IIIグループ 13歳以上

・金賞は、マーカーでくっきりと描いた作品「あめふりおつきさん」に決定。
真っ赤な着物の色が印象的であるがその赤にあわせて、麻の葉の文様を上手に色分けし、美しい配色で塗ってくれた。
直美 san

・ 銀賞は「ぎょうずい」2点
同じ絵でも随分印象がことなっている。十人十色のぬりえのよさが銀賞と銅賞の作品では表れた。
オレンジの手ぬぐいは日本の方、黄緑の手ぬぐいはドイツの方の作品である。
日本の方は、色合いが明るく優しく、朝顔の色は日本の朝顔の色を思い出して塗っているようである。
ドイツの方の作品は、黄~黄緑~緑~茶の同系色の色のコーディネートの美しさで選ばれた。行水をする盥(タライ)の色が日本の盥の色ではなく、やはりドイツの木の色の感じがするのが面白いと思った。
ミエコ san  Angelike san
・ 銅賞は、このような塗り方をどこでも見たことがないが不思議な魅力と塗り方で選ばれた。
点描派のスラーのように色を少しづつおいて、遠方からみると色が混じってみえるようなぬり方である。
 海外でぬりえをしていただくと、このように思いもかけない作品出会えることが大変嬉しいことである。新しい刺激を貰うことができる。
Marjan san

 このグループでは、作品を塗った人をカプラーさんはよく知っているからと棄権されて、独日協会の松島さんと私の二人で中心になり選定した。選考が済んでからわかったのだが、銀賞に選ばれたドイツの方の「ぎょうずい」の作品というのは、実は馬の獣医さんをしているというカプラーさんの奥様であった。また銅賞になった方もお知り合いのイラストレーであることが分かった。テクニックを持っているはずである。

これらの作品は、23日の午後に受賞者の発表と、賞品が授与がされることになっている。少しでもこのぬりえコンテストにより、ぬりえを通じて日本の文化や伝統に触れ、こどもは勿論、大人にとっても、ぬりえの楽しさを感じていただければ幸いである。

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2007年12月16日

IIグループは、6歳以上12歳

やはり絵が上手になっていることがわかり、選んでいても楽しくなる。
・金賞は、浴衣の模様に水玉をいれて、日本でもこのような浴衣は見たことがないオリジナルな点が評価された浴衣のぬりえ「はしのうえ」
まるこ san

・銀賞には2点、ラメを巧くつかってマニキュア、アイシャドーまで塗り、うちわもオリジナルで柄をいれた浴衣のぬりえ「はしのうえ」、が選ばれた。マーカーで塗っているので、色彩も鮮やかで元気なぬりえである。
美亜 san Selina san
もう1点は着物の柄を細かく色分けして塗り、その配色が美しい「花嫁さん」が選ばれた。
・ 銅賞には、花嫁さんの角隠しがまるで帽子かドラえもんの顔のように見える、角隠しをまったく違った捉え方をした作品「花嫁さん」と
Lino san Mia san
色鉛筆を塗りこめて塗った「かいひろい」の作品。鳥の短冊まで色分けてぬって細かい。筆圧がないとなかなかここまで塗りこめることはむずかしいのであるが、ぬりえの一つの描き方としてこのように色を塗って、塗って塗りこんで塗って欲しいと思っている。
Diana san
「もみじのはし」は、色合いは薄いが色を混ぜて自分の色を作り出している点が評価された。難を言えば、扇は扇らしく塗って欲しかったのだが、他の作品も同じような塗り方をしているので、扇の意味がわからず、着物の柄の一部と思って塗っていたのではないかと思われる。

