東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

前 山本淳子様よりぬりえを寄贈していただきました。 | ぬりえ美術館のブログ | 5月の美術館ニュース(2) 次

5月の美術館ニュース(1)

桜前線が北上し、東北、北海道で桜が愛でられていることでしょう。東京では新緑に目を奪われる時期になりました。最近夏の異常気象が言われるようになり、5月頃が一番いい季節かもしれませんね。どうぞいい時間をお過ごしください。

 
ぬりえのこころ -今月の一枚- 

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 


     
タイトル:やわらかいしばふのうえ
作  者:きいち
年  代:昭和30年代


5月のエントランスは、「どんなファッションがお好き」をテーマにしたぬりえの展示しています。
 芝生の上に淑やかに座る少女。なんとエレガントなワンピースを着ているのでしょう。これは縞柄の服ではなく、柔らかなジョーゼットの生地のプリーツではないでしょうか。
子どもならこの時期、綿の服でも着ているのが普通であったと思いますが、ジョーゼットのような柔らかな素材の服を着れるなんて、なんて素敵なことでしょう。遊んだり、運動しても良いように丈夫な生地の服を着せられそうですが、ぬりえの中の少女は薄い、フワフワとした生地の服を着て、とても優雅に優しく見えます。

昭和30年代に小学生でしたが、あの当時はハレとケと言って、よそゆき(外出着)と普段着というものがはっきりしていて、どこかにおでかけの時は、程度はありますがお洒落したといいますか、よそゆき用の服を着てでかけたものです。


今なら遠足の時には、長く歩いたり電車にのったりしますからカジュアルなものを着るのが当たり前ですが、あの頃は遠足も特別な外出ということになり、お洒落な可愛い服、普段着とは違うものを着ていました。同級生と夏の遠足に行った時、わざわざデパートまで行って、薄いローンという生地のベージュ色の服を買ってもらって、出掛けました。友人たちもそれぞれお洒落した服で写真におすましして、写っています。そんな時代でした。(館)

Posted: Nurie : 16年05月07日 | 美術館ニュース

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