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ぬりえで絵本を作る(1日ぬりえ講座)

フェリス女学院大学にて、1日ぬりえ講座を開催し、最終的にぬりえで絵本を制作しました。
「5時限もぬりえについて話すことがあるのかしら?」と心配される方もあるでしょうが、ぬりえは実に奥の深いものなのです。なぜ今ぬりえなのか、ぬりえを学ぶことが新しいことから始まり発祥の歴史、世界のぬりえの状況を講演しました。初めて聞くぬりえの話に、学生の皆様はびっくり!
実技では、自由に塗ることから、携帯ぬりえで撮ったフェリス女学院大学の景色を下絵にして、そこにきいちのぬりえの少女たちを切り貼りして、絵本をつくっていただきました。
同じ背景、同じきいちの絵から生まれたとは思えないほど、独創性に富んだ8本の絵本作品が仕上がりました。1日という長い時間でしたが、お休み時間にも一生懸命ぬりえをして完成させた学生の皆様の熱意に感激しました。これからも、ぬりえを日常に取り入れて、集中する気持ちよさ、創造性を楽しまれることを願っています。

参加者の声をご紹介します。

実施日:平成20年2月7日(木)9時~17時の5時限
場所:フェリス女学院大学
対象:日本文化講座に応募した1年生~4年生45名
内容:5時限を2分割して、講義とぬりえの実技で進め、絵本をグループで作成

参加者の声
○全体的な感想
・講義を聴いて、聞く前の子どものもの、単純なもの、高齢者のためという印象からまっ たく変わった。
・日本独自のものでなく、世界でぬりえがされていることを知った。
・脳に良く、老人や治療につかわれることを知った。
・世界の中の日本への注目度を考えると、ぬりえに対する価値観が高くなった。
・大人のぬりえブームは、現代人にとって一時でもこころを無にして夢中になれるものとして、必然だっ たのかもしれない。
・創造性があることが分かった。
・ぬりえを見直すきっかけになった。
・共同作業がたのしかった。

○実技に関する感想
・時間を忘れて楽しめた
 (ぬりえの塗り方、工夫の仕方が増えて面白かった。状況を思い浮かべて塗ることが楽しかった)
・久しぶりに塗って楽しかった。
 (子どものころを思い出した。小さい頃とは違う塗り方を、あらためて発見できた)
・ぬりえと携帯ぬりえ(写真加工ソフト)を使って作品をつくることが楽しかった。
・他の人たちの作品もたのしめた。(個性がでることがわかった)
・塗っているうちに自分の作品に愛着が出てきた。
・家でも祖母などと一緒にぬりえを楽しみたい。(自分でもまたやりたい)

○留学生の意見
・日本文化について、ぬりえを通じて学ぶことができてうれしかった。
・他の学生との共同作業が思い出となった。
・小さい頃は貧しくて、材料が買えなかったため、ぬりえができなかったが、大人になってからは、ぬりえ は子どもの遊ぶと思い、やらなかった。しかし、今回初めて体験して、大人でも楽しめることを知った。  良い体験ができた。
 

投稿者:Nurie |投稿日:08/02/29 (金)

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