スカイツリー人気は、これからの夏休みにむけてさらに盛り上がりそうですね。日暮里駅前から東京スカイツリー経由錦糸町行きの急行都バスが運行されています。土日・休日のみ一日4便あり、15分で到着と早いのです。今月は、ぬりえとツリーの旅はいかがでしょうか。
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
タイトル:金魚ヤサン
作 者:作者不明
年 代:昭和10年代
7月のエントランスは、昭和10年代のぬりえを展示しています。
今月展示していますのは、昭和10年代のぬりえです。特にベティーさんのぬりえを中心に展示をしています。
今月の一枚に選んだ「金魚ヤサン」は着物姿のベティーさんですが、日本人が描いているぬりえですので、顔はベティーさんですが、していることはすっかり日本人の
ベティーさんという点が大変笑えて面白いぬりえになっています。
お給仕するベティーさん、ボート遊びをするベティーさん、床屋さんのベティーさん、お客様もベティーさんです。いかにこの時代にベティーさんが人気であったかが分かりますね。
このベティーさんに関しては、「ベティ・ブープ図鑑」安野隆コレクション2002年発行に詳しく紹介されていますので、ご参考にしていただきたいとおもいます。この本のサブ・タイトルは、「戦前からの人形・おもちゃ・駄玩具・羽子板・時計・レコード・着物他」とつけられています。
安野隆氏がコレクションした1930~1960年に生まれたベティ・ブープのグッズの数々が紹介されています。いかに数多くのベティーさんグッズがあったか、人気となっていたかが伝わってきます。
子ども向けの玩具類であれば、人形、カレンダー、状差し、ぬりえ、かるた、積み木、シール、うつし絵、ノートブック、絵合わせ、ご飯茶碗、湯のみ、お面、ハンカチ、おもちゃのバケツ、太鼓、めんこ、ぬりえはがき、羽子板等々販売されていたようです。今80代の方々は、これらのベティーさんのおもちゃで遊んだことでしょう。(館)