海外ぬりえ研究室 No.56 今月は ベトナム編です。
今月は、ベトナムのぬりえ本をご紹介いたします。2013年11月と2015年5月にもベトナムの本をご紹介しています。
今回ご紹介いたしますのは同じ出版社からのシリーズの2冊です。
ミツバチがお花に色を付けている表紙のぬりえ本は、昆虫のぬりえ本かと思いきや、果物のぬりえ本です。スイカ、オレンジ、イチゴ、パパイヤ、桃、野菜のかぼちゃや玉ねぎなどがあります。
そのほとんどが擬人化されていて、顔や手足がついています。子どもたちにぬりえは面白そうと思ってもらえるように工夫されているのでしょう。
ページの隅に色見本の小さい絵がついていますので、塗りやすいと思います。
もう一冊は、男の子が絵の具で塗っている表紙の本で、人々が仕事をしている様子を描いているぬりえ本です。
交通整理をしているおまわりさん、田植えをするお百姓さん、歌、コックさんなどです。
子どもたちにどのような職業があるのかを教えていくのでしょう。
こちらの本にもページの隅に色見本が付いています。
15ページの薄く小さい本ですので、手軽にぬりえをできるように考えられた本ではないかと思います。
これらの本は、シリーズで12種類のぬりえ本が出版されています。いずれも表紙の絵は、子どもたちや動物や魚などが、絵を描いている姿で、この本がぬりえ本であることがすぐ分かるように作られています。
ベトナムの子どもたちにも沢山ぬりえをしてもらいたいですね。
来月も海外のぬりえ本をお楽しみに。
今月のエントランス
きいち、
昭和30年代
フードがついた素敵なレインコートを着た少女。小降りになったので、フードがあれば大丈夫。傘は手にかけて颯爽と歩きます。
ぬりえ美術館メディア情報
・水戸の地域情報誌、「サクラサクライフ」誌に、きいちのぬりえが掲載されました。
・NHK「おはよう日本」で、きいちのぬりえが紹介されました。
・シテイリビングの”調べるミルミル”にてぬりえ美術館が紹介されました。
展示室のご案内
★6月~7月は常設展示となります。
★館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。