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12月の美術館ニュース
今年中は、ご来館いただきまして、ありがとうございました。 今年も、ぬりえについての情報発信がいくつかできたと思っております。秋にニューヨークで実施した海外初の展覧会の開催。12月は、2冊目のぬりえの本、「ぬりえの心理」の発売。
昨年の「ぬりえ文化」は専門書でしたが、今回は、ぬりえを塗る子どもや買ってあげる親、
人気作家だったきいちの気持ちになって、その立場から書いたエッセー10編からなります。
ぬりえの関心が高まることを願って書きました。年末・年始にぜひご一読をお願いいたします。
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々に合った季節のものやテーマを儲けて月毎に展示しています。 このコーナーでは、月替わりのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
タイトル:せんはづるをつくりましょう
作 者:きいち
年 代:昭和30年代
寄 贈:福井紅子氏
今月は、きいちの復刻版のぬりえの「着物編」と
「ドレス編」に掲載されているぬりえの一部をご紹介しています。
昭和20年~30年代には、ドレス編に描かれたようなロングドレスや透けたようなドレスの生地や、裾がフワ、フワに広がったようなドレスは、めったにみかけることができない服装でした。
お遊戯会や学芸会の劇の中で、洋風の劇を演じるときに、このようなドレスを着たという方もいるかもしれませんが、一般の人にとっては、映画の世界でみるような夢のような憧れでした。
それが現代では、テレビの中のタレントさんはいうに及ばず、ロングドレスなどがパーティや結婚式などで、一般的に着られるようになり、珍しいものではなくなりました。ところがその反面、着物姿の方が珍しいものになってしまいました。
ぬりえの世界では、お正月、ひな祭り、夏の浴衣、花嫁姿、など様々に、当時の美しい着物姿が描かれています。自分では着ないけれど、ぬりえの中で、着物をきたような気持ちになって
ぬりえをしてみるのは、いかがでしょうか。(館)
【今月のエントランス】
「大判ぬりえより、ドレス編・着物編」今秋発刊された『大判ぬりえ ドレス編/着物編』に使われた
ぬりえを一部ご紹介しております。寄贈してくださった
福井さんが当時塗られたぬりえです。大変センスの良い
配色ですので、ぜひご覧になってくださいね。
今回発売になりました『大判ぬりえ ドレス編』の表紙を飾る女の子のティアラ。女の子ならドレスだけには留まらず、誰もが一度はティアラをつけることにも憧れを抱くものではないでしょうか。ティアラは弧の形をした冠のことを指し、ヨーロッパの貴族社会を中心にそのステータスを象徴するものとして宮廷行事などで着用されてきました。ヨーロッパでは今でも社公会デビューした子女たちが純白のドレスにティアラを着けて舞踊会のオープニングを飾るという慣習が残っているのだそうです。まるでお伽話に出てきそうな優雅な世界ですね。
渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムでは年明けの1月20日(土)から3月18日(日)まで
「プリンセスの輝き ティアラ展 ~華麗なるジュエリーの世界~」の展覧会が開催されます。
芸術にまで高められたジュエリーの世界をのぞいてみるのも素適ですね。
http://www.bunkamura.co.jp/shokai/museum/index.html
○アメリカのCBSテレビに「大人のぬりえサロン」が取材されました。「UP TO THE MINUTES -LETTER FROM ASIA-」
という番組において12月に全米で放映される予定です。
○東京放送(TBS)系 BS・CS放送番組「本と出会う」(30分番組)において、下記チャンネルで紹介されます。
*BSデジタル放送「BS-i」チャンネル
*CSデジタル放送「TBSニュースバード」チャンネル
・12月23日(土) 11:30より 「TBSニュースバード」
・12月24日(日) 7:30より 「BS-i」
・ 同日 11:30より 「TBSニュースバード」
○主婦たちへ贈るこころのマガジン【清流】12月号で「大人の夢中 楽しいぬりえ」に紹介されました。
投稿者:staff |投稿日:06/12/01 (金)
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コメント
こんにちは。
大道芸観覧レポートという写真ブログをつくっています。
昔の洗濯機の広告についても
とりあげています。
よかったら、寄ってみてください。
http://blogs.yahoo.co.jp/kemukemu23611
投稿者 kemukemu : 2007年01月13日 21:15