器用に思えるかもしれませんが、一つのもとだけを見つめ続ける人生もまた素敵だと、喜一さんの歩みを通して感じてもらえたらと思います。



その意味では、読んで、触って、遊んで、そして感動して・・・様々なニーズに応えるエンターテイメントな本に仕上がったのではないかと自負しています。


大好きな喜一さんの本をつくるということで、私はすっかり子供がえりをしてしまい、小学館の方には本当にお世話をかけました。中でも、膨大な量のぬりえを根気よく撮影してくださった写真部のみなさん、昔の資料集めに忙しいなか奔走してくださった太田隆二さん、榎木融理子さん、本当にありがとうございました。


☆参考図書 わたしのきいち 小学館



jp004794-640.jpg「たのしいクリスマスだったですね」

作 者:きいち
年 代:20年代

クリスマスツリーにプレゼント、ロウソクをつけて美味しい食事をしたあとなのでしょう。
ロウソクが溶けて短くなっています。ロウソクは皆に灯りを届けながら、自分たちもクリスマスを楽しんでいたのですね。




マスコミ情報

☆11月10日発行の新潟日報ならびに11月11月号の女性セブンにて、ぬりえ美術館ならびにきいちのぬりえが取り上げられています。緊急事態宣言中の自粛の中、ぬりえに関心が集まったようです。


展示室のご案内
☆秋の企画展「秋は夕暮れ」を展示しています。蔦谷喜一が晩年に描いた童女画の絹本を展示しています。

☆館内のぬりえコーナーは、コロナ感染防止のためにしばらくはお休みをしています。ご了承のほど宜しくお願いいたします。

Posted: Nurie : 21年12月04日 | 美術館ニュース

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