海外ぬりえ研究室 No.77 ドイツ編
今月はドイツのバーデン・ヴェルテンベルグ州のぬりえ本をご紹介いたします。
2007年ドイツのカールスルーエという街できいちのぬりえの展覧会を開催したことがあります。カールスルーえは、バーデン・ヴェルテンベルグ州の中ではシュトゥットガルトに続く第二の都市です。この街でぬりえ展を開催したことからこのバーデン・ヴェルテンベルグ州のぬりえ本を入手したものと思います。
バーデン・ヴェルテンベルグ州の州都はシュトゥットガルトですが、このぬりえ本によってバーデン・ヴェルテンベルグ州の観光地を始めバーデン・ヴェルテンベルグ州とはどのような州であるかをしらせる本になっています。
①ソリチュード宮殿
バーデン・ヴェルテンベルグ州の州都シュトゥットガルの魅力の1つに挙げられる後期バロック様式の美しい宮殿です。
②ウルム大聖堂
ウルムにある世界でもっとも高い教会塔、161.53メールをもつ大聖堂。768歩の階段で上がります。
③ハイデルベルグの城
美しいネッカー川に位置するハイデルベルグ城です。
ドイツにはお城や教会等がいくつもあり、ケルンの大聖堂も有名ですがウルム大聖堂はケルンより10メートル教会塔を高くしたと言われています。人は隣より高くしたがるものなのですね。
今回は都市ではなく「州」という単位でのぬりえ本ですが、日本で言えば「県」に当たるようなものと思いますので、「福島県のぬりえ」とか「北海道のぬりえ」などがあると楽しいではないかなと思いました。
では、次回もどうぞお楽しみに。
今月のエントランス
「キセカヘ ミチコチャン」
作者:フジヲ
年代:昭和10年代
きせかえは、きいちの名前で昭和23年から制作していますが、昭和の10年代にはぬりえと同じ用紙にきせかえを描いていたのですね。歴史的記録になります。
きいちの名前でぬりえを始めたのは昭和22年ですが、その頃きせかえは盛んでなかったのできせかえも描き始めたと言っています.
展示室のご案内
★6月~7月は常設展示となります。
お花・蝶々、晴れ着などをテーマにしたぬりえを展示しています。
★館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。