マスク生活の影響で、ファンデーションや口紅が使われなくなり、代わりに目と眉の化粧品が注目されているそうです。眉の新商品とはどのようなものか、見てみたいですね。
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものやテーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
タイトル:つめたいジュースよ
作 者:きいち
年 代:昭和30年代
7月のエントランスは、「お洒落は素敵」をテーマにぬりえを展示しています。
素敵な帽子を被って、美味しそうにニュースを飲む女の子。
この帽子は、クロッシェと呼ばれ、釣鐘に形が似ているところからつけられた名前だそうです。この形の帽子が似合う人は、なかなかいないのでは、と思いますが、1920年代頃のファッションに見られるお洒落な女性たちはこのクロッシェという帽子を被っている人が多いようです。「グレートギャッツビー」の映画を見ていただけると良い、と思います。
今回の7月のエントランスに展示しているぬりえ9枚の中に4枚も帽子を被ったものがあります。それもカジュアルな帽子は1枚で、あとの3枚はとてもオシャレな帽子姿の女の子が描かれています。
昭和30年代、小学生であった私も帽子をよく被っていました。本当に小さい時から祖母が買ってくれ白や茶色のベレーを被っていました。4年生になり文京区の学校に通うようになると、女の子ばかりではなく男子も帽子を被って登校したり、休みの日に何処かに遊びにいくときなど、帽子を被っていたものです。友人のお誕生日会で撮った集合写真を見ると、男子も女子も皆なお洒落な帽子を被っています。帽子が流行というのではなく、普通の生活でした。
今は世界中のファッションがインターネットを通じて知ることができますので、若者たちはどんどんお洒落を楽しんで、素敵になっていって欲しいものです。(館)