« 8月の美術館ニュース(1) | メイン | ぬりえコンテスト優秀作品賞受賞者来館 »

8月の美術館ニュース(2)

モノづくり見学・体験スポットの人気工房

(株)ムラマツ車輌(リヤカー製造) http://www.muramatu-s.co.jp/
●現代に甦る「リヤカー」60年の技術
ムラマツ車輌は、今年が創業60周年の貨物運搬器具や業務用什器類の老舗メーカーです。特に、数少ないリヤカーのメーカーとして全国的にも有名です。2代目社長の村松孝一さん(63)は、小回りの利く簡便な搬送車両「リヤカー」の技術を現代に受け継ぎ、その特色を生かして独自の「物を運ぶ」分野を次々に切り開いて、リヤカーの新たな歴史を刻んでいます。今では、産学連携による製品開発にも取り組み、若手技術者も積極的に採用して斬新さを加味し、リヤカーに明るい展望を描いています。

●「物を運ぶ」分野で活躍中
小回りの利くリヤカーは、交通規制や狭い道の多い都市部には最適の搬送手段。自転車と一体化することで、排気ガスゼロのエコ車としても見直されて人気が出ています。すでに、宅配便のデリバリーカートや、食品店・弁当店の食材配達車として活躍していますが、特に「電動アシスト付きの貨物用三輪自転車」は物流・物販業界向けを中心にヒット製品の様相をみせています。リヤカーを利用した屋台も定番の製品で、新たな注文が絶え間なく続き、地震など災害時の緊急用貨物運搬用具として備蓄されるケースが増えています。また、リヤカーは、アフリカの発展途上国からも注目され、村松さんは政府ODAの一環としてタンザニアからの研修生を受け入れ、さらに現地に赴いて、リヤカー製造を指導した経験も持っています。

●職人集団の新製品づくりをご覧ください!
ムラマツ車輌のホームページでは、「リヤカー博物館」を開設して、リヤカーの歴史の解説や技術伝承に努めているほか、テレビ、新聞、雑誌などでもたびたび紹介されて、知名度を高めています。
 工場を訪れる(要予約)と、町工場の雰囲気を実感しながら、リヤカーの製造工程が見学でき、時にはオリジナルの新製品も見学できます。

今月のエントランス

「たくさんおかいもの」
年代:昭和30年代 作者:きいち

8月は、「食べ物」をテーマにしたぬりえを展示しています。
「たくさんおかいもの」の子どもは、重そうな袋を抱えつつも、足取りは軽やかで、何だか浮き浮きとしているように見えます。ネッカチーフを頭に巻いて、フリル付きのエプロンを掛けた姿は、お洒落なウエイトレスさんのようです。袋から見えるフランスパンが、より一層、少女を素敵にみせています。

大人気の缶バッチに新シリーズ登場!
   
   
上:缶バッジ大 直径5.5cm(400円)、下:缶バッジ小直径3.2cm(250円)
美術館オリジナルグッズの缶バッチシリーズがリニューアルしました。今回もレトロでかわいい、きいちの描く女の子達のバッチが勢ぞろい。バッグやポーチにつけたり、プレゼントにもどうぞ。

【展示室のご案内】
8月~10月の企画展は「少女の憧れ、夢。ぬりえがすべてだった展」と題して、夢あふれるぬりえを展示しています。
第2回東京新聞ぬりえコンテストの優秀作品18点も同時展示しています

投稿者:Nurie |投稿日:11/08/03 (水)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1530

コメント

コメントしてください



(アドレスは非公開です)


今後の投稿のためにアドレスなどを保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)