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2007年12月16日

Iグループは、6歳以下の作品

Ⅰグループは、6歳以下の作品
このえ san
・金賞は、「はしの上」が選ばれた。夏の浴衣姿の少女が、夏ということで日焼けしているアイデアが素晴らしい。

・銀賞はドレス姿の花嫁さんの「シンデレラひめのようなおよめさん」2点が選ばれる。色を沢山使えた絵であること、ベールに模様をいれて創作している点が評価された。
Mira san 文乃 san
・銅賞には、一生懸命ぬっていうことが伝わってくる子どもらしいぬりえ、年齢に比例してよくぬれた作品として、「シンデレラひめのようなおよめさん」と「はしの上」の2点が選ばれた。
Maleen san 文乃 san
ドイツでもウェディングドレスのぬりえは人気のようで、着物姿、洋服など8種類のぬりえを提供したが、41枚集まった作品の中で、この絵が数多くあった。

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2007年12月16日

ドイツでのぬりえコンテスト審査結果

11月19日(月)ぬりえコンテスト審査11月23日(金)のコンテストの発表のために、19日(月)に独日協会の会長の松島さん、国際交流センターのカプラーさん、そしてぬりえ美術館の金子の3人で選考をした。

11月19日現在集まっているぬりえ総数は41枚であった。
今回は賞は下記の基準で選考された。

●年齢別に分ける。
 ・Iグループは、6歳以下
 ・IIグループは、6歳以上12歳まで
 ・IIIグループは13歳以上

●3人がそれぞれ推薦して、合意を得たものを選ぶ

作品を広げて選考するため、4階の会議室のテーブルの上に、年齢別のグループ毎にぬりえを並べて選んでいった。

投稿者 Webmaster : 16:27 | コメント (0) | トラックバック

2007年12月16日

ドイツぬりえ展続報

12月6日(木)、無事ぬりえ展を終えて帰国いたしました。
ぬりえ展の続報として、その後の様子をご紹介いたします。

   
カールスルーエの日本語学校の子どもたちが寄せ書きをプレゼントしてくれました。
写真は、11月11日のぬりえ展のオープニングの時の写真です。

参加者は、着物、じんべい、はっぴ等を着て、「かごめかごめ」「はないちもんめ」を歌い遊んでくれました。ぬりえも沢山塗ってコンテストにだしてくれました。
ドイツ語の世界で日本語や日本文化を学び続けるのは大変なことと思いますが、ぜひこれからも日本のこころを忘れないで続けていってほしいと願っています。
頑張れ。カールスルーエ日本語学校の生徒さんたち!!
日本語学校の関係者の方、独日協会のコーラス部の皆様、ibzの皆様、ご支援ありがとうございました。

投稿者 Nurie : 18:46 | コメント (0) | トラックバック

2007年12月15日

会場の付近の風景

    


12月2日(日)で展覧会は終了。片付けを終えて、会場付近の風景を納めました。
伝統的な建物に囲まれているカールスルーエ。落ち着いていて、街が安全で、建物と道と人々との距離感覚が程よく、心安らかに滞在することができました。

明日はもう日本です。
ドイツ展覧会エクスプレスを見てくださいまして、ありがとうございました。

投稿者 Nurie : 15:30 | コメント (0) | トラックバック

2007年12月05日

自然史博物館前の公園にできたアイススケート場

寒さなんか、関係ないとばかりにスケートに興じる人々

投稿者 Nurie : 15:28 | コメント (0) | トラックバック

2007年12月05日

カールスルーエのクリスマス市を楽しむ子ども達

ヨーロッパプラッツに作られたクリスマス市を楽しむ子ども達

マルクト広場のクリスマス市は、ピラミッドの回りに作られています。


クリスマス市の名物のホットワインを楽しむ人々。

投稿者 Nurie : 15:23 | コメント (0) | トラックバック

2007年12月05日

11月30日(金)ibz(国際交流センター)のパーティ

国際交流センターは、カールスルーエに来た外国の人が住みやすいように支援をしていくその中心センターです。それぞれの国の文化や伝統をお互いに尊重し、交流をはかっていくという会場なのです。今年は、このセンターで150ものイベントが開催され、様々な国から来た人々が交流を図ったことを祝いました。

