東京都荒川区町屋 土日祝日のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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美術館便り 8月~10月合併号(1)

ぬりえ美術館15周年記念企画
「きいちのぬりえ・きせかえ原画展」~精緻なきいちの手仕事の世界~
平成29年8月5日(土)~10月29日(日)

ぬりえ美術館では、8月で15周年を迎えることが出来ました。 これも偏に皆様方のご支援の賜物と心より御礼申し上げます。これからも皆様方が楽しんでいただける企画をご紹介していきたいと思っております。今後ともご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。


今回15周年を記念して、2回目となりますぬりえときせかえの原画をご紹介いたします。
きいちのぬりえは昭和22年の開始当時は、原画を描いてそれを印刷していたようですが、その後の印刷技術により、亜鉛版(ジンク版)に直接描くようになりましたので、ぬりえ本体には原画がなくなりました。今回原画として展示いたしますのは、ぬりえが入っていた袋の表紙絵になります。又きせかえは、ぬりえから1年遅れの昭和23年から発売を開始しました。
今回展示いたします原画をご覧いただきますと、ぬりえ・きせかえは、子どもたちの駄玩具であり、一袋5円、10円の商品でありますが、きいちが子どものたちのために、精魂こめて美しい世界を描いて喜ばせていたことを感じていただけるのではないかと思います。
どうぞ子ども時代に思いを馳せて原画を楽しんでいただければ幸いです。


1.きいちのぬりえ原画
      

きいちは毎月2つの版元(今でいうメーカー)に各4袋、合計8袋のぬりえを描いていました。一袋に10枚入り、12枚入りなどありますが、紙の取り都合がよかったことから8枚入りが一番長く続いたようです。そして昭和30年代後半には、5枚入りになっていきます。

当初はA4サイズぐらいのものをバラで販売していましたが、昭和23年頃から、B5よりひと回り小さめのサイズにして、袋入りで売り出すことになり、袋の表紙絵を、きいちは一枚、一枚丁寧に色を塗って完成させています。
「喜一さんの絵はていねいですよね。他の絵描きさんは、絵の具をかきあわせて、ちょっと塗って、「ここがピンク」とか指定してくるだけなの。喜一さんは全部塗って、仕上げてくれるのよ。細かい所までね。」と版元の女将さんが書いています。(草思社「きいちのぬりえ」)


ぬりえの入った袋は色鮮やかなカラー印刷であったので、少女たちのコレクションにも耐え得るものとなった。(小学館「わたしのきいち」)と解説されていますが、映画や写真、テレビでも白黒の時代ですから、カラーで印刷されたきいちの描く少女の世界はそれは魅力的なものであったでしょう。

Posted: Nurie : 17年08月04日 | 美術館だより|

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