『海外ぬりえ』 研究室 No.33 今月は、フィンランド編です。
今月はフィンランドのぬりえ本をご紹介いたします。前回は、2012年の9月にフィンランドを代表する
ムーミンのぬりえや長靴下のピッピとお姫さまのぬりえ本を紹介しました。
カラーでないのが残念ですが、今まで他の国のどこでも見たことがないぬりえです。
そのぬりえは縁取りの部分がラメになっていまして、普通は白い紙の上に黒の線が
ありますが、紙も紫、青、緑と地色がついています。地色とラメの色の
コントラストが大変面白いのですが、色をつけてみると更に個性的になってくると思います。
絵の上には、見本となる色のサンプルがついています。
絵の内容は、花、ロケット、鳥、太陽などとてもシンプルな絵になっていますので、
小さいお子さん向けのぬりえと思われます。
絵本作家のアンヌ・ペルトラさんが大人向けのぬりえを描いていました。
しかもその本は大変人気があるため、2号まで出版されていました。
ぬりえ自体は、前回ご紹介した五味太郎さんの「イタズラ描き」のようなもので、
ぬりえ本に描かれた絵に、自由に自分で付け加えて好きな絵を描いていくものになっています。
アンヌ・ペルトラさんが描く絵本もご紹介します。使われているモチーフが日本的な
模様があったのでビックリしました。
フィンランドでは赤ちゃんが生まれるときに、政府から子どもの誕生時に役立つ商品が
贈られるそうですが、そのギフトの中に、アンヌ・ペルトラさんのこの絵本が入っている
のだそうです。歌の楽譜と歌詞とそれに相応しいアンヌさんの絵がついている歌の絵本です。
③フィンランドの伝統的な玩具
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ぬりえではないのですが、絵にあけられた穴に糸を通していくという伝統的な玩具をご紹介します。
ここにもムーミンが登場します。ムーミンの絵にそって穴が空いています。針に糸を通して、穴を縫っていきます。
糸でぬりえをするようなものかもしれません。面白いですね。
いかがでしたか。それぞれの国に伝統的なものから、革新的なものまでいろいろあって、面白いですね。
来月は、インドネシアのぬりえ本をご紹介いたします。
今月のエントランス
『おにんぎょうさんのいす』
年 代 : 昭和30年代
作 者 : きいち
お人形さんを椅子に腰掛けさせている少女。お人形さんと遊ぶとき、想像力を働かせて
普段使っている生活雑貨をいろいろな物に見立てて活用していたのでないかと思います。
遊びながらも子どもの成長に役立つことをしていたんですね。
メディア掲載情報
●桐生市のタウン誌「タウンわたらせ」に 大人のぬりえサロンが紹介されました。
【展示室のご案内】
●常設展となります。
●館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。