オリンピック開催中で、メダルに沸く種目と悲観する種目と悲喜こもごもです。そして競技の外では、コロナのデルタ株が猛威を奮っています。引き続き感染防止に各自が気を付けましょう。
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものやテーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
タイトル:おせんたく
作 者:きいち
年 代:昭和30年代
8月のエントランスは、「夏でもお手伝い」と題しまして夏のお手伝いのぬりえを展示しています。
女の子が干している丸い“洗濯物干しハンガー”は、大変懐かしいですね。
昭和20~30年当時は、子どもたちが家のお手伝いを沢山していました。子どもが多い時代でもありましたから兄弟の面倒を見るのは勿論、いろいろお手伝いをしたものです。
ぬりえの少女は自分のお人形の洋服を洗って干しているようですが、家族の洗濯などもする子どもたちもいたことでしょう。
展示中のぬりえを見ると、お庭の植木の水やりがあります。夏の夕方に水やりをすると涼しくなって、とても気持ちが良かったことを思い出します。最先端の家電である掃除機をかけている少女もいます。
このように何でも自分に出来ることはお手伝いをするもの、と思っていました。お手伝いをしていると、お店のご主人がお駄賃をくれたり、おまけをしてくれたりしました。それが子どもにも大変嬉しくて、またお手伝いをしようという気持ちにしてくれたように思います。
どんなお手伝いをした思い出がありますか。(館)