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NY図書館見学記1 NYパブリックライブラリー

NYパブリックライブラリー

パブリックという名前がついていますが、民間(NPO)がやっている図書館なのだそうです。
しかし、図書館というより日本の国会議事堂のような荘厳な建物で、宮殿と言ってもいいくらいの図書館でした。
「建造物としても歴史的価値が高く、その膨大な蔵書、保存資料から世界でもトップクラスの研究施設といえる」とJALのガイドブックに紹介されていますが、自分の持っていた図書館のイメージが、ガラガラと音を立てて壊されました。本当にその偉大さにビックリしてしいました。

階段を上って中に入ると、天井が高い広い空間にでます。見上げて、又思わず、ウーンと唸ってしまいした。「これが図書館かしら」と思ってしまったからです。
気を取り直して、本の貸し出しができる部屋へさらに階段をさらに上がっていきました。
●本の貸出
本を借りるには、IDカードが必要でした。IDカードを作ってもらい(写真もとります)今回は、通訳の方にIDカードを作ってもらい、通訳さんの名前で貸出をしてもらうことにいたしました。
パソコ(PC)ンで「ぬりえ」で検索をかけ、リストの中から、1冊選んでためしに出してもらうことにいたしました。Collectiblel Colorng Book の貸出をしてもらいました。
貸し出しカードのNO.がカウンターの頭上にでますので、それを待ってカウンターに行きます。適当な暗さに、時差もあり、ちょっと眠かったですが、待つことしばし。この本を係りの伯父さんが手渡してくれながら、その本の軽い説明をしてくれました。ちょっと内容まで知っていることに、軽い驚きを感じました。
●コピー
図書館でコピーをとるには、図書館によっては許可がいるのですあ、この図書館では許可はいりませんでした。コピーを録るには、金額をチャージして、コピー用のカードを購入して、支払いをすることになります。1枚につき、15セント。今朝のヒルトンホテルの事務センターのコピーは、25セントでしたから、やはり少し安いです。
●館内の印象
館内は、検索のPCやPC用のいすはモダンにできていますが、建物に不随するカウンターや置いてあるいすは古い木製で、とても気持ちよく落ちつきます。
この図書館の建物の中に、調べものをすること、学ぶということの真摯さが感じられ、勉強をしたいなと思わせる図書館でした。
●NYパブリックライブラリーとは
日本に帰って、調べてみますと、このライブラリーは、芸術家・研究者の支援を行っているが、何といっても、ビジネスの支援の機能が充実していることで知られている。高度な科学・経済金融情報を提供する端末をそろえたシブル(Science, Industry and Business Library)という図書館や、昨年からは、マイクロビジネスの支援のセンター(New York Small Business Resource Center)もできている。
 そこでは、サラリーマンや起業準備中の人々に対して、商標とか特許についての問い合わせから、法律的な問い合わせ、情報源についての問い合わせ、有料の商用データベースをも駆使して、専門家への紹介を含めたサービスを行っているそうです。

今私の住んでいる荒川区の図書館でも、図書館サービスの見直し、検討が行われていますが、単に本を借りて読むかでなく、企業、起業者に役立つ図書館の機能の検討も必要な時がきているのを、感じています。

投稿者:Nurie |投稿日:06/02/20 (月)

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