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永遠なりきいちのぬりえ展(2)

昭和のぬりえ作家 蔦谷喜一追悼展
開催期間:平成17年3月12日(土)~5月29日(日)

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●絵はぬりえと一緒に販売されたおりがみの表紙

その後のきいち
昭和34年(1959年) 皇太子殿下(現天皇陛下)の挙式
昭和35年(1960年) NHKと民放がテレビのカラー放送を開始
昭和39年(1963年) 東京オリンピック開催などの出来事があり、テレビが一般家庭に普及していくこととなる。
昭和38年(1962年) 我が国初のアニメーション『鉄腕アトム』が放映されると、『狼少年ケン』などが後に続き、以後アニメブームへ突入していく。これらのテレビの影響で、ぬりえは下火となって、衰退していく。
昭和40年(1978年) 61歳 リースや即売用の美人画を書き始める。
昭和53年(1978年) 64歳 資生堂ザ・ギンザのギャラリーにて「きいちのぬりえ展」が開催される。第2次きいちブームの火付け役となる展覧会であった。
昭和60年(1985年) 71歳 このころから「童女百態シリーズ」に取り組み始める。ひな祭りや羽根つき、七夕など、主に日本の文化や風習ななどを取り入れた童女の姿を日本画で表したものである。
その後、コマーシャルに使われることが度々あり、人々の記憶を呼び覚ましていく。

平成 5年(1993年) 79歳 テレビ朝日の自社キャンペーンに起用される。
平成 7年(1995年) 81歳 東京駅ギャラリー三田や銀座松坂屋などで「童女百態」の原画展が開催される。
平成 9年(1997年) 83歳 埼玉県春日部市のギャラリー星の館で原画展が開催される。
平成11年(1999年) 85歳 早稲田塾のキャンペーンに起用される。
平成13年(2001年) 87歳 埼玉県小川町で「ぬりえ展」が開催される。
平成14年(2002年6月)88歳 フランスパリのカルティエ現代美術財団にて村上隆氏がキュレーションする「ぬりえ展」に出品
平成14年(2002年8月)ぬりえ美術館開館
平成15年(2003年) 89歳 早稲田塾のキャンペーンに起用される。
平成16年(2004年) 90歳 喜多方市立美術館にて「きいちのぬりえ 蔦谷喜一の世界展」が開催される。
平成17年(2005年) 2月24日91歳で永眠

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●絵はシンデレラひめ
ぬりえ美術館開館にあたり、きいちより贈られた絹絵。美術館にふさわしくぬりえ風に白黒で描いた絹絵の「シンデレラひめ」
今回の追悼展で、初めて展示いたします。

投稿者:Nurie |投稿日:05/03/20 (日)

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