東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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8月の美術館ニュース(2)

海外ぬりえ研究室 No.67 今月はアメリカのマンダラ編です。

4月のドイツのマンダラに続き、今月はアメリカのマンダラをご紹介いたします。
今回ご紹介するKids'Mandalas「子どもたちのマンダラ」とKids' Seasonal Mandalas「子どもたちの季節のマンダラ」の2冊は、同じ出版社から発行されたもので、いずれもドイツで出版されたマンダラの本をベースにしたものと書かれています。
      

本の最初のぺージには、子どもたちとマンダラというタイトルで説明文があります。
「私たちは子どもたちにとってもストレスを解放する方法が必要であることを忘れがちである。マンダラに色づけすることは子どもたちが芸術に対する愛を促進しながら、リラックスをし集中するのを助ける完璧な方法である。
マンダラは、円の中に同じデザインが繰り返されるものである。のんびり時間を過ごしなら瞑想と治療の手段となる。それらの自由なデザインのアレンジを通して、どんなに手に負えない子どもでさえもおだやかにする効果がある。

マンダラが完成した暁には、終了した作品は更なる影響の道具となる。
マンダラは色ぬりを好きになることと我々の忙しい世界のなかでとても必要な静かな時間とを結びつけるける大変理想的な方法である。」と書かれています。
      


小さい子どもを集中させることはなかなか難しいことですが、マンダラをすることによりリラックスと集中ができ、瞑想の手段ともなりうるものであり、どんな落ち着きのない子どもでも穏やかにすることができる方法であると説明しています。
この瞑想的という考え方が癒しに通じ、欧米にマンダラが流行し、普及していった理由ではないでしょうか。


欧米では1990年代にマンダラが使われるようになりそれから30年近くなりますが、日本では未だに流行していないのが不思議です。
欧米では幼稚園や保育の場でマンダラが使われますが、日本では保育の場にぬりえが全員がするものとして使われていないので、マンダラが普及していかないのかもしれません。
来月の海外ぬりえ研究室もお楽しみに。


今月のエントランス

「おかいもの」
年代:昭和30年代
作者:きいち

はだかんぼのイメージが強いキューピーさんですが、ワンピースを着ておかいものをしています。赤ん坊の愛らしい顔は、そのままにお洒落な装いもよく似合っていますね。


ぬりえ美術館展示情報
●「秋の企画展 きいちのぬりえ・きせかえ原画展 ~精緻なきいちの手仕事の世界~」にて、きいちが情熱をかけた貴重な原画を展示しています。


展示室のご案内
★8~10月まで「秋の企画展 きいちのぬりえ・きせかえ原画展 ~精緻なきいちの手仕事の世界~を開催しています。
★館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 17年08月04日 | 美術館ニュース

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