シンデレラひめ
平成14年(2002)にぬりえ美術館開館のお祝いにきいちより
進呈された絹本である。
ぬりえ美術館は「ぬりえ」を展示する美術館であるので、この絹本は色を使わずモノクロで描かれている。
出雲の阿国
きいちは、若い頃より歌舞伎を好み、娘が生まれてからは娘を日本舞踊に通わせるなか、自身も“ミイラ取りがミイラになる”となり、日本舞踊の名取にまでなっている。
出雲の阿国は安土桃山時代の女性芸能者で、ややこ踊りを基にしてかぶき踊りを創始したことで知られている。
およめさん
ぬりえにも花嫁さんが数多く描かれた。当時の女の子の
憧れが花嫁さんであったからだ。
身近に見る女性で一番華やかで美しいのは花嫁さんであったので、憧れの対象になったのであろう。
絹本にも花嫁さんやお仲人さんの着物の柄を変えて、花嫁さんが描かれている。
エンゼル
晩年きいちは、エンゼルが好きになり、エンゼルの絵を描くようになった。
これらの絹本の他に、ぬりえ類は「花嫁さん」、「歌・踊り・楽器」、「浴衣姿」、「夏の遊び」を「テーマにした作品を、展示室中央の什器に展示をしております。
晩年の絹本とぬりえをどうぞごゆっくりご覧ください。