司会・進行はこのセンターの開設の発案者である元市長さん。この日は、インド、パキスタン、イラン、トルコ、スペイン、チェニジア、韓国などなど10カ国以上の国から来た人が120名ほどの人々が集まりました。
私も、今回のぬりえ展をもってきた人として、紹介されました。
今回カールスルーエでぬりえ展を開催したことも、まさにこの一貫です。
ドイツの人々に日本のぬりえを紹介し、ぬりえを通じて日本の伝統、文化を知っていただけ、お互いにそれぞれの文化を尊重するという最適な場所がibzなのです。
展覧会の会期中、8回ほどロシア、オランダ、トルコなど国ごとの伝統文化紹介の会場として使われており、それらの人々が、日本のぬりえというものを見てくれたのでした。

投稿者 Nurie : 15:17 | コメント (0) | トラックバック

2007年12月05日

ベルリンの街のクリスマス市

ベルリンではクリスマス市が始まっていました。300万人都市ベルリンのクリスマス市は、規模も大きくてまるで遊園地のようでした。

投稿者 Nurie : 15:13 | コメント (0) | トラックバック

2007年12月05日

11月28日(水)ベルリン森鴎外記念館

ベルリンに行き、ブランデンベルク門、ベルリン大聖堂などを見、森鴎外記念館を訪問しました。森鴎外記念館は、フンボルト大学の一施設で、鴎外が青春の一時期を過ごした場所に建っています。

1884年から1888年まで約4年間をベルリンで留学、ベルリンには1887年4月るから1888年の7月まで滞在。この建物には最初の2ヶ月間下宿していたそうです。
東ドイツ時代にできたこの記念館は森鴎外研究を出発点として、日本文化、思想の翻訳、研究を行い、それらを紹介することを目的としているそうです。


訪れた時間には、閉館されていましたが、ここで習字をならっている女子学生に誘われて中に入れてもらい、見学をさせていただきました。
習字の先生は、土門(しもん)萃?(すいこう)先生。(嵯峨御所大本山大覚寺日本芸術部門所属教授荘厳斉)先生の字の形が好きと生徒さんたちは、すらすらと百人一首を書いていました。

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2007年12月05日

ドイツのサンタクロース

街ではクリスマスの飾り付けがあちこちで見られるようになりました。カールスルーエでは29日(土)からクリスマス市が始まります。
ドイツのサンタクロースは、24日のサンタクロースではなく、その語源である聖ニコラウスを祝っています。

そのため、子どもたちは聖ニコラウスの命日である12月6日のイブにあたる5日にプレゼントを貰う風習が残っています。
秋田のなまはげではありませんが、聖ニコラウスはただプルゼントをくれるおじいさん役だけではなく、「良い子にはプレゼント、悪いことをした子どもたちにはお仕置きを」をするのだそうです。

クリスマスの楽しみには、この聖ニコラウスのプレゼントだけでなく、アドベンツカレンダーというカレンダーがあり、1日から24日までの日程が書かれた部分をあけると、そこにお菓子が入っていて、「あといくつ寝るとお正月」のように、24日までを楽しみに過ごすのだそうです。
デパート、お菓子やさん、文房具屋、グッズショップなどには、様々な種類のアドベンツカレンダーが揃っています。
24日のクリスマスイブには、家族で教会のミサに行って過ごすそうです。

投稿者 Nurie : 19:59 | コメント (0) | トラックバック

2007年11月27日

ブルックザル城見学


    

25日は、Schloss Bruchsal(シュロスブルックザル)ブルックザル城見学と城の中にあるオルゴール博物館を見学しました。
今日は3℃と大変寒い日曜日。カールスルーエからドイツ鉄道で15分ほどのところにあるのお城はありました。

