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2月美術館ニュース

2月は、寒さが一番厳しいときですが、春はもうすぐそこまで来ています。チュウーリップの芽がホンの少し土から顔をだしていますし、木の芽も少しづつ膨らんでいます。
春の訪れを待って、今月も皆様を暖かくするぬりえをご紹介いたします

  館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、テーマを設けて展示している企画展とは別に、その時々に 合った季節のものを月毎に展示替えしています。
 このコーナーでは、月替わりのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

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タイトル:ゆであずき
作  者:きいち
年  代:昭和20年代


 女性なら大好きな甘味の代表のひとつが"あずき"であり、冬の寒い時期に、ホッと体と心をあたためてくれる日本の美味しい食べ物ではないでしょうか。
 お汁粉、ぜんざい、ゆであずき、それから、餡子と小豆をつかった食べ物は沢山あります。小正月の1月15日には、小豆粥を食べる習慣があり、邪気を払い、無病息災を祈りますが、あずきには、良質のたんぱく質、ビタミン類(B1、B2)やカルシウム、リン、鉄、食物繊維など幅広く含まれています。ビタミンB1、B2は、体内で糖質(でんぷん)や脂肪を分解し、カロリーに換えるのに不可欠な栄養素で、これが不足すると体がだるくなったり無気力になったりします。ビタミンB1、B2に富むあずきは、元気の素といえるのです。更に女性にとっては、あずきに含まれるビタミンB2が、体内の代謝を活発にする働きがあり、皮膚を美しく効果があるそうです。
その他、あずきの煮汁には、老化、ガンを予防するサポニンも含まれていて、利尿効果や抗アレルギー作用があり、むくみや免疫力を高めるのに有効であり、食物繊維が豊富で、便秘解消にも効果的ということも言われています。
 冬に小豆粥を食べたり、ゆであずきやぜんざいなどを食べたくなるのは、冬の体に必要な栄養素として、本能的に体が要求しているからなのでしょう。
 皆様も、ゆであずきが食べたくなったのではありませんか?


【今月のエントランス】
まだ厳しい寒さが続く2月。ぬりえの女の子はどのように冬を暖かく過ごしていたのでしょうか。
ぬりえの女の子と一緒にあたたまってください。


【ぬりえ美術館掲載情報】

○雑誌:『週刊文春』に辛酸なめ子さんの連載「ヨコモレ☆通信」のなかで、ぬりえ美術館
およびぬりえサロンが、大人のぬりえの活用法に関連して紹介されました。(12月)

○テレビ:フジテレビ「子育てれび」で子育てにお役立ちの場所としてぬりえ美術館が紹介されました。(放映日:1月20日金曜日11時25分~11時30分

投稿者:staff |投稿日:06/02/10 (金)

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