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7月の美術館ニュース1

今年の夏は、節電がテーマになりそうですね。エアコンより扇風機に注目が集まっています。
緑のカーテンも人気のようで、市町村でも緑のカーテンをお勧めするため、講習会などを開催しているそうです。緑の植物を通して流れる空気は、涼しく感じられるでしょうね。

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
  
タイトル:ゆあがりでいいきもち
作  者:きいち
年  代:昭和30年代

7月のエントランスは、浴衣がテーマのぬりえを展示しています。
湯あがり、浴衣というと縁台というイメージがでてきますが、最近では縁台というものを見る機会も少なくなりましたね。
昭和30年代、夏になると縁台が庭先に出され、そこで氷水を飲んだり、おじさん達は将棋をさしたり、夜になると外のほうが涼しいので、蚊取り線香などをおいて、団扇で扇ぎながら夕涼みをしたものです。

今や都会ではエアコンの室外機の熱のため、外気温度が高いため、外で夕涼みをするということがなくなりました。しかし、今年の夏は「節電」をテーマに、人々の暮らしぶりが様変わりをするかもしれませんね。
私達、日本人は夏でもお風呂に入り、涼を取るという方法を知っています。以前、ドイツの方が日本に旅行したときのお話を聞いたことがあります。夏休みに日本に旅行に来て、一日のツアーの終わりに、お風呂を勧められたが、暑い時期に暑いお風呂に入ることが理解できなかったそうです。しかし、実際に体験してみたら、日本の夏にはお風呂に入ることのほうが、涼しくなることを体感して、ビックリしたと話されていました。日本人の夏以前11月頃ドイツのバーデン・バーデンの温泉に入った時のこと、温度が低くてビックリ。寒がりの私は一番温かい温泉に首までつかっていましたが、それでももっと熱ければいいのにと思いながら入っていました。ドイツの方は体温、体力が違うのでしょうか。その低い温度の温泉でも皆さん元気に、嬉しそうに利用されていました。
節電の今年の夏、扇風機、蚊取り線香、ステテコ等など、昭和30年代の昭和に活躍したものが、見直されそうですね。(館)

投稿者:Nurie |投稿日:11/07/05 (火)

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