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3月の美術館ニュース

春の訪れの3月は卒業シーズンでもあります。巷には卒業する大学生の美しい和服姿を見かけるようになり、華やかですね。皆様の新しい門出をお祝いしたいと思います。
 
 館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々に合った季節のものやテーマを儲けて月毎に展示しています。 このコーナーでは、月替わりのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

タイトル:ちいさいおだいりさま
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
寄  贈:福井 紅子氏

今月のエントランスは、三月のお雛様のぬりえを展示しています。

 女性にとって、ひな祭りはいくつになってもこころワクワクする楽しい行事のひとつですね。
先日、70代の方からお電話をいただき、そのなかで、「大きなひな飾りを子どもの頃に飾ってもらって、とても楽しみだった。片付ける日の前の夜は、おひな様の飾られた部屋に床を敷いてもらいました」というお話しがでました。
おひな様を3月3日を過ぎても飾っているとなかなかお嫁さんに行かれないと言われますが、昔もそのようなことを言われていたか、お尋ねしてみました。今から60年以上も前のことですが、やはり当時でもそのように言われていたそうで、お母様はお嬢様にお嫁さんに行って欲しいと願って、一生懸命早く片付けられていたことを思い出します、とおっしゃっていました。
 ぬりえの手前には、白酒のとっくりとお菓子が描かれています。菓子は、昔から伝わる伝統の盛り菓子で、金花糖の「鯛(たい)」、「団子」、生砂糖(きざと)の「蝶」や「桜の花びら」「わらび」等など、季節を感じられる品物と色合いで、おひな様の祭りを更に華やかにしてくれます。
 六本木ミッドタウンの有名菓子店のとらやでは、お菓子のほかにギャラリーで春の季節にふさわしく、また、日本人に愛されている代表的な花である「さくら」を取り上げ、お菓子の他に桜の柄の「風呂敷」や桜色の懐紙などの桜のグッズを販売し、好評だそうです。
季節ごとのお菓子やグッズを楽しめるのも、日本の四季が私たちにもたらしてくれる豊かさではないでしょか。 (館)

今月のエントランスは、三月のお雛様のぬりえを展示しています。

 女性にとって、ひな祭りはいくつになってもこころワクワクする楽しい行事のひとつですね。
先日、70代の方からお電話をいただき、そのなかで、「大きなひな飾りを子どもの頃に飾ってもらって、とても楽しみだった。片付ける日の前の夜は、おひな様の飾られた部屋に床を敷いてもらいました」というお話しがでました。
おひな様を3月3日を過ぎても飾っているとなかなかお嫁さんに行かれないと言われますが、昔もそのようなことを言われていたか、お尋ねしてみました。今から60年以上も前のことですが、やはり当時でもそのように言われていたそうで、お母様はお嬢様にお嫁さんに行って欲しいと願って、一生懸命早く片付けられていたことを思い出します、とおっしゃっていました。
 ぬりえの手前には、白酒のとっくりとお菓子が描かれています。菓子は、昔から伝わる伝統の盛り菓子で、金花糖の「鯛(たい)」、「団子」、生砂糖(きざと)の「蝶」や「桜の花びら」「わらび」等など、季節を感じられる品物と色合いで、おひな様の祭りを更に華やかにしてくれます。
 六本木ミッドタウンの有名菓子店のとらやでは、お菓子のほかにギャラリーで春の季節にふさわしく、また、日本人に愛されている代表的な花である「さくら」を取り上げ、お菓子の他に桜の柄の「風呂敷」や桜色の懐紙などの桜のグッズを販売し、好評だそうです。
季節ごとのお菓子やグッズを楽しめるのも、日本の四季が私たちにもたらしてくれる豊かさではないでしょか。 (館)


◆ぬりえ美術館への交通アクセスが広がります。◆

日暮里・舎人ライナー3年3月30日(日)開業。
小田急ロマンスカー3月15日より東京地下鉄(東京メトロ)へ直通運転を開始。

 ぬりえ美術館への交通アクセスとして、新たに加わった路線情報をご紹介いたします。
 新交通システム「日暮里(にっぽり)・舎人(とねり)ライナー」は、日暮里駅~ 見沼代親水公園駅の全13駅を通ります。日暮里から3つ目の駅熊野前(くまのまえ)は、都電荒川線熊野前駅と直結しています。隣駅の東尾久三丁目はぬりえ美術館の最寄り駅となっておりますので、一駅都電を利用されるか、天気の良い日には都電沿いに歩いて来られるのも良いかと思います。
 また、小田急ロマンスカーが東京地下鉄(東京メトロ)へ直通運転を開始することにより、北千住駅~箱根湯本間が開通します。北千住から町屋までは一駅ですので、厚木や箱根方面から来られる方は非常に便利になります。ロマンスカーですので、乗っているうちに旅行気分に浸ってしまうかもしれません。

【ぬりえ美術館 メディア情報】

○雑誌『nid vol.6』の特集「路面電車でワンデイトリップ」のなかで、ぬりえ美術館が紹介されています。(3月20日発売)
○東京電力の会員向けメールマガジン「テポーレ・悠々ナビ」に、大人のぬりえについての記事が掲載されました。

今月のエントランス

 3月のエントランスは福井紅子さまより当美術館に寄贈していただいたぬりえを「弥生月編」と題して展示しております。

 寒さが残る3月上旬。この時分に最初に私たちに春の喜びを与えてくれるのが、桃の節句です。
 きいちのぬりえにも登場する菱餅は白・緑・桃色の3色で構成されていますが、最初は白と緑の2色で、その後桃色(紅)が加わったそうです。
 これは、白い雪の中から緑の芽が出て桃色の花が咲くという春の息吹を象徴しているそうです。
 日本の行事を盛りたてる品々の組み合わせには、必ずといっても良いほど日本古来の祈りと文化の余裕を感じることができます。

【展示室のご案内】

6月1日(日)まで「携帯絵かき笠尾の絵コミュニケーション展」を開催しております。携帯電話で街並みを撮影して、それを下絵としてぬりえをしてもらう携帯絵かきの展示・企画展です。

投稿者:staff |投稿日:08/02/24 (日)

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