この土地の教会の牧師さんが住んでいたお城ですが、3代目のときにカールスルーエの王様にお城を取り上げられ、王様の亡くなった後はその未亡人である王妃が住んだお城だそうです。バロック造り、外の壁は、大理石や彫刻などがトランプルイユ(だまし絵)で描かれていました。遠くからみるとまるで彫刻があるように立体的に描かれています。
室内に入ると、やはり柱や天井の絵は、トランプルイユで描かれていました。広間はロココ調の華やかな造りで、大きなシャンデリアが下がり、マリアテレジアなどの絵が描かれていました。


このお城ではオルゴールが見学できます。パイプオルガンやピアノ型、お人形が動くものなど、様々な
種類のオルゴールが展示されており、時間になると案内人が、オルゴールをかけながら、解説をしてく
れます。オルゴールは今で言えば、レコードやCDのようなものだったそうですが、実際にピアノが音をだす仕組みであるので、音色は大変素晴らしいものでした。

   

タイタニックに置かれるはずであったが、完成が遅れたために残っているオルゴールやアデナウアー元
首相のオルゴール、庶民が楽しんだお祭り広場で演奏されるオルゴールなど、19世紀からの珍しいオルゴールの形と美しい音色を楽しむことができました。

投稿者 Nurie : 07:17 | コメント (0) | トラックバック

2007年11月26日

独日協会の方訪問


11日のオープニングの「ぬりえ文化の歴史的背景」講演を聞いて、感想をお寄せくださったレボンさんを訪問。音響関係のお仕事をするレボンさんは、アートに造詣が深い方、日本文化についても高い関心を持った方です。

独日協会のメンバーになったキッカケは、年2回カールスルーエの市民大学の「お寿司講座」に参加したことだそうです。お寿司講座の先生は、独日協会の会長の松島さんです。独日協会に入り、音楽のお好きな奥様はコーラス部に参加し、11日のオープニングのコーラスで歌を披露してくださいました。
その後日本にも行き、お寺などに泊まり、何もない日本のお寺の部屋に感激し、そのまま住み続けたい
と思ったほどだそうです。

日本コーナーを見せていただきましたが、奥様の書かれた「音楽」という書や日本的な小物がいくつも飾られていました。
日本ファン作りに「寿司」の影響が大きいと感じました。



ドイツの方の家に、こんな立派なお茶室があり、大変驚かされました。ここは、独日協会のメンバーのクリューガーさんのお茶室です。
独日協会のメンバーになったきっかけは、やはり独日協会の会長の松島さんでした。11歳の頃から、東洋の国の日本に興味があり、長い間日本に行きたいと思っていたそうです。
そこで、お茶の先生でもある松島さんに茶道を習い、独日協会に入り、独日協会の方々と一緒に1998年に日本を訪問されました。茶を勉強して大変良かった、畳に座っていると心が静かになると静かに語られました。

お庭には、園芸を勉強されたクリューガーさんのデザインで日本庭園がありました。素晴らしい家、茶室日本庭園、すべてにクリューガーさんの気が込めらて作られたものでした。お茶を通じて、日本文化に深い理解を示される方でした。

大変日本に関心が高く、理解が深い方がいる独日協会メンバーに出会い、日本人として嬉しくなりました。

投稿者 Nurie : 06:51 | コメント (0) | トラックバック

2007年11月26日

ぬりえ講演とぬりえコンテスト発表

   

「ぬりえと脳」についての講演とぬりえコンテストの発表が23日(金)に開催されました。当日は雨の悪天候の中20人程の方々が国際交流センターにお集まりくださいました。
30分ほどの講演ですが、ドイツの人びとにとっては、日本で人気の「大人のぬりえ」も初耳であり、ぬりえが脳の活性化に有効であるという内容については画期的なことであり、年配者を中心に熱心に聞いていただきました。

