« 3月美術館ニュース | メイン | 3月美術館便り(4月、5月合併号) »

5000人目の来館者を迎えました。

ぬりえ美術館が開館して、3年半、春らしいあたたかな気候に恵まれた3月11日の土曜日に、5000人目のお客様をお迎えすることができました。

宇田様ご来館いただきまして、ありがとうございました。
5000.jpg
開館日ごとに、いろいろなお客様に会えることは美術館を開館していることの大きな喜びです。そしてその感謝の気持ちを代表して、1000人ごとに記念をしています。
1000人の方は、ぬりえ大好き少女だった20代の女性、2000人目の方は、ご主人とご一緒にいらした、駄菓子屋さんの思い出が沢山綴ってくださった40代の奥様、3000人めは、ぬりえ好きが高じてファッション関係の仕事をしていらしゃる20代の女性、4000人の方も同じようにぬりえが大好きで、その影響から洋服は自分で作っているという20代の女性がたでした。
そして、今回の5000人目の方は、ぬりえや着せ替え、特にきいちが好きで雑誌などできいちを見ると喜んでいらっしゃるお母様のために、ぬりえ美術館にきてくださった親子さんでした。
お一人で、お友達同士で、姉妹で、ご主人とご一緒になど、ぬりえ美術館を訪れる人は様々ですが、親子さんで来館されるかたも数多くいらっしゃいます。私はそれをとても、嬉しく、そして微笑ましく思いながら拝見しています。
お母さんの思い出を親子で共感できるなんて、何と素晴らしいことでしょうか。きっと、お嬢さんの子供の頃に、お母さんが描いていくれた絵は、きいちのぬりえの少女のような顔だったのかもしれません。お母さんの子供の頃の思い出が、お嬢さんの子供の頃の思い出の中にも生きているのです。
その思い出は今まで忘れていたり、気が付かないでいたものが、ぬりえ美術館のぬりえを通じて、共通のものとして平成の今の時代に浮かび上がってきたのです。
今回の宇田様は、お母さんが喜ばれる姿をみて、本当に嬉しそうでした。
このような素敵な瞬間に立ち会え、このような場所を提供できることを本当に嬉しく思いながら、美術館で過ごしています。

投稿者:staff |投稿日:06/03/11 (土)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/811

コメント

昨日はありがとうございました。きいちのぬりえは母が幼少の頃親しんだ遊びで現在も雑誌等で紹介されると大変懐かしくしていたので私も美術館に行く事をとても楽しみにしていました。その上に5000人目の来館者であったとは大変嬉しい事でした。展示されたぬりえやきせかえ人形を見て私も母も自分の小さい頃に戻れて楽しかったです。家に戻って久しぶりにぬりえをしましたが新鮮でした。これからも楽しんでいきたいと思います。母はきせかえも欲しかったらしくぜひ販売を希望します。よろしくお願いいたします。

投稿者 宇田 : 2006年03月12日 16:33

お母様とご一緒に、ご来館いただきまして、ありがとうございました。楽しんでいただいて、何よりでした。
「きせかえ」の件は、美術館としても欲しいのはやまやまなのですが、バラバラにして遊ぶものなので、一枚のシートとしての状態のきせかえが余りないので作ることが難しいという問題点があります。
今後も収集をつづけて、ぜひ販売につなげて行きたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

投稿者 ぬりえ美術館 : 2006年03月12日 18:59

コメントしてください



(アドレスは非公開です)


今後の投稿のためにアドレスなどを保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)