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ドイツ・フランスぬりえ事情(2)

2.パリの出版社 HACHETTE社
・アシェット社はエッフェル塔のすぐ近くにあり、又ガラス張りのモダンな建物の日本文化会館のすぐ隣といってもよいほどのところにあります。
大変古い歴史のある非常に大きな会社だそうです。ぬりえも3部門あり、オリジナル、テレビなどのキャラクター、ディズニーを扱う会社があるそうです。
若い女性の、BENTさんがインタビューに答えてくれました。
BENTさんは、なんと日本ファンの女性で、ラフなスタイルをし可愛らしい女性でした。

ぬりえの効用について
・字を書くための練習や色鉛筆を持つもち方の練習をするため。
・枠線から出ないようにすることを学ぶため。規則を遊びながら覚えられる。
・芸術など、きれいな色を選ぶ、配色など色彩感覚を学ぶ
・自分で描けなくても、きれいな色で仕上げることができる初めての経験になる豊かなものである。
・ぬりえをするときに、親も大事な役割があり、ただぬりえを子供に預けるだけでなく語りながら教えてあげるなどするとさらに良いものができる。
*親の役割について言及したのは、彼女が初めてでした。
・フランスでは幼稚園で教える。枠線からはみ出ないようにすることを教えている。
*それは、自分で描くのとは、学ぶ内容が違うと考えているからだそうです。。
*フランスでは、ぬりえは教育のプログラムに入っているので、アシェット社では、教育部門が学校と連絡をとりあってぬりえの出版をしているそうです。
 幼稚園では、インターネットから絵を取り込んで、子供たちに塗らせたりもしているそうです。
・フランスでは、乗り物にのるときの必需品のため、バカンスの前、特に5月の夏休み前には、ぬりえが一番売れるそうです。次はクリスマス前に売れるそうです。
・アシェット社のぬりえは、本屋、スーパーマーケットの両方で売られていいます。

大人のぬりえについては
・フランスでも、モネ、マネなどを描くということがあるが、大人は自分で描きたがるという意見でしたが、高齢者のことや脳のことを話すと、それはよく分かると理解されました。
きいちのぬりえの印象
・私は日本が好きなので、一般的な回答になるかどうだろうかといいながら、
「カワイイ」と日本語で言われたので、「カワイイ」という言葉は欧米で使われるようになったと聞いていましたが、彼女の言葉をきいて、海外で使われているのを実感しました。、
・「目がヨーロッパ的ですね。フランス人は、細い目や黒髪になりたいのに、この絵はその反対。だれも、別のものに憧れるのね」と目をほころばせて見ていました。

投稿者:Nurie |投稿日:06/06/14 (水)

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