ぬりえは
・前頭葉の血流、脳波から、認知症や鬱病の予防に期待ができる
・「きいちのぬりえ」の特徴は、「顔がである」・・・人間にとって顔は特別の共感性がある
・「ぬりえの色が大事」・・・色は心の情動(喜怒哀楽)に大きく影響がある
・「アイコンタクト」心が気持ちがよい・・・きいちの少女は塗っている人を見つめている。
 このアイコンタクトは、相手を認めていることであり、それにより心が気持ちよい。
と講演いたしました。
講演後会場からは、
・Q:このようなことは、病院でしたほうがいいのではないかということが出ました。
A:すでに日本では老人施設でされているところもあるが、残念ながら人手がいるので、すべてのところがしているわけではない。又、そのような私設に派遣することができるように、ぬりえのインストラクターを養成しているところもある。
・Q:とのように塗ったらいいという法則などはありますか?
A:ぬりえに間違いというものはありません。自由に好きなように塗っていただきますが、美しい配色です ることはまた次のステップです。
・Q:大人のぬりえという本を、ぬりえ美術館に頼んだら送ってくれますか?
A:ドイツやフランスの美術館には、大人がしても良いと思われるぬりえが数多くあります。大事なことは
どのような本かということではなく、ぬりえを大人がするという新しい切り口、考え方が大事です。

この後、休憩に入り、お茶とクリスマスのクッキーを楽しみ、参加者の方々と交流しました。
・ドイツでも認知症の問題はあるので、このような講演は初めて聞いたが、大事なことであると思った。
・このような内容を発信するために、1人で遠い日本から来てくださって、素晴らしいと激励してくださいました。
・重要な発表であるので、これからも多くの人に伝えて欲しい。
   

   

右上(金賞)、左下(銀賞)、右下(銅賞)
コンテストの発表は、独日協会の松島会長さんから、それぞれの作品の講評をつけて発表されました。あいにく受賞者の出席が少なく、関係者の方々にお渡しをしました。親子でそれぞれ金・銀・銅賞を受賞された方もいらして、おお喜びでした。
プレゼントは、きいちのパズルやグッズにきいちのぬりえ本、資生堂の化粧品がカールスルーエの袋の入れて手渡されました。
受賞者へのプレゼントは、小学館、資生堂ドイチェラント、国際交流センター、ぬりえ美術館からの提供でした。

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2007年11月24日

KIKO-KOI-FARM(鯉養殖場)訪問


独日協会のメンバーの方は大変な日本ファンが多くいらっしゃいます。その中のお1人であるキルヒクノプフ(kIKO)さんは、日本の錦鯉をカールスルーエの郊外で養殖しています。22日に訪問して、鯉を見せていただきました。
鳥居や東屋などがある日本的な庭園の中や室内の池に錦鯉が飼われていました。


KIKOさんの鯉は、昨年4月の日本でのコンテストで2位も受賞したほどです。
日本から届いて1ヶ月目の2歳の錦鯉は、「今日が届いてからはじめての餌を与える」と私たちの見ている前で餌を撒いていました。初めは怖がって上に上がってこなかった鯉がしばらくすると大丈夫と思ったのか、パシャ、パシャと音と立てて餌を食べに来ました。大正三色、藍衣、銀輪など初めて耳にする錦鯉の名前でした。


kIKOさんは、この鯉をモチーフに絵を制作しており、自宅のギャラリーには魅力的な絵が展示されていました。

投稿者 Nurie : 08:30 | コメント (0) | トラックバック

2007年11月22日

Bernback幼稚園訪問


20日(火)にカールスルーエから1時間ほどの黒い森のふもとのBernbackにある幼稚園を訪問しました。Bernbackに着くと、屋根には雪が積もっていました。


6歳児がぬりえをしてくれることになりましたが、ドイツのぬりえが良いか日本のぬりえが良いか先生は子どもたちに選ばせます。日本のきいちのぬりえが塗りたいと言って、塗ってくれました。
プログラムがしっかりきまっているのではなく、幼稚園に来ると、お人形やつみき、ぬりえなど好きなところで遊ぶことができるのだそうです。3歳から6歳までが一緒に一つのグループを作って一緒に遊び、学んでいるそうです。
30人の小さな村の幼稚園ですが、先生たちの目が行き届いた温かい幼稚園でした。

