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東京電力メールマガジン 『テポーレ悠遊ナビ』

2月14日発行、東京電力のメールマガジンに大人のぬりえについてと
館長 金子のインタビュー記事が紹介されました。

□==== テポーレ悠遊ナビ ====□
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Vol.120 2008年02月14日発行
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……1【食】国民的な人気を集め続ける板チョコレート
……2【趣】大人の塗り絵が人気
……3【募】ゆうゆう川柳『人生劇場』~お題は『大当たり』~
……4【当】タニタの温湿度計を5名様にプレゼント
……5 編集後記
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…2【趣】大人の塗り絵が人気
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皆さん、小さいころに塗り絵を楽しんだ思い出はありませんか?塗り絵は、子 どもの夢やあこがれなどをはぐくむ、貴重な遊び道具でした。ところがここ数 年、色鉛筆や水彩絵の具を使った塗り絵が大人の趣味としても注目されてきて います。
大手出版社では、この3年間で花、動物、風景、名画など31点を出版、総計 215万部を発行するなど、大人の塗り絵は人気商品となっています。また、 美しく仕上げるために色の重ね方やぼかし方など塗り方のコツを指導する「大 人の塗り絵教室」も各地で開かれ、こちらも大盛況なのだそうです。さらに、
脳の活性化と老化予防に効果があるといわれ、介護保険施設などでも「塗り絵 教室」を開くところが増えてきています。一体、塗り絵は脳にどのような刺激 を与えるのでしょうか?
脳科学的立場からさまざまな心の健康を提唱している日本ブレインヘルス協会 でも「塗り絵」を評価しています。同協会理事長で杏林大学医学部教授古賀良 彦氏のお話によると
1:原画を手本としながら下絵を見定め、色を考える。
このとき使っている脳の部分が「後頭葉」と「側頭葉」
2:絵全体のバランスを把握するのが「頭頂葉」
3:手を動かして作業するのは前頭葉の中の「運動野」
など、脳全体を活性化させるためには塗り絵が良いということでした。

また、脳波を測定すると、塗り絵作業の後はリラックスしたときに出るα波が 増えることから1日30分程度、無心に塗り絵に向き合うことで、脳のリフレッ シュ&ストレス解消にも役立ち、あらゆる世代にもおすすめだというお話でし た。

ところで、塗り絵は日本でいつごろから行われるようになったのでしょうか?
東京・荒川区にある「ぬり絵美術館」館長の金子マサ氏のお話では「日本にお ける塗り絵は、明治時代になって学校教育として図画の教科書に色を塗ること が始まり。明治時代の後半には、すでにはがきの絵に色を塗って送ると賞金や 賞品がもらえるということが行われていた。一番盛んだった時期は昭和20年 代~30年代」ということでした。金子マサさんは塗り絵作家として有名だっ た蔦谷(つたや)喜一さんの姪(めい)にあたり、塗り絵の収集や研究につと めています。金子さんはさらに「塗り絵は世界中で行われていて、特にヨーロッ パでは子連れで旅行に行くときの必需品。長旅で子どもが時間を持て余したと きの遊び道具として駅や空港の売店に必ず置いてある。しかし、大人が塗り絵 を楽しむというのは、今のところ、日本以外にない。老化予防に役立つという ことでいずれ海外でも注目されるに違いない」と付け加えていました。

塗り絵本は大きな書店で、塗り絵用品はデパートや画材店などで取り扱ってい ますので購入も簡単です。絵を描くのは苦手という人も、ぜひ一度、塗り絵に チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

◆東京電力のホームページURL
TEPORE
http://www.tepore.com/

◆『悠遊ナビ』 メールマガジンの新規登録URL
https://www.tepore.com/mr/Touroku.htm

投稿者:staff |投稿日:08/02/24 (日)

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