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12月の美術館ニュース

1年の終わりを迎えました。毎年月日の経つのが早くなるような気がしています。
1年を振り返り、来年の計画をゆっくり考えてみたいものです。皆様の1年は、どのような1年であったでしょうか? 来年も素敵な年になりますよう、お祈りしています。

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
12月のエントランスは、きいちの素敵なモード、ファッションがテーマのぬりえの展示でございます。


タイトル:みどりのくつとみどりのようふく
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
寄贈者 :福井 紅子氏
なんておしゃれな服なのでしょうか? 襟元にリボン飾りがつき、襟元とスカートには、違う色の生地が使われ、刺繍が入っています。
昭和20~30年代に、このような素敵なお洋服はどこにでも手に入るという服ではありませんでした。街の洋品店には、買いたくても素敵な商品は余りないのですから、作って貰うことになります。婦人雑誌にはモデルさんが着た婦人や子ども用の写真とそれらの型紙が掲載されていました。それらの本の中から好きな服を見つけて作ってもらうのです。洋裁が出来た母や叔母に作って貰った服のことを今でも覚えています。
「ひまわり」や「それいゆ」の中原淳一さんは、戦前の時代からスタイルブックとして服のデザインや着こなしを提案されていました。今見てもすこしも古臭くなくて、現在でも通用するエレガントで上品なデザイン、スタイルです。それらの素敵なデザインの服が、街にあふれるようになるのには、まだまだ時間が必要な時代でした。(館)

町屋・スカイツリーおススメ・ビュースポット
連日ニュースでも話題に挙がっている東京スカイツリー。完成すると高さ634メートル、世界一高い自立式電波塔になるそうです。すでに近くまで足を運ばれ、目の前でご覧になられた方も沢山居られることでしょう。
そのスカイツリー、実はこの荒川区からもご覧になれることにお気づきでいらっしゃいますか。南千住駅付近等からもよく見えるそうですが、都電「荒川区役所前」やその付近から都電とスカイツリーを一緒に写った素敵な写真が沢山ホームページで紹介されています。

都電とスカイツリーのツーショット
都電荒川線「熊野前」付近より撮影

■スカイツリーのオフィシャルホームページ■
http://www.tokyo-skytree.jp/

平成22年度
“荒川区の振興と発展に貢献した功労者”表彰を受賞

去る11月25日に当館館長の金子マサが荒川区より功労者表彰を受けました。
平成14年8月の美術館開館より8年、今回の表彰が更なる地域の文化交流を産み、
世界を結ぶ契機となるよう、より充実した活動に努めていきたく思います。

今月のエントランス

「赤いケープ」
年代30年代 作者:きいち

ケープやフードなど、大変先端のファッションを少女の好きな赤で表現しています。
フードやケープの縁には、飾りもついています。ハイソックスもブーツのようで、今でも通用するデザインですね。
小さいバッグをもって、これからクリスマスのお買い物にでもでかけるのでしょうか?

【展示室のご案内】

11月~2月は「お姫様、着物、ドレス」など当館でも人気の高いぬりえの展示をしております。素敵なお洋服は年齢問わず女性の憧れです。ぬりえ体験コーナーもございますので、お好みのお洋服に仕上げてみませんか?
どうぞ、ごゆっくりとお楽しみください。

投稿者:Nurie |投稿日:10/12/04 (土)

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