投稿者 Nurie : 05:33 | コメント (0) | トラックバック

2007年11月22日

ぬりえ審査

18日までに集まったぬりえを独日協会の松島さん、国際交流センターのカプラーさんと私の3人で選びました。合計41枚のぬりえを年齢別に分けて、審査。一生懸命塗ったぬりえ、オリジナリティーの感じられるぬりえ、元気一杯のぬりえを中心に選びました。

このコンテスト入賞者の発表は23日(金)の15時からは発表されます。同じ日には、「ぬりえと脳」の関係の私の講演が発表に先立ちあります。


午後はデザイナーのルイジ・コラーニさんの作品を展示しているホールがカールスルーエにあるというので見学してきました。あいにくコラーニさんはいらっしゃいませんでしたが、ほとんどはこの会場にきて自分の作品をつくっているそうです。
トラックや上海の中洲にある街づくりのデザインなど最近の作品も展示されています。


夜は11日のオープニングで歌を披露してくださった独日協会のコーラスの練習に参加させていただきました。今夜の歌は来年1月の日本語学校の新年会に披露する予定の「冬景色」でした。歌詞を日本語で読んで、意味をドイツのかたに伝えていきます。その後ソプラノ、アルト、バスのそれぞれのパートを楽譜を見ながら歌いました。参加者は日本人が有馬先生ご夫妻を含めて6名、ドイツ人が3名でした。

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2007年11月20日

オープニングによせられたコメント

11月11日のオープニングの講演「ぬりえの文化その歴史的背景」を聞いた方から早速コメントをいただきましたので、ご紹介いたします。MOREをクリックしたいただくと、日本語訳になりますので、ぜひご覧ください。

Dear Mrs. Kaneko,

my wife and me (she is a singer in the DJG-chorus) were very pleased tomeet you yesterday and to learn from you about the Nurie-Art. It wasvery interesting for us to understand this aspect of the cultural relationship between Japan and Europe. Thank you very much for coming toKarlsruhe!

日本語訳
私の妻と私は独日協会のメンバーですが、ぬりえ展のオープニングで貴方に会い、ぬりえ芸術について講演をお聞きしました。
それは私たちにとって、このような日本とヨーロッパの文化的関係の一面を理解することは大変興味深いことでした。
カールスルーエに来てくださったことに感謝しています。

LeBongさんのウェブサイト:
http://www.lebong-audio.de/notizen
こちらにもオープニングの記事が掲載されています。
翻訳しましたら、またご紹介したいと思います。

投稿者 Nurie : 20:46 | コメント (0) | トラックバック

2007年11月18日

とうとう雪が舞い始めました

昨日は霙まじりでしたが、15日の朝はとうとう小雪がチラチラと舞っています。11月半ば、冬の時期到来ということでしょうか。
        

国際交流センターの公園には、面白い形の遊戯道具がありました。ジャングルジムと思われるものはあ
や取りの橋のような形をしています。ブランコは上からつるされたお椀のような形をしたものがあり、これはクルクルと円を描いてのるものでしょうか。その他滑り台がついた遊戯道具など、日本では見たこともない形でした。

   

ZMK(メディア美術館)
ZMKは今年で開館10年になるメディア専門の美術館です。3部構成からなる建物は、戦前は軍の建物だったそうですが、被害があまりなかったので少し手直しをして、中央部がZMK、右手が工芸大学、左手が市立美術館で構成されています。
ZMKの1階は、受付、グッズショップ、喫茶店があり、3階まで吹き抜けの広々とした館内です。
今日は曇っていたので暗かったのですが、天井はガラスだそうで、太陽があるときには大変明るいそうです。喫茶の部分は時々広場になり、パフォーマンスや音楽が開催されるそうです。

