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11月の美術館ニュース(2)

モノづくり見学・体験スポットの人気工房

伝統から派生した布団のリフォーム事業
花嫁わた(株)は、社歴130年を刻む布団事業の老舗です。創業時の明治から昭和の時代にかけては新品の布団の製造・販売が主体でしたが、平成に入ってからは布団の「リフォーム」専門に転換。さらに2年前、6代目の代表取締役として経営を引き継いだ吉村祐介さん(39)が経営にベンチャー魂を注入して布団リフォーム事業をより鮮明にし、日本人には欠かせない布団文化を進化させる新たな業態を切り開き始めています。

仕立て直しシステムが震災の被災地支援にも貢献
花嫁わた(株)の布団リフォームは、使い古しの布団を洗浄・仕立て直して新品同様の布団に再生する事業です。粗大ゴミとして焼却するのでなく、資源としてリサイクルするので、環境・資源対策上も好評です。社内ではIT化を進めて、全国から綿、羽毛、羊毛の布団のリフォーム注文を受け、顧客(家庭)から宅配便で引き取り、前橋、山梨、埼玉などの工場で再生したうえ、宅配便で返送するシステムを構築しています。

「あきらめていた布団が見違えるようによみがえった」といった反響が多く寄せられ、着実に客層を広げています。東日本大震災の折には、被災地の惨状を目の当たりにした吉村さん自身の発案で、首都圏の家庭で不要になった布団を回収・仕立て直して被災地に無償提供する支援を行い、話題を集めました。
独自のリフォームシステムが災害時にも役立つことを立証したわけですが、将来的には「いつでも手軽に、布団がリフォームできることを広く知ってもらい、その専門企業として知名度を高める仕組みをつくるのが目標」と吉村さんは話しています。

楽しい見学・体験ツアーも
本社の展示コーナーでは、布団づくりの歴史を示す写真や機材が公開され、仕立て直しのビデオ映像も用意されています。「予約制のワークショップ」「わた操り」なども体験できます。見学・体験をご希望の方は事前にお問い合わせください。
花嫁わた(株)(布団仕立て直し)
東日暮里6-49-18 営業時間:午前9時半-午後5時 
定休日:日曜日・祝日 TEL:03-3803-3311

今月のエントランス

「オ買物」
作者:ヒデオ
年代:昭和10年代

たくさんの荷物を持って人形店から出てきたオシャレな少女。大好きな人形をたくさん買えてとても嬉しそうな表情をしています。家に帰ったらお人形と何して遊ぼうかなっと考えながら愛犬と帰る姿が、とても可愛らしいですね。

ぬりえ美術館メディア情報
京成電鉄、「下町日和マップ」に、ぬりえ美術館が掲載されました。

【展示室のご案内】
2011年11月~2012年2月まで、館内の展示は常設展となります。
きいちのぬりえを中心とした、昭和20年~30年代のぬりえの展示となります。懐かしいぬりえの世界を観て、塗って、体験してください。

投稿者:Nurie |投稿日:11/11/03 (木)

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