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6月の美術館ニュース(2)

モノづくり見学・体験スポットの人気工房

ミニ厨房庵は、ドールハウス用品の工房です。家業の金属プレス加工業を営んでいた河合行雄さんが、ドールハウス教室に通い始めた妻の朝子(ともこ)さんに金属製ミニチュア鍋を製作、プレゼントしたのを機に、平成17年、自社工場の一角を工房に改築しました。それから、国内のドールハウスイベントへの出展を重ね、オリジナルの製品づくりで注目を集め、平成22年には念願であった海外での出展を果たし、国外からも注目を集めています。
◆家族で作る「12分の1」サイズの精巧な作品
「ドールハウス」は海外では親子代々受け継がれる家宝として扱われています。建物や家具など、それぞれの作家によって作りだされた作品を親子代々集めて1つのハウスを完成させていくため、製作するサイズは「実物の「12分の1」が世界基準になっています。これらの小物は美術品として扱われ、高い技術力が要求されます。
 ミニ厨房庵では家業の金属加工業で培ってきた技術科を生かして製作しています。なかでも、銅やステンレス、銀など金属を素材にして製品は希少で、それが国内外で評判となっています。
工房は、主催者の行雄さんが金物類を加工して作品を製作し、無機質になりがちな金属類に温かみをもたせるよう店長の朝子さんと娘のあさみさんが粘土などで小物を作ります。
海外出展のときは、「ミニ厨房庵」ではなく、3人のイニシャルを入れた「TYA Kitchen」という作家名で活躍しています。家族で作る商品点数は600点を超えています。
◆ドールハウスの魅力を実感してください。
ミニ厨房庵では、発足以来、工房への見学が増え、展示販売をするようになりましたが、「みなさんにドールハウスをもっと知ってほしい。もっと観ていただきたい」と、開店6年目の今年に入りリニューアルしました。
工房では展示会で人気を集めた「お店屋さん」シリーズなどの作品が展示され、家族で取り組む製作現場が見学できます。自分だけのミニチュア製品つくりを体験することもできます。

今月のエントランス

「おかたをたたきましょう」
年代:30年代 作者:フジオ
今ではあまり見かけなくなった縁側は、日本の家の中でも、よく日の当たる所で、おじいさん、おばあさんがすわっていたものです。
肩をたたく女の子も、肩をたたかれているおばあちゃんも優しくほほ笑み、二人の絆が伝わってくる一枚です。
 
ぬりえコンテスト開催!!
東京新聞にて、第二回ぬりえコンテストの募集をしています。
締め切りは6月15日(水)
東京新聞HPからも、「ぬりえ台紙」をプリントアウトできます。
http://www.tokyo-np.co.jp/ad/nurie/
ご応募お待ちしています。
優秀作品13点を館内に展示いたします。

【展示室のご案内】
6月~7月は、常設展となります。
ぬりえ体験コーナーもございますので、ごゆっくりお楽しみください。
尚、東京新聞ぬりえコンテストの優秀作品は7月より展示予定です。

投稿者:Nurie |投稿日:11/06/10 (金)

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