        

入場料は5ユーロ。入り口を入ると、私の顔がドラムに映っているので、近ずいてみると、ドン!と
ドラムが鳴り、最初から驚かされました。
壁面にカラフルが映像や、白黒の映像が3階から下に流れてくるものなど、様々な映像があります。
中には日本人の作品もあり、前面に水玉の画像があり、その水玉に触れると水玉の音がしたり、動いた
りするものは、音や動きが可愛らしいものでした。その他本の画像があり、ペンで一ページづつ開いていくと、漢字とひらがなが右ページにあり、左ページには林檎なら林檎の絵がでてきます。その林檎にペンをあてるたびに、一口、一口林檎が齧られていきます。ドアに触ると、画面の前にあるドアの画像が開閉するものも、楽しいものでした。

        

ZMKの外にでると、ZMKに向かって右手の建物は検察庁、塀の高い刑務所のような印象の建物でし
た。左手は大きなSUSHIと中華のレストランがありました。カールスルーエでも寿司が人気のようです。

投稿者 Nurie : 17:39 | コメント (0) | トラックバック

2007年11月15日

白井光子先生に出会う

朝から小雨がふっていましたが、3時ころには少し青空が見え、晴れかと思ったのもつかの間、すぐに霙が窓ガラスを打ってくる。今年の初雪とのこと。もうすぐ冬の季節になることを告げているのか。


郵便局のギャラリーで、白井光子氏にお目にかかる。昨日の朝、ブグに白井光子氏のことをお知らせしたばかりであるので、この偶然に我ながら驚くとともに、大感激いたしました。

ご病気をされていたのだそうで、今日はカジュアルな格好でとおっしゃっていられましたが、快くご一緒に写真に納まってくださいました。
すでにぬりえ展のことはご存知で、嬉しく思いました。
世界的に活躍する偉大な方でいらっしゃるのに、気さくにお声をかけてくださるなど大変やさしく、自然体の方でした。一日も早く健康を回復されることをお祈りしています。

    

国際交流センターの近くに武道場があると聞いて、見学をしてきました。
今日は柔道の稽古をしていました。小学生位の子供たちの20名ほどが稽古をしていました。鬼ごっこのようなものをして、広い畳マットの上を走り回って、それは準備運動なのか、その後2列になって、「礼」をして、投げる練習を開始していました。
参加者の殆どが女子で、フランスの女子柔道が日本の女子の柔道人口より多いという話を聞いていましたが、ドイツも女子に人気があるようでした。。
道場の壁面には、ここで行われている武道の紹介がされています。
空手、剣道、合気道、柔術などで、練習の様子、競技会の表彰の様子などが写真とともに紹介されていました。空手は、カールスルエ・ウェルテンブルグ州の空手の会の冊子まで発行されて、熱心な様子が分かりました。


国際交流センターのぬりえ展の会場に本日いらした来場者は、北のリューベックからカールスルーエに家を探しに来た若い女性で、自分の手帳に自分で絵を描くなど絵が好きという方が来場されました。
日本のぬりえ美術館の来館者が塗られたぬりえのファイルをお見せすると、
○日本画の雰囲気がする。○着物が素敵 と熱心に見てくださった。
お友達に知らせたり、彼女は喘息の治療のためにリューベックに転地治療をしに行っているそうで、病院の老人にぬりえをさせてあげると、コンテスト用のぬりえを何枚か持って帰って行きました。
カプラーさんも顔を出し、今日はロシアの子ども達がきて、ぬりえを持って帰ったと報告してくれました。
少しでも多くの方に見ていただきたいと願っています。

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2007年11月15日

オープニングセレモニー 11月11日(日)


