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きいちの絹絵(1点)寄託される

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奈良の中村様より、きいちの絹絵1枚とぬりえ1袋(マッチ売りの少女)が2月5日に寄託されました。
中村様は、その絵を知人のコレクターの方から、昨年譲り受けたそうです。個人で持っているよりきいちファンの方に見ていただきたいと、ぬりえ美術館に持参してくださいました。近日中に、美術館入り口付近の展示をしたいと思います。

絵は、縞柄の着物をきた少女が、お使いにいく姿を表しています。赤い足袋は、季節が冬であることを感じさせます。
きいちの好きな美人画に「行灯」という絵があります。(小学館発行「私のきいち」に掲載)その絵についてきいちは、「縞柄に挑戦した」と言っています。動きによって柄が動いていくところに挑戦したのだと思います。
きいちが画家になったきっかけとなった山川秀峰は、非常に細密に着物の柄など描いてあり、その点に惹かれて画家を志しました。その気持ちを忘れず、ぬりえでも、童女百態の日本画も、細かく描写しています。
寄託された絹絵も、その縞柄の着物姿です。小走りにお使いででかけていく雰囲気がよく出ていますね。
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ぬりえ(袋)マッチ売りのしょうじょ
中村様、ありがとうございました。大切に展示させていただきます。

投稿者:Nurie |投稿日:05/02/07 (月)

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