今回の会場の国際交流センター
15時からの開催のために13時から、小雨降るなかをダンスをする子ども達。コーラスをする人びとなどが三々五々集まってきます。


この日のために、独日協会のメンバーは着物をきて、コーラスを披露。準備を見ていてびっくりしたのは、ドイツ人が着物を着せてあげている姿であった。写真はドイツ人がドイツ人に着付けをしているものですが、日本人にドイツ人が着付けている姿は、さすが独日協会であると関心してしまいました。


セレモニーは、コーラスから開始。「紅葉」「村祭り」の2曲を披露。紋付袴で指揮をされ、またコーラスの先生をされているのは、カールスルーエの音楽大学で声楽を教えているという有田先生ですので、本格的なコーラスでした。


次に国際交流センターのカプラーさんからの開会の挨拶。高いテーブルによりかかってのラフな形での挨拶が決まっていました。


会場には、ドイツの方と結婚された方、またそのかたがたのおじいさんやおばあさん、カールスルーエに住む日本の方、日本ファンのドイツの方など、100人以上のかたがたが集い、日本のぬりえ展の開催を待ち、日本的な式典を楽しまれていました。


今回は国際交流センターと独日協会、ぬりえ美術館3者による共催であるので、カールスルーエの独日協会の会長の松島さんが挨拶。開催に至る経緯、ぬりえ美術館の紹介をし、ドイツのぬりえを会場でプレゼントしてくだいました。


その後、日本語教室の子どもたちの「かごめかごめ」や「はないちもんめ」に子どもたちの大きな声と笑い声がこだました。子供たちも浴衣やじんべい、祭りの法被など、着物姿である。海外で日本の伝統を受け継いでいくのは大変なことであると思うが、日本の伝統を意識して守っている姿は素晴らしいと思いました。

今日のセレモニーのメインは、筆者の講演「ぬりえ文化 その歴史的背景」でした。スライドごとに
ドイツ語の通訳をいれていただき、日本語とドイツ語で講演をさせていただきました。多くの方にご清聴していただきました。
講演後には、「ぬりえの歴史を初めて知りました」ときいちで遊んだ日本のかたがたから声がかかりました。わざわざ私のところまで質問をされにきたドイツ人夫妻は、「建物が映っていましたが、これは公共てきなものか、プライベートのものか」と質問されました。「個人でしているものです」と答えると「このような活動を個人にされていることに、尊敬をします」と感激されていました。


セレモニーを祝って、有馬先生と同じく音楽大学で声楽を学んでいる女性と二人の合唱で、日本の春夏秋冬の歌を4曲、素晴らしい声で歌ってセレモニーを飾りました。


最後に独日協会の松島さんが、参加者を持て成すためにお寿司が振舞われましたが、その海苔巻きの寿司を作ってくれた方を労い皆様に紹介されました。

セレモニー終了後は、お寿司とシャンペン、オレンジジュース、ケーキなどを全員で楽しみ、ぬりえもゆっくり見学していただきました。
お腹が一杯になると、きいちのぬりえを塗ってコンテスト用のボックスにいれている子ども達や家に持ち帰りゆっくり塗るのだと喜んでぬりえを手にしていました。

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2007年11月12日

カールスルーエの街

ドイツぬりえ展エクスプレス1

カールスルーエの街は、プラタナスや栃の木などの葉が黄葉して、黄金色です。
ぬりえ展の開催中(3週間)にはこれらの葉も落ちて、月末にはクリスマス市も始まり、冬支度の時期にになりますが、今はつかの間の黄金色を楽しんでいます。

会場の準備は、国際交流センターの管理人さんが何百回も展覧会を開催の準備をされているので、手際よく広い会場の壁に額を展示して行ってくれました。

本日15時から開催のオープニングセレモニーの様子は、またご報告いたします。

ドイツのぬりえ展については、 美術館便り などをご覧ください

投稿者 Nurie : 18:09 | コメント (0) | トラックバック

2007年11月11日